繊維メーカの研究職として、定年まで勤め上げた方。
再雇用として、今年から「理科支援員」として本校に勤務。
2月いっぱいで契約が終了し、来年度以降、どうなるか分からない。
そんな理科支援員さんの最終授業。
朝自習の間に、子ども達にお礼の手紙を書かせる。
「知っての通り、理科支援員さんは、今年はじめて学校で働いた。
なので、みんなから手紙をもらうことで、きっと大喜びするだろう。
でも、もっと喜んでもらえるために、渡し方を、一工夫、一ひねりしよう!」
子どもから、いろいろな意見が出される。
「理科室のどこかに手紙を隠しておき、さりげなく見つけてもらえるように作戦を立てよう。」
「教室の黒板にメッセージや飾り付けをしておいて、授業の後に理科室から来てもらって手紙を渡そう。」
「昼休みに一緒に遊び、サヨナラを言った後に、職員室で渡そう。」
どれも楽しそうだが、最終的にはこんな演出に・・・
授業が終わる頃、「この前やった電気の実験をもう一度やりたい」と発言する。
理科室のカーテンを閉め切って暗くし、手動で発電する懐中電灯で遊び出す。
支援員さんが、「そろそろやめにして」と言う頃合いを見計らい、その電気を支援員さんに向け、スポットライトを当てた中で、手紙を渡す。
そして計画を実行する際、機転がきく子の発言で急遽作戦変更。
「この実験器具には、電気を蓄えてオルゴール音を鳴らす機能もついている。クラスの半分の人は電気を当てるのではなく、オルゴールを鳴らそう。」
支援員さんに分からないように、懐中電灯(スポットライト役)とオルゴール(BGM役)を分担する。
そして、いよいよ作戦決行。
子ども達が手動で発電した電気が、光と音となり、手紙を渡す場を演出する。
私も子どもも驚くほど、あっという間に支援員さんの瞳には涙が。
支援員さんは、涙を隠すように準備室に消えていく。
そして、戻ってきて一言。
「先生は、この6年○組が一番好きでした。有り難う・・・」
再雇用として、今年から「理科支援員」として本校に勤務。
2月いっぱいで契約が終了し、来年度以降、どうなるか分からない。
そんな理科支援員さんの最終授業。
朝自習の間に、子ども達にお礼の手紙を書かせる。
「知っての通り、理科支援員さんは、今年はじめて学校で働いた。
なので、みんなから手紙をもらうことで、きっと大喜びするだろう。
でも、もっと喜んでもらえるために、渡し方を、一工夫、一ひねりしよう!」
子どもから、いろいろな意見が出される。
「理科室のどこかに手紙を隠しておき、さりげなく見つけてもらえるように作戦を立てよう。」
「教室の黒板にメッセージや飾り付けをしておいて、授業の後に理科室から来てもらって手紙を渡そう。」
「昼休みに一緒に遊び、サヨナラを言った後に、職員室で渡そう。」
どれも楽しそうだが、最終的にはこんな演出に・・・
授業が終わる頃、「この前やった電気の実験をもう一度やりたい」と発言する。
理科室のカーテンを閉め切って暗くし、手動で発電する懐中電灯で遊び出す。
支援員さんが、「そろそろやめにして」と言う頃合いを見計らい、その電気を支援員さんに向け、スポットライトを当てた中で、手紙を渡す。
そして計画を実行する際、機転がきく子の発言で急遽作戦変更。
「この実験器具には、電気を蓄えてオルゴール音を鳴らす機能もついている。クラスの半分の人は電気を当てるのではなく、オルゴールを鳴らそう。」
支援員さんに分からないように、懐中電灯(スポットライト役)とオルゴール(BGM役)を分担する。
そして、いよいよ作戦決行。
子ども達が手動で発電した電気が、光と音となり、手紙を渡す場を演出する。
私も子どもも驚くほど、あっという間に支援員さんの瞳には涙が。
支援員さんは、涙を隠すように準備室に消えていく。
そして、戻ってきて一言。
「先生は、この6年○組が一番好きでした。有り難う・・・」