主婦ゲーマーのゲーム日記

世間に隠したオタク心を爆発させています。時折まじめに読書など。

クリア後感想~ファイナルファンタジー12

2007-06-04 21:36:28 | クリア後感想
先ほど、夫がオーディンスフィアのグウェンドリン編をクリアしました。
夫「恥ずかしい事言うな」と言うぐらい乙女モードです。
私は、俄然やる気が出た。


では以下から、FF12のクリア後感想です。
終わってから少しずつ書き、やっと終わりました。

前置き
ファイナルファンタジーシリーズは2、3をFC版で、4,5,6をSFC版とPS版、7は無印とインターナショナル、8,9,10,10-2をプレイ(勿論クリア済み)しているしやっているし、好きなシリーズでもあります。
しかし、10-2が好みじゃなかったので(その前にプレイしたSO3無印のバトルが面白かった、そして、プレイを中断してやった真女神転生3がとっても面白かったせいで、余計に面白くないと感じたのですよね)、12は様子見してしまい、今頃になってのプレイとなりました。
思いっきりネタばれしているので、知りたくない方はご注意を。


*タイトル
「FINAL FANTASY XII」

*ストーリー
まだ魔法があたりまえのように存在し、
天かける飛空挺が大空を埋めていた時代の物語
-そえはイヴァリースと呼ばれる世界の物語

自由をめぐる冒険が今、幕を開ける

以上、裏パッケージより。

裏パッケージにちゃんとストーリーを書いているソフトってほとんどないね。
では、私流、粗筋を。

覇王レイスウォールによって建国されたダルマスカ王国。
現在、この国はアルケイディア帝国により占領されていた。
ダウンタウンに住む少年ヴァンはアルケイディア帝国に一泡吹かせてやろうと城にお宝を盗みに行った。
そして、そこで空賊のバルフレア、その相棒のヴィエラのフランとお宝の奪い合いをすることになるが、帝国兵に見つかり、共に逃げ出す。
その途中、反乱軍のメンバーとなっていた王女アーシェと出会うのだった。

と言う感じで始まります。(もっともここまでも結構な時間がかかりますが)
更にダルマスカ王国の元将軍バッシュ。ヴァンの幼なじみの少女パンネロも加わり、アーシェが国を取り戻すのに協力していく事となります。

アーシェが国を取り戻すのにあれやこれが必要なので、それを取りに行くというのが多いです。
それはまあ、いいのですが、終盤になり「オキューリア」というイヴァリースというこの世界の歴史の監視をしている不死者が絡み始めると???と言う感じです。
ラスボスさんがやっている事は手段が間違っているとは言え、言っていることは間違ってないと思えちゃうのですよね。
ダルマスカの解放を妨げる相手として戦うのはいいけれど、ラスボスにするには違うと言う気がしてきます。

*戦闘
パッケージ裏に
「どこでも自由にアクティブ・ディメンションバトル」
と太字で書いてあります。
敵と遭遇すると画面の切り替えなしに臨場感溢れるバトルがスタート。
と謳っていますが、別にどうと言う事は無かったです。私は臨場感はなかったです。

結局、シンボルエンカウントのようなものなのですが、敵も簡単にこちらに気付くのは嫌でした。
あまりエンカウントをしたくない時でも、すぐに気付いて寄ってきます。
勿論、逃げられますが、しつこいタイプも居ていつまでも追い掛けて来て攻撃をしてきます。
そう言うタイプは次のマップに逃げ込んで、再び前のマップに戻るとマップ切り替え付近で待ちかまえています。
こうなると逃げるより戦う方が結局簡単になってしまい、フィールド移動に時間がかかることになってしまいます。

肝心の戦闘モードですが、「かつてない深化 究極のキャラメイク」ということで、バトル中の戦略を自在に操る「ガンビット」と全て魔法や技、装備などを自由に組み合わせる「ライセンス」の2つの要素が必要となっています。
「ガンビット」というのは要するに仲間・操作キャラへの命令のことです。
多くのゲームでは、仲間への命令は「回復重視」とか「MPを気にせず戦う」とかかなり大雑把なものとなっていますが、このガンビットでは「HPが70%以下になったらケアル」などかなり細かい命令を与えておくとが出来ます。
仲間に必要な命令を与えておけば、戦闘中はそれにあわせた行動をしてくれます。
勿論、戦闘中に手作業で行動を指定する事も出来ます。
かなり便利です。
操作キャラまでこのように指定できるので、雑魚戦ではぼ~っと見ておく事も可能です。
ボスも危ない目に遭ってない時はこれでOK。
しかし、その命令自体は店で買うか偶に拾うかして手に入れるので、お金もなくあまり色々売ってもいない序盤は結構辛かったです。
「ライセンス」
武器、防具やアクセサリーを装備するにも、魔法や技を使うのにも持っているだけではダメです。ライセンスが必要です。
このライセンスは戦闘を終了して貰えるポイントを消費して覚えることが出来ます。
また、ステータスを上げるのにも使うことが出来ます。
ライセンスボードと呼ばれる表から取得済みのライセンスの上下左右に沿って開けていくことが可能で、好みの順番で覚えることが出来ます。


