主婦ゲーマーのゲーム日記

世間に隠したオタク心を爆発させています。時折まじめに読書など。

クリア後感想~碧の軌跡

2011-12-19 21:34:41 | クリア後感想
*タイトル
「碧の軌跡」

*ストーリー
クロスベル自治州政界を揺るがす大事件となった前作「零の軌跡」の《教団事件》から数ヶ月。
特務支援課のメンバー達は一時解散となり、それぞれの場所でクロスベルの混乱を収める手伝いをしていた。
警察本部に出向いていたリーダーのロイドは警備隊からの出向のノエルとともに教団事件の実行犯の一人を捕らえに共和国へ赴き、その帰還をもって、支援課再スタートとなった。
新たにノエル、不良グループのリーダーであったワジという二人のメンバーを加えて。
以前からの仲間も、次第に帰還し再会を喜び合うも、クロスベルは両隣の大国に翻弄され、益々の混迷をきたす中、前作で保護した記憶を失った少女キーアの秘密が解き明かされていく。

前作「零の軌跡」の完全続編。
一応、粗筋などの説明コーナーがありますが、やはりやっておく方が良いかと。
また、この作品は軌跡シリーズの1つでもありますので、やはり更に前作である「空の軌跡」もやっておくとなお良いかと思います。
こちらからの流れもありますが、説明コーナーではあまり書かれていないので。


*システム
戦闘、支援要請などのシステムは、ほぼ前作通りですが、いくつか加わったところが。
ポイントを溜めて、こちらが一方的に攻撃ができるようになるバースト(ただし、使えるのは各章の佳境においてのみ)。
クオーツにマスタークオーツというステータスアップ+(レベルMAXで)強力なアーツが使用可能な物が加わり、より戦略性が増しました。
そのせいか、ボス戦の難易度も今までに比べると高くなっています。
また、戦闘時の演出のショートカット機能、マップ移動の車移動など、前作からきめ細かな改善が見られました。
ただし、バグ、フリーズが増えていますが。
1周目は途中の雑魚ともよく戦闘をしていたのですが、そうしていると1周のプレイ時に4回電源落ちがありました。(2周目は無視して走り抜けていたら1度もフリーズしませんでした。ただし、戦闘手帳を埋めるため、マップの切り替えを頻繁にすると途端に読み込みが遅くなり、ついには電源落ち、となりました)
あと終盤のイベントでキャラ名や表示キャラがおかしくなったりも。
とはいえ、シリーズの中で一番遊びやすく改善されているのは、周回要素があるので、とても評価出来ると思います。


*まとめ
物語最高のクライマックス、というキャッチフレーズですが、序盤は、相変わらずお使い的なイベントが多いです。
中盤からの盛り上がりは良いのですが、しばらくすると今作でも「空」から続く結社の陰謀は、相変わらず目的がさっぱりわからないまま終わりそうだ、と分かりちょっとテンションが下がります。
物語世界がより広がったのは良いのですが、あと何年かかるのか、ちゃんと続くのか、という不安もちらり。
RPGである以上、強力な敵、ボスが必要なのは分かりますが、5作目ともなると「この世界には強キャラがどれだけいるのか!」と突っ込みたくなる人数となります。
お陰で主人公達がとても弱く見えてしまい、また実際、「あわやのピンチ→助っ人登場」が何度も繰り返されることに。
これは少々興ざめです。
結末もそれに至る段階も主人公補正がかかり過ぎかな、と思わせられるような展開が繰り広げられ、これもやや興ざめ。
戦闘は新システムが加わりましたが、ボスも強力となり、こちらのHPをも越えるSクラフトを使うため、結局は「タイミングを見計らって完全防御ゲー」と成り果てている感も。(ラスボスはそれをも無視してきますが)
全般的に見て、これまでの作品に比べて大味かな、という印象でした。
音楽は相変わらず良い曲が多かったです。
色々不満を述べましたが、それも愛ゆえ。RPGとして大事なストーリー部分は良い方だと思います。
1つの世界での深い物語を味わいたい方に、お薦めな作品です。


