主婦ゲーマーのゲーム日記

世間に隠したオタク心を爆発させています。時折まじめに読書など。

クリア後感想~テイルズ オブ エクシリア

2011-10-25 21:00:14 | クリア後感想
*タイトル
「テイルズ オブ エクシリア」

*ストーリー
精霊術による分かを基盤として発展した世界、リーゼ・マクシア。
そこには人間と多くの魔物、そしてあまねく精霊達が存在していた。
そして、その多くの精霊達の主は、元素の精霊マクスウェルだと言われていた。

故郷を離れ、医師になるべく医学学校でインターンとして研修中のジュード。
国家の研究施設に出掛け戻らない担当教授を迎えに行くと、四大精霊を使役しその施設に侵入しようとしている女性と出会った。

精霊達の主ミラ=マクスウェルは自身の社で、世界の微精霊達が次々に死んでいくのを感じていた。
忌まわしき黒筺(ジン。精霊達の命を奪いそこからエネルギーを得る)がどこかで使われていると確信した彼女は四大精霊を従え、それを破壊する為、作り出しているイル・ファン国の研究所へ乗り込むことにした。

研究所で出会った2人は成り行きで行動を共にし、ジンの破壊を試みるも失敗。
四大精霊の力を失い無力になったミラをジュードは彼女の社まで送ることにした。
しかし、ミラを手伝ったことで反逆罪を問われ、傭兵アルヴィンの力を借りミラと共に逃げ、そのまま行動を共にする内に彼女とともに、世界の害となる力、ジンを破壊することを決めるのであった。


スタート時にこのジュードとミラをどちらを主人公にするか選ぶことになります。
が、全体の1/4~1/3ぐらいが全く違う程度で、後は細かい所がちらほら違う程度。
あまり2人を分けた意味はなさそうな感じです。
ストーリー自体は、この違いが生じる所までの中盤までは丁寧に描かれ良い感じなのですが、中盤からの展開が早すぎて、かなり説明不足。
その為、このジンを作り出した中ボス様が無駄死に見えてくる勢いです。
(ネタバレ気味なので以下部分反転。)
しかも、その後の主人公達の行動の選択肢は中ボスの「俺が決めたんじゃない!(2000年以上前の人がこのような方向文明を作っていった)」という叫び、を受け止める形にしか見えません。
そして、今までだったら、「ここで諸々のイベントがあり、その結論に達するまでに時間をとるのだろうな」という所が、既に解決の糸口が見つかっている状態をただ見学するだけの有様。
またラスボスも、その人物がラスボスになる理由が説明不足で分かりにくいです。「いや、ちょっと前まで納得してたじゃない?多少改善案を付けたけど、なんでまたそっちに戻る?」と疑問符が飛び交う様相。結局、(以下反転)事情を知っている二組のみで行われる、力が一番強かった方が決めた未来をとりあえず選んで見よう選手権で、事情を知らない人は蚊帳の外ですか!な状態。


*システム
マップはVの時と比べて暖かみのあるグラフィックで全方向を見渡すことができるようになっています。
ただし、一本道も名高いFF13に負けず劣らず一本道。
マップ上にはたくさんおランダムトレジャーと少々中身が微妙な宝箱が配置されています。

街は複数あり、雰囲気が違うようにはなっていますが、街にある港はどこに行ってもマップがまるきり同じ(ついでにBGMは無し)。
しかも異世界に行ってすら全く同じという・・・。さすがに手抜きと感じてしまいます。
また街の施設の品揃えも同じ。
街の品揃え(武器、防具、アクセサリーなど)は、ランダムトレジャーを納品してポイントにするか、お金をポイントに変化するかでショップランクが上がる事に増えたり、割引が生じたりするようになります。
これは私には面倒が無くて良かったです。「時間経過で売られなくなったりするアイテムが合成で必要だった」とか「○○を買いに違う街に移動する」ということが無いので。
とはいえ、今回は1度行った街、フィールド、ダンジョンはマップ上から簡単に移動可能なのですが。
これもサブイベントのために移動する時に非常に便利で良かったです。
が、そのサブイベントが(最近のA,Vに比べるとぐっと)少ないのですが。
ただし、折々にショートチャットでサブイベント発生のヒントの台詞を言ってくれるので、助かりました。

