習慣HIROSE

映画・演劇のレビュー

『虹の女神』、現実という壁の前に立つこと。

2006-10-30 10:19:53 | 映画
映画が終わったとき、「あまり、泣けなかったね」という隣に座っていた女の子たちの会話が耳に入った。そりゃそうだろう。これは泣かすための映画ではない。そして、残念ながら高校生の<子供>が見る映画でもない。  大学生を描く映画というのは、実はそんなに多くない。学園ものの舞台は、ほとんど高校と決まっている。そんな中で、この映画は大学の校内を舞台にする稀有の映画だ。大学には高校のような夢物語はもうないか . . . 本文を読む
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