雌巻貝類の雄化現象

2014-04-30 17:44:33 | 日記
しかし、雌巻貝類の雄化現象(インポセックッス)などのTBTの有害性が広く認められるようになり、カナダなどは船底塗料へTBTの使用を禁止したほか、国際海事機関(IMO)は船底塗料へのTBTの使用を禁止したAFS条約(用語「TBT条約」の項を参照のこと)を2001年に採択している。日本国内では、TBT塗料・TPT塗料の製造・使用が諸外国に較べても早い時期に停止され、また、そうした背景のもと、TBT条約の採択について日本などが提案したという経緯がある。なお、国内の規制としてはTBTが化学物質審査規制法の第一種特定化学物質または第二種特定化学物質環境に指定されて所要の規制が行われている

有機スズ化合物

2014-04-30 17:43:58 | 日記
スズに1~4個のアルキル基またはアリール基が共有結合した化合物
モノおよびジアルキルスズは主に塩化ビニル樹脂安定剤や産業用触媒に、トリアルキルスズやトリフェニルスズは防汚剤、農薬、防腐剤、殺菌剤、防黴剤などに用いられる。なお、自然界で微生物反応によりメチルスズが生成することが知られている。
また、有機スズ化合物の用語はトリブチルスズ化合物(TBT)をさす同義語として使われる場合がある。TBTは船底にフジツボなどの生物が付着するのを防止する目的で防汚剤として船底塗料に使われる。

植物の葉緑体やシアノバクテリア

2014-04-29 17:07:42 | 日記
植物の葉緑体やシアノバクテリアに含まれる光合成に関与する緑色色素。一般には葉緑素と言われてきた。クロロフィルa、b、cおよびバクテリオクロロフィルの4種類がある。
クロロフィルaはほとんどの植物に含まれているが、水域ではその濃度が植物プランクトンの量を示すこととなるので、さまざまな環境指標として用いられる。たとえば、植物プランクトンの餌となる無機塩類が多ければ、植物プランクトンが増えクロロフィルa濃度が高くなるため、水質汚濁の指標となる。
クロロフィルは可視領域において強い吸光特性を持っており、その吸収極大波長や吸光係数はクロロフィルの種類によって異なる

植物や微生物が行っている

2014-04-29 17:07:18 | 日記
植物や微生物が行っている葉緑素を用いた光合成により、大気中の二酸化炭素を炭水化物に代えて生物躯体として固定させること。
この炭酸同化作用以上に効率的な二酸化炭素固定技術はない。一方で、人工的な二酸化炭素固定技術の開発も行われている。もしも、このような技術が開発されれば、現在のような化石燃料の使用を前提にしながら地球温暖化を防ぐ事が可能になる。
しかし、現時点では固定化の際、膨大なエネルギーを消費し、結果的に固定化する以上の二酸化炭素を排出するなど実用化の域には程遠く、その可能性に疑問の声も多い