戦闘の基本は最近の物と同じ。相変わらずフリーランにR2ボタンが必要です。(なんでアナログパッドオンリーにしてくれないのだろう)
今回の特徴はリンクシステム。
パーティーメンバーから1人を選んでリンクすることで、キャラ固有のサポートを受けたり、ゲージが溜まった時に強力な共鳴術技を使用したりすることが出来ます。
OVLはこの共鳴術技用のゲージが一杯になった状態で使用可能。この間は共鳴術技の連携も出来るようになります。秘奥義もこの間のみ使用可能となっており、これはいちいちリンクさせないといけないのでちょっと不便かも。
強力な術技を使えるこのリンクモードには難点が1つ。
それは近距離+遠距離の組み合わせの時に感じます。
近距離タイプを操作キャラにして戦うと、遠距離(魔法タイプ)のキャラも一緒に敵に向かって物理攻撃をし始め、遠距離タイプを操作キャラにして敵から離れ魔法を詠唱すると、近距離キャラはそばでぼーっと突っ立っているだけとなるのです。
どんな組み合わせでも操作キャラの側に来るというのが非常に困りものです。

スキルはレベルアップ時に貰えるポイントを使い、FF10、12,13を足して割ったようなマップのような物のノードを埋めて取得します。

上記に書いたようにサブイベントが減り、また個人固有の称号がほとんど無くなったせいか「称号による衣装替え」が無くなりました。
サブイベントで2個、周回クリアで2個しか衣装は貰えません。後は課金オンリー。
しかし、代わりにアタッチメントの編集(色、大きさ、位置の変更)が出来るようになりましたので、それで見た目の変化を楽しむことが出来ます。


*まとめ
序盤のストーリーは良いのですが、中盤から急ぎすぎて主人公達の行動が迷走気味、倒した中ボスの考えに沿う形に思えてしまいます。
ラスボスになる人物も(ちょっと前までは色々あったけど、とりあえず主人公達の行動を黙認していたはずなのに。)突然なにやら言い出して敵対し始めたよ、というくらい途中の心情がさっぱり分からない始末。
主人公を変えても変化は大きくない、仲間のサブイベントも少ない、と言うのでしたら、仲間キャラの数を4~6ぐらいにして、選択制にすれば良かったのに、と思いました。(SO2のような感じ)
また、各種やり込み要素も最近の作品に比べると少なめ。(シアターモードの廃止は残念です。)

15周年記念作品だからなんとしても今年の内に出さないといけないにせよ、もうちょっと時間をかけて後半のストーリーを丁寧にやればよかったのに、と正直残念に思わされる内容です。
戦闘は結構面白いと思うので、「ストーリーは2の次、3の次」というような方には良いのではないでしょうか。
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本日の買い物&読書

2011-10-21 13:02:35 | 読書
本日の買い物



デビルサバイバー2が終わり、エクシリアも間もなく終わりそうです。
なので、つい
体験版をDLしたものの1度もプレイしないまま、購入しちゃいましたよ。
アクションなのに大丈夫なのか。
いくつになってもチャレンジは大事だよ!
そんな気持ちで買ってみました。
とりあえず積みですが、一緒にやってくれる人がいたら、早めに取りかかります。


本日の読書
小野 不由美著『ゴーストハント1 旧校舎怪談」
リライトだのリメイクだのリブーストだの1度出た作品を新装版で出ることが、しばしば?ある訳ですが。
出した人、続きを書く気はあるのかね!!!!
特にF○Sの人。
華不魅さんを見習いなさいよね。

と言う前置き通り、これはリライト版です。
私はこのシリーズは「扉を開けて」しか読んでいませんでした。
だって図書館にそれ1冊しかなかったから。
で、このリライト版はちゃんと全部揃えるようなので、読んでみることにしました。
(実は、前回にいきなり3巻から読んでました。ちょっといい歳して恥ずかしいかな?と思って上げなかったのですが、よく考えたら今更だな、と思って今回紹介)
で、今回借りて最後のこのシリーズの紹介欄を読んだのですが、私が読んだ分は完結編でした。
一体何が完結していたんだ!!
やはりシリーズは順番に読むことが大事だと思いました。

