除草剤

2018-04-30 09:46:31 | 日記

農薬の一種で、農作物や樹木に有害な雑草、かん木を枯死させたり、成長を著しく抑制させたりする薬剤のこと。植物種に関係なく多くの種類を枯殺する非選択性剤と、特定の植物種のみに強く作用する選択性剤がある。また、処理された部分(薬剤との接触部位)のみが枯殺される接触型、吸収された後に植物体内を移行して処理された部分以外も枯殺する移行型に分類される。
日本では農薬取締法に基づき登録された薬剤しか農薬として販売・使用できない。シマジンは除草剤の代表例で、使用方法によっては、下流の水域でシマジンが水から検出されることがある。なお、シマジンとチオベンカルブについて水質環境基準と排水基準が設定されているほか、ゴルフ場農薬暫定指導指針にはシマジンを含め17種類の除草剤について排出水の指針値が設定されている。


酸性雨

2018-04-30 09:44:37 | 日記
酸性雨とは、化石燃料などの燃焼で生じる硫黄酸化物や窒素酸化物などが大気中で反応して生じる硫酸や硝酸などを取り込んで生じると考えられるpHの低い雨・霧・雪などの(湿性沈着)及びガスやエアロゾルの形態で沈着するもの(乾性沈着)の総称。雨滴以外の霧や雪などを強調する場合に「酸性霧」「酸性雪」などと特定して称することもあるが、代名詞的に「酸性雨」もしくは「酸性降下物」と呼ばれることが多い。
 なお、中性の水はpH7.0を示すが、大気中の二酸化炭素が炭酸イオンとして雨水に飽和状態になった時にpH5.6を示すため、「pH5.6以下の酸性の雨」と定義されることもある。しかし、火山性の酸性物質や海洋地域における海塩粒子の溶解など自然発生源の影響によって、pHのバックグラウンド値は地域によりさまざまな値を示し、ときに5.6より低く、5前後になることもある。むしろ人為的な影響によってpHが酸性側にシフトする現象を指す概念と言える。

輻射熱

2018-04-30 09:42:58 | 日記
 太陽から地球に届いた日射エネルギーは一部地表で反射されるが、大半は地表面で熱エネルギーに転換されて地表面を温める。これを輻射熱という。

 暖められた地表面は赤外線を宇宙に放出して冷えていくが、放出された赤外線の一部は大気中に存在する様々な気体(温室効果ガス)によって吸収され、地表に向けて再放射されるため地表の平均温度は摂氏15度程度に保たれている。これを温室効果という。

 近年人為的活動によって温室効果ガスの濃度が上がることにより、赤外線の吸収量が増え、地球の平均気温が上昇するという地球温暖化問題を引き起こしている。