医療廃棄物

2018-11-11 10:33:38 | 日記

医療機関・保健施設などから発生する医療行為に伴う廃棄物であり、そのなかには、感染性廃棄物のほか、有害化学物質などの危険物質が含まれる。医療廃棄物の処理の最大の課題は、基本的には感染性廃棄物をいかに適切に処理するかであるため、通常、医療廃棄物は感染性廃棄物(infectious waste)とほぼ同じ意味で使われている。
感染性廃棄物は、病院などから排出される感染性病原体を含むか、または、そのおそれのある次のものをいい、廃棄物処理法上の特別管理産業廃棄物である。
血液の付いた脱脂綿やガーゼ、包帯、注射針、はさみ、メス、アンプル、手袋、採血管など。
取り扱いには、管理責任者を置き、院内焼却など自己処理が原則である。
また、在宅医療による同様のものは廃棄物処理法上、特別管理一般廃棄物であり、市町村に処理責任があるが、環境省が2003年度に行った64市町村のうち、注射器を含む全ての在宅医療廃棄物を受け入れている自治体は、5自治体(7.8%)、59自治体はいずれかの医療廃棄物を受け入れていない。理由のひとつに、収集時に針刺事故が発生するなどの問題がある。在宅患者、市町村、その他関係者・関係機関等の役割分担を明確にした新しい適切な枠組の構築が望まれている。

アジュバント

2018-11-11 10:31:44 | 日記
 アジュバントは、ワクチン投与において免疫力を高めるために添加される物質。日本語に訳して「補助剤」と言われることもある。
 1920年代にミョウバン(アルミニュウム塩)をジフテリアや破傷風のワクチンに添加されたのがはじまりといわれている。今日では日本でも、百日咳、肝炎、肺炎球菌や子宮頸がんワクチンにも使用されている。
 アジュバントはそれ自体が免疫力を高めるのではなく、組織を損傷させ組織や白血球からDNAを放出させ、それがタンパク質と結合して作用が発揮される。即ちアジュバントは、組織傷害性(毒性)と免疫力増強性を合わせ持つことになる。従って毒性が強く出ると、血圧の低下によるショック状態を引き起こすことになる。また、最近認可された子宮頸がんワクチン(HPV: ヒブワクチン)でも、その副作用が問題になっている。
 一方、アレルギー反応においてディーゼル排ガスの微粒子が抗体酸性を高めるといわれていがこのような場合もアジュバント作用と呼ばれている。
 また、がん治療において再発防止のために行われる化学療法のことをアジュバント療法(補助治療)と呼んでいる。

光触媒

2018-11-11 10:28:47 | 日記

太陽や蛍光灯などの光の下で、それ自身は変化することなく化学反応を促進させる物質。
光触媒はあるエネルギー以上の光(紫外線)が当たることにより、表面で強力な酸化力を生み出し、それにより接触してくる有害物質を分解することができる。
光触媒の一般的機能としては、脱臭、防汚、抗菌なども挙げられる。これらの機能を利用して、空気清浄機、キッチン関連の防汚・抗菌などに応用されている。また、自動車排出ガスにより窒素酸化物の濃度が極めて高い幹線道路沿いでは、遮音壁、構造物の側壁、歩道の敷石などに光触媒の一種である二酸化チタンを塗布し、大気中の窒素酸化物を分解する方法について研究開発が進められている。