森見 登美彦著『四畳半王国見聞録』
森見ワールド全開!なお話。
どんな粗筋か説明することは私には出来ません。
こういう作品も楽しく読めますが、この方の「太陽の塔」だけはどうしても読めないのですよね。
ファンタジーノベル大賞で2度ほど読もうとチャレンジしたのですが、ゴタゴタして読みにくくて止めてしまう。
他の作品はどんなのでも大体好きなんですけどね。

森谷 明子著『緑ヶ丘小学校大運動会』
小学校最後の運動会。
6年生のマサルは審判委員の仕事をちょっと楽しみにして、いつもより早く投稿するために朝の食事のパンの準備。
そんな彼にお弁当を作っていた父親は予定表を把握していなかった事を知り大慌て。
母親なら気をつけていただろうに。
ちょっと凹む父親を尻目に急いで学校に行ったマサル。
彼の母親は昨年病で亡くなっていたのだ。

学校に着いて親友のイッキと共に校庭に向かおうとすると、PTA会長である彼の母親が通りかかり、慌てて逃げ出すイッキ。
最近、すごく機嫌が悪いので、近寄りたくないらしい。
そんなこんなで仕事をしている振りをして、なんとなく優勝杯を運びだそうとすると、杯の中に薬を発見。
一体何の薬?なんでこんな所に?
この薬を巡り、更に加わったヒロシやハルカと推理を繰り広げるマサル。

あれこれ思い悩みながら、お弁当を作って学校に向かった父・真樹夫。
こちらはこちらで、とある老婦人から「妙な薬がかわいいケース入りで売られている」という話を聞きつける。
また、校内では1人の女の子から、「薬はやっぱり毒にもなるのですか?」と質問を受ける。
彼は現在児童相談所に出向しているが、元々県庁薬務課に居て、学校で薬物の危険性について話したことがあったのだ。
どうやら校内で違法なダイエット薬が出回っているらしい。


という粗筋で、タイトルとは裏腹にミステリーとなっています。
ついでに最近すれ違い気味の親子の関係の物語でもあります。

森谷さんはご贔屓の作家なので、もっと発売頻度が上がると嬉しい。
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クリア後感想~デビルサバイバー2

2011-10-20 20:34:34 | クリア後感想
*タイトル
「デビルサバイバー2」

*ストーリー
友人ダイチに面白いサイトがあると言われ、主人公は「死に顔動画サイト ニカイア」に登録した。
親しい者が死ぬ前に、その死に顔動画が送られてくると言うそのサイト。

登録したわずか数時間後、ダイチと出掛けていた主人公は、偶然居合わせた同級生イオと共に、死に顔メールを受け取った。
友人に届いた自分の死に顔動画。
そして、その直後、動画通りに地下鉄が突っ込んで来て・・・。

薄れゆく意識の中、サイト管理AIからの声が聞こえてきた。
「あきらめますか?」
「ふざけるな!」
目を覚ますとそこにいたのは複数の悪魔。
悪魔達と戦い勝利し、悪魔達を使役する力を手に入れた3人。
そんな彼らの前に現れる、今回の未曾有の災害を引き起こした謎の敵。
彼らはやがてJP’sという組織とともに、その謎の敵と戦い、人類の在り方を考えることになる。


*システム
前作の「デビルサバイバー」(クリア後感想にリンクしています)とほぼ変わらず。
変わったところを幾つか上げてみます。
縁システム 仲間となったキャラクターとの会話イベントを進めていくことで友好度が上がっていきます。そのレベルによって、キャラの属性耐性やスキルクラック共有、悪魔の合体解禁と言った特典が付くようになります。

戦闘は前作と変わらず。貰ったその時に使わないといけなかったスキルチェンジのボーナスが無くなって、代わりにアドオンと言う名前で、合体時に使えるようになりました。(所持数制限はあります)

