食物連鎖

2015-09-30 16:00:53 | 日記
生物群集にみられる“食う、食われる、分解する”といった種間関係をあらわす概念。生物間の物質・エネルギー流におけるつながりを示し、最近では食物連鎖全体の構造を表す食物網(Food Web)という言葉も使われる。
食物連鎖は大きく捕食系、腐食系、分解系に分けて考えられる。捕食系では、捕食、被食、寄生関係によって、栄養段階の上位の生物に物質・エネルギーが供給されるほか、その死骸や排泄物は腐食系や分解系によって分解される。腐食系の生物は、死骸や排泄物を食べ無機物化するほか、自ら餌となり捕食系の中に組み込まれる。分解系の生物は、捕食系・腐食系の生物の死骸や排泄物を分解し、生成された物質は植物の栄養となる。
捕食関係の上位の生物体内に重金属や環境化学物質が蓄積されていく現象は生物濃縮と呼ばれる。食物連鎖のバランスが保たれることは、生態系が維持されていく上で不可欠なものである。

太陽光サーチャージ

2015-09-30 15:59:37 | 日記
 太陽光発電の余剰電力買取のため全電気利用者(国民全体)が負担することになった割増料金(サーチャージ)のこと。正式には、「太陽光発電促進付加金」と呼ばれる。
 平成21年11月から開始した太陽光発電の買取に関する新制度への移行により、余剰電力の買取額が従来の24円/kWhから48円/kWhへと引き上げられた。国民全体から薄く広く負担金を徴収することで、倍増した買取金額をまかなうために導入されたもの。太陽光発電システムの設置者が売電による収入を設置コストの回収に充てることで、導入の促進につなげるのがねらい。買取額は設置月から10年間は同額のまま維持されるが、買取価格自体は太陽光発電システムの導入価格の動向などにより毎年見直される。
 太陽光サーチャージの負担額は、年度ごと・電力会社ごとに異なるとともに電気の使用量に応じて変動する。資源エネルギー庁の試算では、東京電力管内で1ヶ月300kWhの世帯の2014年度の月々の負担額は、15円になる。

ヒートアイランド現象

2015-09-30 15:58:22 | 日記
都市部において、高密度にエネルギーが消費され、また、地面の大部分がコンクリートやアスファルトで覆われているために水分の蒸発による気温の低下が妨げられて、郊外部よりも気温が高くなっている現象をいう。等温線を描くと、都市中心部を中心にして島のように見えるためにヒートアイランドという名称が付けられている。
特に、夏季においては、家屋内の熱を冷房によって外気に排出することにより、外気温が上昇し、それにより更に冷房のためのエネルギー消費を増大させるという悪循環を生み出している。
このような問題に対応するために、2002年9月にヒートアイランド対策関係府省連絡会議が設置され、2004年3月には、同連絡会議がヒートアイランド対策要綱を取りまとめた。