沙塵暴

2018-11-24 09:46:09 | 日記


中国で、特に強く風が吹き荒れ、視界が利かなくなる激しい黄砂現象のことを言う。中国語で、「沙塵」は砂と粉塵、「暴」はあらしを表す。近年には、平均で月1回の発生が観測されるなど、被害が甚大化しており、日本政府でも対策への支援を行っている。
なお、黄砂現象とは、中国の乾燥地帯(ゴビ砂漠など)や黄土高原などから、大量の微細な砂じんが風によって吹き上げられ、上空の偏西風に乗って遠距離を運ばれたのちに沈降し、あたり一面に黄色っぽい砂ぼこりを降り積もらせる現象のこと。季節風に乗って、数百・数千キロを超えて影響を及ぼす。日本国内にも毎年春先に、偏西風に乗って運ばれた黄砂が空や大地を黄色く染めている。

プランクトン

2018-11-24 09:44:38 | 日記

浮遊生物(水域の生物のうち、水流に逆らって移動することができず、受動的に運ばれる受け身の行動生態をとる生物)のこと。ただし、全てのプランクトンの動きが完全に受動的というわけではなく、遊泳能力があるプランクトンもある。語源はギリシア語の「放浪者」という意味の言葉。
プランクトンの多くは顕微鏡的なサイズだが、必ずしもプランクトン=小型というわけではなく、クラゲなどの大型のものは直径数10mに達する。プランクトンには全生活史を通して浮遊生活の終生プランクトンと、魚卵や仔魚、貝類や甲殻類の幼生のように生活史の一部のみ浮遊生活をする一時プランクトンがある。
大きく植物プランクトンと動物プランクトンに分けられ、それぞれ生産者と一次消費者として水域生態系の底辺を支える重要な要素である。

バンカー油

2018-11-24 09:42:42 | 日記

国際航空及び外航海運のための燃料のこと。
国土交通省によるとバンカー油の燃焼に伴うCO2排出量は、世界全体の温室効果ガス排出量の約4%を占める。しかし国にどう割り当てるかの方法が難しいため、現在のところ、バンカー油による二酸化炭素排出は各国の温室効果ガス削減の対象から除外されている。
この問題は、気候変動枠組条約をはじめ、国際民間航空機関(ICAO)及び国際海事機関(IMO)において検討されており、日本も積極的に検討に参加している。また、今後の議論に資するために、国土交通省は、排出削減に向けた技術的見通しについて検討を行い、さらに具体的な削減方策について、その適用可能性について検討し、今後の国際議論に反映させたいとしている。