仲魔関連も前回と同じ。しかし、今回は悪魔全書が追加されたので、1度作った悪魔を手軽に・・・・はいきません。
喚び出し料金が高い!!!
なので1周目はほぼ登録のみでしか利用が出来ません。
今回追加されたAction(クリア時までに満たした条件)で得られたポイントで、周回引き継ぎ時に悪魔全書1割引+3割引(+半額)が取れるまでは使えないも同然です。
その為、周回引き継ぎ時に「新たな敵追加」を選べたとしても、それを倒す為の仲魔を2周目までに作るのはかなり大変です。(私は3周目で全撃破)

話が前後しますが、今回、このActionが追加され、2周目以降の引き継ぎに制限がかかるようになり、周回プレイに関しては前作より難易度が上がりました。(とは言っても3周もすれば全解除出来るくらいポイントが稼げるので、そんなには苦労しませんが)


*まとめ
前作に引き続き、お手軽に楽しめる作品です。
しかし、周回プレイにおいては今流行の?「実績による引き継ぎ条件が解放」となり、2,3周目がちょっと面倒になりました。
ですが、ただストーリーの分岐を見るだけしかなかった前作に比べて、やり込み甲斐があるとも言えるので、悪いばかりではないと思います。
引き継ぎ条件に追加ボスがあるのも◎。
ただ、そろそろイベントスキップ機能を付けて欲しいと思います。
じっとイベント(死に顔動画)を見る機会が多いので、5周もするといい加減面倒です。
多数の仲間キャラ達も皆、好感が持てます。
(一般人キャラが前作の使い回しが多かったですが)
BGMは今回、伊藤さんが担当でドキドキワクワクしていましたが、最初はメガテンぽくない・・・でした。
が、聞き慣れてくると、馴染んできて良い感じでした。
お手軽にメガテンをやりたくなった方、S・RPGが楽しみたい方にお薦めです。
コメント (2)
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本日の読書

2011-10-04 09:31:51 | 読書
9月のゲーム発売ラッシュで読書が全く捗っていません。
デビルサバイバー2とテイルズ オブ エクシリアの2本を同時にやるのが忙しいです。
が、やり始めたらどちらも意外に早く終わりそうなんですよね。
もうすぐソフト不足になりそう。

ダグラス・アダムス,マーク・カーワディン著,リチャード・ドーキンス(序文)『これが見納め―― 絶滅危惧の生きものたち、最後の光景』
20年前の本が、今更邦訳されたらしいです。
『銀河ヒッチハイク・ガイド』のダグラス・アダムスが世界中の絶滅危惧種を見に行くという少々不謹慎な(!)旅に出た。そこで目にしたのは・・・。(背表紙から引用)
その紹介の本を知らないよ!かなり有名な本らしいですが。
まあ、タイトル通り絶滅危惧種を見に行った時の体験記です。
前半のコモドオオトカゲやローラントゴリラを見に行った時の話しは、異国人への描写がイギリス人的(ドイツ人が用意周到なのはステレオタイプ過ぎて面白くないとか。アメリカ人が騒々しいとか。もっともこれも私のイギリス人への偏見ですが。)で妙に気になりましたが、後半のまさに絶滅寸前の生き物たちの話しになると、そのような物はなりを潜め、じっくり読めました。
惜しむらくは、こういう内容なのにカラー写真が少なかったところ。


絶滅危惧種の話しを借りたので、ついでに今度は絶滅した方を。

川崎 悟司著『絶滅した奇妙な動物』
古生代から新生代までの絶滅した生き物を紹介する図鑑です。
一応、大人の本の動物分類の所に会ったのですが、中身は子供向け。海にもふりがなが振ってあるレベル。
それに合わせてあるので、説明文は非常に読みやすいです。
でも、今ゲームが忙しい私にはそのくらいでちょうど良い。
図鑑の絵も子供向けらしい手書きイラストなのですが、時々比較対象のためか人間も描かれています。
妙にファッショナブルな(そして、時折水着の)、生き生きとしていないお姉さん達が。
あまりにアレなんで、全部写真に撮ってお見せしたいくらいですが、1つだけ。



他のお姉さんが見たい方は、読んで見て下さい。
コメント (4)
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