クールな生活

日々の雑感と意見

慰安婦問題と歴史認識を話題にする韓国大統領の知日度

2017-06-23 13:55:43 | 時事問題 政治
韓国大統領文在寅は5月に就任したばかりだが、6月になって対日本に関する記事が出てきた。

その1 6月12日の自民党幹事長二階との会見から(産経ニュース)
・外国の首脳級と会うのは初めてで、自民党幹事長二階が首相安倍の親書を手渡した。
・「両国間で難しい問題がないとはいえないが、実用的なアプローチで未来志向のパートナーへと発展できることを希望する」とも述べ、シャトル外交の復活で日韓関係を「挽回したい」と語った。
・慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的」な解決を確認した日韓合意に関しては、「韓国国民の中で受け入れられないという感情もあるのも事実だ。解決には時間が必要だ」また、「ともに知恵を絞って解決を図り未来志向の関係を築くことが大事だ」と語った。
・北朝鮮情勢に対処するため連携を強化することも確認した。
その2 6月20日の米紙ワシントン・ポストとのインタビューから(読売新聞)
・慰安婦問題をめぐる2015年の日韓合意に関し「問題解決には、日本が法的責任を取り、公式に謝罪することが必須だ」「韓国の国民、特に被害者に受け入れられていない」と指摘する一方で「この問題だけで日韓関係の発展が妨げられてはならない」とも語り、日韓関係の改善に前向きの意向を示した。大統領選で唱えていた、合意の無効化と再交渉には言及しなかった。
・北朝鮮問題に関しては、現時点では「制裁を強化し圧力を加えるべきだ」としつつ、北朝鮮が非核化に向け一定の進展を示した場合は「開城工業団地の操業再開」などを通じて北朝鮮の支援にまわるべきだとした。
・今月末に初会談を行う米大統領トランプについては「北朝鮮の核放棄と朝鮮半島の非核化という目標で一致している」と強調。米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル」(THAAD)の韓国配備をめぐり環境影響評価を行うと表明した問題では「配備の延期や撤回を意味しない」と強調した。
・これまで「条件が整えば、平壌にも行く」としていた、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との会談については、「適切な条件が整えばだ。今でもいい考えだと信じている」と述べ、従来の考えを繰り返した。
その3 6月22日のロイター通信とのインタビューから(中日新聞)
・日本について「慰安婦問題を含め、韓国との過去の歴史問題を解決するために最善の努力をしていない」と批判した。
・「日本は戦時の歴史問題(の責任)を完全に認めることを拒否しており、日本の軍備支出が拡大していることも憂慮される」と述べた。
・従軍慰安婦問題では「日本は歴史問題解決のために十分な努力をしていない」と述べた。
・竹島(韓国名・独島)に関して、日本の領有権主張を批判した。
・北朝鮮核問題について、北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射や6回目の核実験に踏み切れば強力な制裁が必要だとした。

韓国大統領文在寅は1953年生まれ、韓国前大統領朴槿恵は1952年生まれで、ともに学校で反日の歴史を習っている。韓国の歴史教育は、今も是正はされていないと聞いている。この人たちが言う日本の歴史認識とは、韓国をいじめたことに対する認識がないということなのだろう。慰安婦問題では、朴槿恵は日本に歩み寄る姿勢を見せたが、文在寅は左翼であることもあり、選挙時から朴槿恵が行った日韓合意に反対していた。大統領になったからと言って、反対を変えるわけにはいかない。それを民意と言って自己主張を正当化しようとしているわけだ。

日本は、世界には韓国のいう慰安婦問題は誤り、というよりも虚偽であることを繰り返し発信し、韓国には日韓合意は国と国との取り決めで、国際法上で間違っていることがないことを伝えるしかない。文在寅には、さらに、日本は韓国と戦争したことはないのだということを改めて教えなければならない。韓国民意が騒いでいるといわれても、それは内政問題で、日本が関わることはない。
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