酸性霧

2018-12-24 10:23:06 | 日記
酸性の霧のことで、広義の酸性雨に含まれる。
石炭や石油などの化石燃料の燃焼によって、SOxやNOxが発生する。これが、大気中で硫酸イオン、硝酸イオンに変化して取り込まれ、pHが5.6以下の酸性を示した雨や霧、雪を、それぞれ(狭義の)酸性雨、酸性霧、酸性雪といい、総称して湿性沈着という。
酸性霧は、酸性雨より約10倍酸性度が強く、直接植物体へ影響を及ぼすなど、(狭義の)酸性雨以上に甚大な影響を及ぼすと指摘されている。
霧は一個の粒子が小さくpHが低いため、植物の葉、枝、幹などへ与える影響が大きい。北アメリカにおいては、ミッチェル山のトウヒやモミの衰退は酸性霧が原因といわれている。日本でも酸性霧による森林衰退が疑われているところもある。

廃プラスチックガス化リサイクル

2018-12-24 10:21:19 | 日記
廃プラスチックなどの有機廃棄物を破砕・固形化し、低温(600?800℃)と高温(1,300?1,500℃)2つの加圧ガス化炉を経過させて、酸素とスチームにより熱分解・部分酸化し、水素、一酸化炭素などの合成ガスを生成させる技術。加圧2段ガス化、または合成化学原料化などという場合もある。
発生ガスをアルカリ水溶液で洗浄して、化学原料として使用可能なレベルにまで精製する。
ポリ塩化ビニルを含む場合であっても生成ガスをアルカリ洗浄するので、塩化水素などの塩素分が除去され、炉内または合成ガスの冷却時にダイオキシンが合成されることはない。
なお、有機廃棄物中に混入している金属やガラス類は再利用可能な形状で抜き出され、灰分は溶融スラグ化し水砕スラグとして排出される。
合成ガスから得られるメタノールは合成化学原料または燃料に、アンモニアは薬品等の材料に、水素は燃料電池等に利用される。このガス化システムは、都市部における廃プラスチック処理技術として期待され、化石燃料を節約し炭酸ガスを削減する効果がある。ガス化を行う施設の技術上の基準が廃棄物処理法(1970)に基づき定められている。

熱波

2018-12-24 10:19:04 | 日記
何日もの間、ある値以上の高温が続く現象のこと。
例えば、ヨーロッパでは1971年、アメリカでは1980年と1988年に大きな熱波が起こった。疾病の増加、農産物の収量の減少などの影響が懸念される。地球温暖化が進み、平均気温が上昇すると、熱波の頻度が増加することが予想されている。