風の音パンフルート製作工房

浅い軽やかな音・心に沁みる奥深い音を自然の素材から自在に引き出します。パンフルート販売・修理・見学受付け中。

竹のシンクイ虫被害

2021-02-25 | 竹林

竹には天敵とも言うべき自然の中に住む虫がいます。

 

       

地球上の生物は何らかの栄養素をとりながら生きています。

生存競争を生き抜くためには他の者とは競合しない食べ物が一番良いのです。

パンダが竹を食料にしていることは知られていますが、これは生食です。

問題のシンクイ虫ですが、竹を伐採して3年後ぐらいの乾燥が進んだ後侵入が始まり

ます。

パンフルートに使う竹は軒先などに吊るして乾燥させますが、あまり長く置きすぎると

使いものにならなくなります。

8年ぐらい軒先に吊るしておいたこともありますが、80%被害にあっていました。

 

 

風の音パンフルート制作工房  広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)
連絡先 080-5235-7664 082-894-0854  panfrute@yahoo.co.jp 香原良彦まで


竹は冬の休眠期に伐採

2021-02-21 | 竹林

竹林にある竹は、伐採して工房に持ち帰って始めてパンフルートの素材となります。

 

 

 

竹は水分が多い時期に伐採すると、竹を食い荒らす虫の被害を受けやすくなります。

一般的に11月・12月・1月を指しますが、径の細い種の竹は竹の子の発生が6月ごろ

になりますので、伐採時期は1月・2月・3月・4月になるのではないかと思っています。

私は農業暦の「ハッセン」の期間を参考にして伐採時期を決めています。

笛作りに条件の良い竹を選んで現地で束ねた後、軽トラックに積んで工房まで

持ち帰ります。

 

 

風の音パンフルート制作工房  広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)
連絡先 080-5235-7664 082-894-0854  panfrute@yahoo.co.jp 香原良彦まで


パンフルート工房近くに自生

2021-02-18 | 竹林

当工房近くでは里山と川があり、竹の種も量も豊富です。

 

 

 

パンフルートに適する種が、工房から歩いて行ける範囲に5種類あります。

工房で制作する竹のパンフルート素材は、全てこの範囲内で調達しています。

まさに、この地点に「楽器制作工房を開きなさい」という天の指示があったみたいです。

川土手に自生するこれらの竹は私が独占するわけではなく、地区の人たちの共有財産

です。

地区の人たちは農業用の支柱にしたり、利用しています。

 

 

風の音パンフルート制作工房  広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)
連絡先 080-5235-7664 082-894-0854  panfrute@yahoo.co.jp 香原良彦まで


メダケの竹林

2021-02-14 | 竹林

パンフルートの素材は日本に自生する竹です。

 

 

 

日本には10種類以上の竹が自生していますが、パンフルートに適する種は数種類

に限られます。

代表格が写真のメダケ(女竹)です。

径の大きさも節の長さもパンフルートにちょうど良いのです。

竹の子時代のうす皮が5年間ぐらい残ります。

皮付きの細長い竹を見つけたら、それがメダケです。

主に河川敷に自生しています。

里山の縁にも見かけます。

 

 


半音#と♭の位置

2021-02-10 | 半音のだしかた

パンフルートでは音程を下げることしかできませんので、#・♭の位置決めを考え

なくてはなりません。

 

 

 

パンフルートでの譜読みと音出しの場合、♭がつくとその管の歌口(径)を

半分塞いで息を吹込み音程を半音分下げます。

ややこしいのは#がつく場合で、一つ上の管を使い半音分下げて使います。

パンフルートはあらかじめ#一つのト長調で調律してあります。

#2つのニ長調、#3つのイ長調、#4つのホ長調となるにつれややこしさは

増してきます。

#の取り扱いについて繰り返し練習いたしましょう。

 

 

風の音パンフルート制作工房  広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)
連絡先 080-5235-7664 082-894-0854  panfrute@yahoo.co.jp 香原良彦まで