主婦ゲーマーのゲーム日記

世間に隠したオタク心を爆発させています。時折まじめに読書など。

本日の読書

2015-01-24 12:08:41 | 読書
小路幸也著『旅者の歌 中途の王』
前巻が面白かったので、借りてきてすぐに読み出しましたよ。
前巻の終盤で、新たに2人、ライオンの姿に人の魂を持つスイール、ルーラ夫婦を仲間に加え、「離者の地」を求める旅を続けます。

人々が足を踏み入れない「深遠の谷」の向こうの「果ての国」。
そこに行けば、という手がかりを得た一行は、次の国タルホに到着。

と順調に旅は進んでいます。
そう、順調なのですよ。
次から次に、着々とさほどトラブルもなく着いちゃうのですよ。
そりゃもう、あっさりと。
多分、他のシリーズだったら何冊もかけて辿り着くような「言い伝えでのみ聞く土地」にさらっと。
試練的なものはあったけれど、いよいよ目的地近くに行く為の手段もあっさりだよ!
野獣になってしまった3人の寿命(元の年齢=なった生き物のその年齢、なので猫とかもう寿命がかなり近いことになる)という制限時間があるからにせよ、早い。
きっと作者はこの冒険よりも、この世界の「魂と人」について語りたいのでしょうね。
なので早く目的地に到着したいと。

だらだら続けられるよりは良いけれど、世界観が面白いので、もうちょっと色んな国を回って欲しかった。


近衛龍春著『忍城の姫武者 上下』
成り行きで歴史小説を借りてきました。
嫌いではないですが、その時はそんな気分ではなかったのですよ。
が、気分のSFがなくてですね。(私が行く図書館はSFは冷遇されているから)
で、この前のリサイクルで貰った本の雑誌の1冊に「時代小説」特集があって気になるのがあったから、探そうとして・・・タイトル忘れたので適当に目に付いたのを。

読み始めれば、それなりに楽しかったですよ。
「のぼうの城」と同じ舞台。
作者と主人公が変われば、同じ事実も味付けがころりと変わるのが歴史小説の面白い所かな。
こちらは城主の娘、甲斐姫が主人公となっています。
上巻が、例の忍城前後のお話。下巻がその後、城を出てから、秀吉の側室となって関ヶ原の辺りまで。
下巻は最後の見せ場の為にあるようなもので、ちょっとだらだら長いかなあ、と言う感じ。



三津田信三著『どこの家にも怖いものはいる』
居てたまるかああああ!
ゴッキーだけで充分脅威だわ!

そんな怖がりの私ですが、たまに読みたくなるホラー小説。
でも、怖いから昼にしか読まない。
そして、内容は早々に忘れることにする。(読む意味があるのかというつっこみはなしで)
「のぞきめ」と同じく、「別人が体験した、だけど何かしら似た所がある怪異」をまとめたお話し。
「ノンフィクションの体裁を採ったフィクション」というのは、私にはより怖さを増す要素となります。

目次の次のページに「お願い 本書に掲載した五つの体験談について、執筆者ご本人またはご親族で~~~」って書かれただけで怖いです。
まだ話が始まっていないのに!!
三津田さんご本人が、縁あって怪談を語りあう仲となった専門誌編集者の三間坂さんから渡された五つの怪談という形式がまた怖い。
じゃあ、なんで読むのかというと、やっぱり怖いもの見たさ、なんでしょうねえ。
私が体験してもいいと思える怖さが、ここまでのレベルなんで。(ジェットコースターなんて乗りたくもない!)
夜中のトイレに怯えながら、それでもホラーを借りるのは止めないでしょうね。
コメント
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