*その他
美しい町並み、風景はいいのですが、とにかく広い。
一番最初の町にだけ、マップ移動を短縮する手段がありますが、他の町にはありません。
せっかく町中の施設が確認できるマップがあるのだから、直接移動できるようにして欲しかったです。
フィールドだって当然広いです。
ダンジョンだって広い。
お陰でちょっとプレイが出来ません。じっくり時間がある時にやるのがよろしいです。
(セーブポイントは多い方ではないと思います)

このゲームではモンスターはお金を落としません。
お金はモンスターを倒した時に落とす「おたから」を売って得ます。
が、装備品、魔法、技の値段を考えるとまさに雀の涙ほど。
中盤から地道にお金稼ぎが必要です。

金策に困る序盤は、何度も復活する宝箱はありがたいです。
しかし、ありがたいのは序盤だけです。
後半になったからといって、素敵なアイテムが入っているとは限りません。はした金しか入っていないことも多々あります。
はっきりいって宝箱ではありません。そりゃ、見た目も宝箱ではないけど、だからといってがっかりな代物を入れられても…。

武器の種類が豊富です。装備した時、見た目も変わります。
もっとも私自身は剣、槍、弓など一部のものしか使いませんでしたけど。

モブ討伐という本編に匹敵しそうなくらい大きなサブイベントがあります。
ボスより強い、モンスターがたくさん居ます。
私はS,Hランク(一部面倒そうな奴を除く)までしかやっていませんので、そこまでの感想。
ほんの一時期だけ、少し儲かったかな?というレベルです。
それ以外の時期は早く行くとアイテムを使いすぎかえって損になるし、遅く行くと「今更」な物しか手に入りません。
モブのランクが上がれば、「交易品」に必要なレアなアイテムが貰えるので、まあお得かな?


*まとめ
ストーリーを進める美しいムービー、そして、操作の手間を省いた戦闘。
操作するのは移動するためだけと言ってもいいくらいで、あまりRPGをやっている気分になれません。
かなりリアルな町並み、フィールドも何度も移動するうちに、美しさよりも広さに苛つかされるようになります。(せっかちな人には)
そして、やっと次の町に到着しても、新たな装備が買えず金策に走り、ストーリーを忘れ気味になります。
どうせ楽にするなら、この辺りも楽にしてくれればいいのに、と言いたくなってきます。

肝心のストーリーですが、(ムービーを見ることで進むので、ぼ~っとして見過ごしたのかもしれないけれど)、序盤はお使い的な物が多く、そして終盤のオキューリア関連は唐突では?と言う展開になっています。
ちょっと物足りない感じ。

それぞれの武器の最強のものを入手するのはかなり難しく、手間がかかります。
レアモンスターのレアドロップ品を売り「交易品」で手に入れるとかランダムに出現する宝箱から取る、とか。
(こういうことをロマンシング・サガでされても「サガだから」と許せるけれど、FFでされると腹が立つのは何故かしら?そういえばFF10のルールーの武器も許せなかったわね)
勿論、最強武器が無くても余裕でクリアできるので問題はないのですが。

本編に匹敵しそうなくらい時間を費やすことが出来るサブイベントのモブ討伐は、このタイプのバトルが好きな人には盛り上がれると思います。

私には向かないバトル形式となり、あまりやり込むことなく終わってしまいました。
(SO3DCでやりこみをやっているので、さすがに2つもやる気がないというのも一因ではあるけれど)
今のままではPS3を買うことはないので、もしかしたら最後になってしまうFFシリーズが、あまり好みの姿ではなかったのが非常に残念です。
もっとも私には合わなかっただけで、夫には大好評で全モブ討伐をやっていたので、「合う合わない」が極端なのかもしれません。

おまけ。夏にはお得意のインターナショナル版が出るのも少々ショック。
コメント (2)
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