風の音パンフルート製作工房

浅い軽やかな音・心に沁みる奥深い音を自然の素材から自在に引き出します。パンフルート販売・修理・見学受付け中。

パンフルート工房見学者あり

2019-03-30 | パンフルート界の交流

住吉さんを偲ぶ会に参加された横浜と千葉の方2名が翌日パンフルート工房を見学

されました。

 

  

 

この方たちは東京の大束さんに弟子入り、現在は埼玉のパンフルート教室に通われて

いるそうです。

二人とも広島に来るのは初めてで、広島といえば「風の音パンフルート制作工房」をぜひ

見学したいと事前に予約が入っていました。

大束さんは演奏家・パンフルート製作者としてしられていますが、製作は1種類の竹で作

られているようです。

当工房では竹5種類・木8種類ぐらいの異なる材質のパンフルートがあり、それぞれ音質

が違います。

短時間で全種類を確認するのは無理なので代表的な数種のパンフルートを試奏していただ

きました。

私としても他人が吹くパンフルートの音を客観的に聞く稀有な機会なので笛が人の手で

どういう発声をしているのか見守りました。

 

  

 

風の音パンフルート制作工房  広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)

連絡先 080-5235-7664 082-894-0854  panfrute@yahoo.co.jp 香原良彦まで


住吉さん(元パンフルート協会事務局)をしのぶ会

2019-03-28 | パンフルート

3月26日呉市にて昨年末60歳代の若さで亡くなった住吉さんをしのぶ会が行

われました。

 

  住吉さんと一緒に活動していた呉木曜会パンフルートクラブのメンバー演奏。

  

 

住吉さんはパンフルートへの情熱を持って日本のパンフルート界をけん引されて来られ

ました。

その情報収集能力と行動範囲は広く、各地におられるパンフルート愛好家を結びつける

中心でありました。

会場には関東から2名・金沢から1名の参加を含め20名がつどい、追悼演奏や住吉さん

との思い出話など紹介しあいました。

みなは彼の残した意思をついでパンフルート界発展のために行動することを誓いあいま

した。

 

  

 

風の音パンフルート制作工房  広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)

連絡先 080-5235-7664 082-894-0854  panfrute@yahoo.co.jp 香原良彦まで


七色の世界:歌うように音を広げる

2019-03-26 | パンフルート演奏研究

パンフルートで立ち上げた後の音は音符の長さに伸ばして広げて行きます。

 

  

 

パンフルートの音の出る瞬間から膨らみ方・膨らませ方を想像しましょう。

音は立ち上がった瞬間に荒い音とか清い音とか性格が決まってきます。

その性格は変えようがありませんが、想像力豊かに膨らませて行くことは可能です。

瞬間の出来事ですが、その時間・空間をコントロールできるようにしましょう。

イメージの世界ですからあなたの創造性が試されます。

各人のアタックは色々あるでしょうが、私はパンフルートの音に表情をを込めるとき

前回紹介した「母音を使って吹く」で歌うようにして世界を創り上げています。 

 

    

 

風の音パンフルート制作工房  広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)

連絡先 080-5235-7664 082-894-0854  panfrute@yahoo.co.jp 香原良彦まで


七色の世界:工夫した音を聞こう

2019-03-24 | パンフルート演奏研究

パンフルートの音の並びが平坦な人は、同じ形を保つことに意識があるか又は吹く形につ

いて何も考えていないと思われます。

 

  

 

パンフルート演奏で「音さえ出ていれば良い」という考えは捨てましょう。

自分の吹き出した空気の作用で音が育っていく時間と空間を認識できるようになりましょ

う。

自分の耳で聞きながら次に送り出す空気の質量を意識的に変化させることにより音の膨ら

み方が変わる過程を見るのです。

同じ形をキープして吹き進める方にとっては当然のこととして同じ調子の音が出るわけで

聞き流せば良いのですが、こういう方はいつまでたっても平坦な演奏しかできません。

曲調により表情豊かな音を出せるようになるには、まずはアクションを起こした空気の塊

がどういう結果として現れるのかを見極めましょう。

まずは自分の音を自分の耳でよく聞くことです。 

 

  

 

風の音パンフルート制作工房  広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)

連絡先 080-5235-7664 082-894-0854  panfrute@yahoo.co.jp 香原良彦まで


七色の世界:表情を込める第一歩は音の強弱

2019-03-22 | パンフルート演奏研究

よく「アナウンサーの棒読み」という言葉が使われますが、パンフルートでもこの言葉が

あてはまる演奏がよく見られます。

 

  

 

パンフルートを演奏するとき譜面を読む・管の位置を予測するなどの基本的なことだけに

気をとられていると平坦な音のつながりとなりがちです。

ベテランになるといろんな角度で音を見つめていますが、初級者にとっては音をスムース

につなぐことに精一杯というのも理解できます。

そこは反復練習で克服してぜひとも次の段階へと進みましょう。

一つずつ工夫する項目を決めて自分の音の世界を広げて行くことです。

音への工夫が一番顕著に表れるのが息の量などを変えて行う「音の強弱」です。

最初は強・中・弱の3段階で強は音が破綻するまで、弱は音が消え行くまで極端にやって

みましょう。

今までとは違った音が出てくるはずです。

 

  

 

風の音パンフルート制作工房  広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)

連絡先 080-5235-7664 082-894-0854  panfrute@yahoo.co.jp 香原良彦まで