有機リン系殺虫剤

2016-04-30 10:30:25 | 日記
リン酸、ホスホン酸、ホスフィン酸のエステルまたはアミド構造をもつ農薬(殺虫剤)の化合物群。パラチオン、DEP、ダイアジノンなどの殺虫剤がこれにあたる。
有機リン系殺虫剤の作用機序はコリンエステラーゼ阻害作用である。パラチオンやメチルパラチオンなどは害虫に対して優れた殺虫効果を示すが、一方で人に対する急性毒性も強いことから中毒事故を引き起こした。
このため、今日では、パラチオン、メチルパラチオなどの急性毒性の強い殺虫剤は大部分使用が禁止されている。

LED照明

2016-04-30 10:29:18 | 日記
 発光ダイオード(LED)を使用した照明器具。1990年代に青色発光ダイオードが開発されたことで、1996年に一般照明用LEDが実用化された。
 白熱灯や蛍光灯に較べて高価格ながら、長寿命で電力消費も低いため、省エネルギーを目的に導入促進がされ、自治体等による購入補助なども実施されている。また、事業者によって店舗や工場等の照明をLED照明に切り換えて消費電力の低減につなげる事例も多い。従来の照明具に較べて配光制御にすぐれ、光の利用効率が高められるのが特長。点滅や調光も容易で、LED照明の普及によって照明分野における省エネルギーは加速度的に進むことが期待されている。
 なお、LEDは照明器具以外にも、信号機や駅等における発光掲示板、パソコンの表示画面への活用など用途を広げている。


廃棄物発電

2016-04-30 10:24:07 | 日記
廃棄物を処理する際に生じる熱エネルギーを利用して発電すること。
可燃ごみを焼却した時の排熱を利用するものや、生ごみ・家畜糞尿等を発酵させて発生するメタンガスを利用する方法などがある。
廃棄物発電は石油などの化石燃料の消費を節約し、地球温暖化の原因である二酸化炭素の削減にもつながる。
廃棄物をエネルギー源としてより効率的に利用するためには、廃棄物の分別が重要(例えば、プラスチック・紙・木の分別など)である。一方、廃棄物の燃焼によるダイオキシン類の発生や灰の最終処分場の不足が問題となってきており、最近では高温燃焼によるダイオキシン類の発生抑制及び灰の溶融による減容化・有効利用が可能となるガス化溶融炉の排熱を用いた発電の技術開発(蒸気の高温・高圧化等)が行われている。