コメント
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本日の読書

2011-12-17 14:40:34 | 読書
今年もあとわずかになりましたが、年賀状をまだ作っていませんよ。
時間はあるのよ。あるけど、こうやる気になれずに、「とりあえずゲーム」になっています。
本も読み始めまでがかかる。なのに新しい本を買って、更に積み上げました。

漫画は時々、子供とレンタルに行って読んでいるのですけどねえ。
(表紙借りした「将国のアルタイル」は面白かった。こういうお話は大好物よ。思わず買いそろえたくなりましたね)
好きなのに本は読んでいません。
この度、SF大賞を取られた上田 早夕里さんの「華竜の宮」読みたいと思っていたのですけどね。
我が市の図書館はSFはあまり入らないんだ。ラノベは入りつつあるのに!
自分で買うのは、次の引っ越しの時に困るから、文庫だけのつもりなの。
いつも通り数年待ちますよ。


ということで、今回の乏しい読書状況。

畠中 恵著『いっちばん』
久しぶりにこのしゃばけシリーズを借りましたが、どうも読み飛ばしたようです。
お兄さんが分家していたよ。
幼なじみの栄吉のお話が一番好きでしたよ。
こういう努力してもしても報われないのって、なかなか誉めて貰えることはないのが・・・わかるわ。
努力し続けるのだって素晴らしいのだよよ、と言われるのがとても良いです。
「継続は力なり」は私の信じる言葉。

群 ようこ著『おんなのるつぼ』
久しぶりに普通に楽しめたエッセイです。
どうもこの所の普通の(この方の趣味の三味線について書かれたのはの別)エッセイは、気になるところが目立つようになりましてね。
ちょっとトゲトゲしいというか、寛容さが足りないというか。
私は、自分がご立派だとは思っていないので、なかなか他者に対してそこまで言うのは・・・と思うことが、ね。
が、今回は若いお嬢さんの浴衣のお話で、頷いてしまって、「は、私もしっかりおばさんの仲間入りだよ!」と。
最近、文化祭などの練習で、兄弟弟子さんの弟子の若い娘さん達の態度を見て、「うーん、今時の若い娘どもは」と思ってしまい、愕然としています。
立場的にも年齢的にも目上の人を働かせて、自分達はお喋りに興じるってどうなのか。
これって、おばさんの発想??
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本日の読書

2011-12-03 20:10:02 | 雑談
また、借りたの全部読まなかった・・・。

高野史緒編「21世紀東欧SF・ファンタチスチカ傑作集 時間はだれも待ってくれない」
1話目は好みだったけど、以降、あまり好みでは無い感じだったので、半分ぐらいしか読めませんでした。
高野さんの作品は幾つか読んで好みだったので、好みタイプの作品が並んでいるかと思ったのですが・・・。

小野不由美著『ゴーストハント5 鮮血の迷宮』
これからは順番通り読めるよ!もうちゃんと予約しました。
ところで十二国記の続きは出ないのですかねえ。

近頃の図書館はこんなのも置いているよ。
「ペルソナ3ポータブル ベルベットブルー」
ゲームの小説が何冊も入っていますよ。
以前TOAのを借りたけど、今回はP3Pを。
ベルベットルームの住人達のお話です。
メインはエリザベスとなります。姉のマーガレット、弟のテオドアと主イゴールの力関係が愉快です。
P3Pはやっていませんが、やる時には姉達に頭が上がらない気の毒なテオドアを選んであげようと思います。

池井戸 潤著『下町ロケット』
予約している間に直木賞受賞となりました。
こういう物作りのお話は大好物です。私もこういうところで働きたかった。
会社関係の話の流れは良いと思いましたが、親子関係は蛇足のような気がしました。ありきたりすぎるのだもの。
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