耐空証明

2018-09-30 10:01:31 | 日記

航空法に基づき、航空機の安全性について国土交通大臣が証明する制度で、航空機はこの証明を受けないと飛行できないことになっている。
国土交通大臣は、航空機の設計、製造過程及び現状について検査して、当該航空機が、安全性を確保するための強度・構造・性能に係る基準、騒音の基準及び発動機からの排出物の基準に適合しているかどうかを判断することになる。
なお、従来実施されていた「騒音基準適合証明」は、1997年の航空法の改正により廃止され、耐空証明制度に統合一元化された。

グリーン電力

2018-09-30 09:58:31 | 日記
風力、太陽、バイオマス、水力など温室効果ガスや有害ガスの排出が少なく、環境への負荷が小さい自然エネルギーにより発電された電気、またはそのような電気を選んで購入できるプログラム。電気としての価値に加え、環境価値部分を評価して追加料金を払うことで、市場で競争力を持たせ、再生可能エネルギーを普及させようとする考え方に基づく。
1990年代初頭にアメリカで始まり、自然エネルギー100%の電源を選択できるグリーン料金制度やグリーン電力基金、グリーン電力証書取引など様々なプログラムへと発展している。日本では2001年にグリーン電力認証機構が設立され、第三者機関としてグリーン電力の認証を行っている。

大気汚染

2018-09-30 09:54:27 | 日記

人間の経済・社会活動に伴う化石燃料の燃焼、金属冶金、化学工業品製造工程などから排出される汚染物質、及び火山の爆発などの自然現象に伴って排出される汚染物質による大気の汚染のことをいう。
代表的な汚染物質としては、二酸化硫黄を主体とした硫黄酸化物(SOx)、二酸化窒素を主体とした窒素酸化物(NOx)、燃料の不完全燃焼に伴う一酸化炭素(CO)、燃料の未燃焼や溶剤の蒸発などに伴う炭化水素(HC)、ばい煙発生施設・粉じん発生施設・自動車排ガスに伴う浮遊粒子状物質(SPM)などのほか、重金属・そのほか種々の化学物質などがある。
これらの大気汚染物質は発生源から直接排出されるものであるが、発生源から排出された窒素酸化物、炭化水素が強い日差しのもとでオゾン、その他の酸化性物質(『光化学オキシダント』と呼ばれる)を増加させる大気汚染事象が知られている。これらは光化学大気汚染、『光化学スモッグ』などと呼ばれる。
歴史的には、古くから石炭を燃料として使うようになったイギリスにおいて、13世紀頃から大気汚染問題が発生したことが知られている。日本でも足尾鉱毒事件などのように明治時代頃から問題が起こり始めたことが知られ、高度経済成長期に入った1960年以降は、『四日市ぜん息』を典型的な事例とし、全国で健康被害が頻発した。最近では道路沿道におけるディーゼル微粒子による健康影響が注目されている。