生分解性プラスチック

2018-11-17 10:29:16 | 日記
土の中に埋めると微生物によって水と二酸化炭素に分解されるプラスチック。トウモロコシ、ジャガイモ、サツマイモなどのでんぷんを発酵させてできるポリ乳酸から作られる。通常のプラスチックと比べ、石油資源を節約でき、廃棄時の環境負荷が少ないという利点がある。近年まで、採用例は窓付き封筒の窓枠部分のフィルムなど一部製品に限られていたが、技術開発の進展や原料価格の低下などにより利用が拡大。パソコンの外装部分など電気製品にも使われるようになっている。

重金属

2018-11-17 10:27:23 | 日記

アルミなどの軽金属に対し、金、白金、銀、水銀、クロム、カドミウム、鉛、鉄など、比重が4?5以上の金属を重金属という。
重金属は毒性が強いものが多く、それらは微量であっても繰り返し摂取した場合、体内で蓄積され、人体に有害である。公害病として知られている水俣病は有機水銀中毒、また、イタイイタイ病はカドミウム中毒が原因である。
日本では、昭和40年代から重金属や有害化学物質については、環境基準の健康項目の対象として水質測定及び排水規制が実施されてきた。

パルプモールド

2018-11-17 10:24:31 | 日記

原料の古紙・パルプを溶解処理後、成形型を用いてすき上げてつくる紙の立体成形品。
製法により、「ソフトモールド」と「ハードモールド」がある。前者は、金型に金網をに貼り合わせ、原料の希薄溶液に浸してすき上げ、水・空気を引き抜くことで繊維を付着させる。製品は1?3mm程度で、鶏卵用ケースや青果物トレー、工業製品の梱包材などに用いられる。一方、テックスとも呼ばれる後者は、高濃度の原料溶液を金型に注入し、プレス脱水して成形する。厚さ10mm以上に成形でき、重量物の固定材として使われる。
日々の生活で大量に使われ、膨大な量が発生する使用済み古紙を原料としていること、また製造過程で接着剤などの溶剤を用いず植物繊維だけで成形するため、使用後には再び古紙原料として活用できることなどの点で環境配慮型の製品と評価され、発泡スチロールやその他プラスチック製の緩衝剤・梱包材・固定材などに代えて普及している。
2003年度の紙パック販売量は181,100トン、回収量は44,300トン、リサイクル率24.5%。