NOAEL

2014-07-31 15:01:46 | 日記
無毒性量ともいう。
化学物質の毒性試験では、複数の用量段階で動物への毒性を観察するが、そのうち悪い影響が見られない最大用量のこと。

ネクトン

2014-07-31 15:00:18 | 日記
遊泳生物(水域の生物のうち、プランクトンとは対照的に自由遊泳能力が比較的大きく、水流に逆らって自力で移動することができる生物)のこと。
ネクトンの大部分は魚類であるが、大型の遊泳性甲殻類やイカ、タコなどの頭足類、ウミガメやウミヘビなどの海産爬虫類、イルカやクジラ、アザラシなどの海棲哺乳類なども含む。また、アホウドリ、ミズナギドリ類などの海鳥も生活の場を海洋に依存しているのでネクトンの範疇に入れることもある。
大型のネクトンは捕食を通して生態系に大きな影響を及ぼすことがある。ネクトンの多くは食料や毛皮などに利用され、重要な資源となっている。

NIMBY

2014-07-31 14:58:24 | 日記
公共のために必要な事業であることは理解しているが、自分の居住地域内で行なわれることは反対という住民の姿勢を揶揄していわれる概念。
正確には、NIMBY症候群。「(必要なのはわかるけど)自分の裏庭(=In My Back-Yard)ではやらないで(=Not)」という意味の英語からきている。
いわゆる迷惑施設の建設等に際していわれることが多く、具体的には、ごみ焼却場、し尿処理施設、産業廃棄物処理施設、リサイクル施設、埋立処分場、精神病院、葬儀・火葬場などがあげられる。これらの施設が嫌われる背景には、環境負荷の発生や地価下落のおそれや、感情的な嫌悪や不安などがある。
一見、住民エゴ、地域エゴにも見えるが、施設の受益者と被害者との乖離という問題が存在している。例えば、ごみ焼却場は、施設建設計画の持ち上がった地域住民のごみを処理するためであるよりも、都市で発生する大量のごみを処理することが目的となる。これは、公共性を問い直すものであり、問題解決には、施設そのものの安全性や環境保全対策に万全を期すると同時に、施設が快適な環境の維持・増進に役立ち、熱供給や福祉施設の提供など地元の地域社会への便益還元など、実施計画者や受益者と近隣住民とのコミュニケーションを図り、理解を得ることが必要となる。