小学教師の雑感・多感

通じるものがあれば幸いです。

ぜひ情報交換いたしましょう。

リスクを引き受ける能力 (risk-taking abirity)

2006年03月07日 | 地域・社会



 ◆ 「リスクを引き受ける能力」 (risk-taking abirity) ◆

    豊かな人生を送るためには、大切な力だと思う。


「リスク」とは、“危険”や“ピンチ”という意味だけに捉われがち。

だが、“未来への不確定要素・要因”という意味も含まれる。

リスクを負わねば(未来への不確定要素にチャレンジせねば)、未来は開けない。

リスクを引き受けずして、より“危険”な“ピンチ”を招くことも度々ある。


教育の仕事とは、未来を切り開く力を育むものではないか。

だが現状は、可能性にチャレンジすることなく、“保身”に走る若者が多い模様。
               
  (文末のデータから、そんな風に読み取れる)

保身が悪いことだとは思わない。むしろ、大いに保身しよう。

だが、リスクを負わぬことが、本当に“保身”になるのか、深く問うべきだと思う。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(財)日本青少年研究所による最近の青少年の実態調査
http://www1.odn.ne.jp/youth-study/

日本・アメリカ・中国・韓国の4ヶ国比較を参照。

以下は、TBSテレビが調査結果をまとめたもの。


Q:あなたは次のどれに関心がありますか?

A:大衆文化(マンガ,雑誌,ドラマ,映画,音楽)に

日本=62.1%,アメリカ=22.1%,中国=35.2%,韓国=43.3%,


Q:あなたが現在大事にしていることは何ですか?

A:成績がよくなること

日本=33.2%,アメリカ=74.3%,中国=75.8%,韓国=73.8%

A:希望の大学に入学すること

日本=29.3%,アメリカ=53.8%,中国=76.4%,韓国=78.0%

A:自分の趣味などをいかすこと

日本=30.0%,アメリカ=39.7%,中国=45.9%,韓国=47.0%


Q:食べていける収入があればのんびりと暮らしたいですか?

A:まったくそう思う,まあそう思う

日本=65.0%,アメリカ=52.8%,中国=32.6%,韓国=52.8%


Q:家族のことに関心がありますか?

A:関心がない,あまり関心がない

日本=20.5%,アメリカ=11.1%,中国=11.3%,韓国=5.3%

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本日の記事は、知人(大先輩)のブログに触発されて書きました。
よろしければ、以下をご覧ください。

想いつくままに
http://blog.livedoor.jp/konton_1937/
日本の若いものの心は今「バブル時代」では?
http://blog.livedoor.jp/konton_1937/archives/2006-03.html#20060306

男女の違い~求める「完璧さ」より。

2006年02月18日 | 地域・社会


C.G.ユングさんは、男女の違いをこんな風に説明した。

「 男は“perfect”な完璧さを求め、女は“complete”な完璧さを求める 」


“perfect”は、“per”と“fect”からできていて、
それぞれ“through”(通って)と“fact”(事実・作為)を意味する。

つまり“perfect”とは「通って作為する」こと。意訳すれば「ぶった切る」こと。


それに対し“complete”は、“com”と“plete”からできていて、
それぞれ“with”(いっしょに)と“plenty”(繁栄・満たす)こと。

つまり、“complete”とは「いっしょに満たす」こと。


「ぶった切る」完璧さ(perfect)が、男性的。

「いっしょに満たす」完璧さ(complete)が、女性的。

なかなか、説得力がある。


時々「包み込む力」(complete)の強い女性教師には、敵わないと思うことがある。

だが、「ぶった切る父権」(perfect)も、育児には大切な要素だとも思う。

そもそもそんな比較-競走すること自体が「男性的」な行為なのかもしれない。


天から与えられた性(役割)を満喫し、豊かな人生を送っていきたい。

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年賀状の返信率

2006年01月06日 | 地域・社会


冬休み最後の昼食。

ゆったりとしたコミュニケーションを楽しむ。

そんな中、学年主任からこんな話。

 「今年は、年賀状がどのくらい返ってくるかしら。
  今のところ、半分も貰っていない気がするわ。」

何でも、昔はほとんどの児童から返信があったとのこと。


昨今、地域連携の重要性が、盛んに叫ばれている。

連携を計る指標の1つに「年賀状の返信率」などを入れてはどうか。
 (もちろん、“喪中”などは差し引く)

時代差や地域差を、教師の主観ではなく、データで比較してみることも興味深い。


そもそも私が子供の頃は、教師から年賀状をもらった記憶など、ほとんどないが。

教師→子供の構図を、時代差や地域差で検討してみるのも面白いかもしれない。

この調子でいくと、教師が返信ハガキ付きで、
子供に年賀状を書く時代がやってくるのかもしれない。。。

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差し入れ~

2005年11月17日 | 地域・社会



地域の農家の方が、ほうれん草とサツマイモを大量に持って来てくれた。

心遣いがとても嬉しい。地域とのつながりを大切にしていきたいですね。

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かぎっこ

2005年09月08日 | 地域・社会

台風の影響で、大雨・強風注意報が発令された。

学校長は判断に迷っていたが、一斉下校をさせることにした。

加えて、ランドセルを置いて下校するように命令した。


私は子どもたちに、ランドセルに付いている家のカギを持ち帰るように指示した。

帰宅しても家に入れないのでは困るからだ。

徹底できるよう「カギを持った人は手を挙げなさい」と再度確認する。


すると、その数の多さ驚く。クラスの3分の2くらいが「鍵っ子」なのである。

予備という意味もあるだろうが、それを差し引いても凄い数だ。

私が子どものころは「鍵っ子」というのは、ある種、特別な存在だったような気がする。


  「ただいま~」

  「おかえり~」


これだけの会話に、どれだけの教育的効果があるのかを思う台風の日であった。

PTA主催~親子清掃大会

2005年08月27日 | 地域・社会
夏休み最後の週末。

気持ち良く二学期がスタートできるように清掃活動が企画された。

我がクラスで参加した親子は二組。ほかのクラスも似たような感じだ。

学年主任が「昔はこういう企画に参加するのが当たり前だったのにね」と寂しそうにつぶやいていた。

今回参加した二人は、日頃から教室を自ら進んで清掃してくれる「できた子」だ。

『親の意識が子の意識』…ある一面の真理かもしれない。

盆踊り②

2005年08月17日 | 地域・社会

地域訪問という名のパトロールで、教師は盆踊りに顔を出す。

「結構です」と言っても、ビールを頂いたり、席を設けてくれたりする。

教師が「地域に大事にされているな」と思う一コマかもしれない。

大事にされることで、大事にするし、大事にすることで、大事にされる。

教師である前に一人の人間なのだ。

「より早く、より多く」大事にしていきたいとは思うけれども。

地域・保護者の方々と、より良い人間関係を循環させていきたいと心から思う。

盆踊り

2005年08月16日 | 地域・社会


地域訪問という名のパトロールで、教師は盆踊りに顔を出す。

教え子たちが「先生どうしたの~、何でいるの~」と駆け寄ってくる。

色とりどりの浴衣を着た彼女(彼)らと出会うと心の底から幸せな気分になる。

そろそろ帰ろうとすると、子どもから呼び止められる。

 「先生、もう帰っちゃうの~、もっといなよ~。ビールもあるよ~。」

ビールで釣るとは、押さえどころを知っている。

成績は決して良くない子だが、『世渡り上手』という項目があれば、間違いなく“A”を付けるだろう。。。