風の音パンフルート製作工房

浅い軽やかな音・心に沁みる奥深い音を自然の素材から自在に引き出します。パンフルート販売・修理・見学受付け中。

パンフルート・カタログファイル 11

2016-12-12 | 楽器カタログ

パンフルートを始めてみたいといわれるお客さんの中には安価を求める方もおられます。

 

カタログNO・21    メダケ11管ピッコロパンフルート     価格   1万円

  

 

  パンフルート工房・製作NO  286

  製作年月     2015・9

  重量       220g

  音域    最低音B(ピアノ中央Cより6音上4B)より1オクターブ+3の6Eまで11音

  材質    広島市安芸区・河川敷のメダケ

  音の特質  音の出やすい中音域にあたるので、野太い堂々とした音がでる。

        童謡・歌曲など音域の少ない曲が演奏できる。

        広島市立千田小学校に納入した楽器と同型であり、小学生用・入門用である。

 

カタログNO・21    メダケ16管ピッコロパンフルート      価格   3万円

  

 ※ 在庫切れ。生産を19管(価格3万円)に移行。19管で注文ください。2019・7記

  パンフルート工房・製作NO  279

  製作年月     2015・10

  重量       370g

  音域    最低音G(ピアノ中央Cの5音上4G)より2オクターブ+1の6Aまで16音

  材質    広島市安芸区・河川敷のメダケ

  音の特性  メダケ特有の重量感のあるキメの細かい澄んだ音。

        高音域の反響がないので、全体としてまろやかな音となる。

        標準型アルトパンフルートの高音部をカットして価格を抑えた学生向き入門用。

 

風の音パンフルート製作工房  739-0302 広島市安芸区上瀬野町205 (国道2号線沿い)

連絡先   080-5235-7664   080-894-0854  メールアドレス panfrute@yahoo.co.jp


パンフルート・カタログファイル 10

2016-12-08 | 楽器カタログ

今回はパンフルート製作工房近くの河原に生息するナリヒラ竹で作ったパンフルートを取り上げる。

ナリヒラ竹はメダケと同じような環境で生息し、大きな竹林を形成して大量に素材を確保できる。

 

パンフルート・カタログNO  19  ナリヒラ竹・22管アルトパンフルート   価格  6万円

  

 

  パンフルート工房 製作NO   213

  製作年月     2014・6

  重量       385g

  音域    最低音G(ピアノ中央Cの5音上4G)より3オクターブ上の7Gまで22音

  材質    広島市安芸区・河原のナリヒラ竹。

        肉厚薄く表面は硬い。竹の表面に自然環境で生きた証の模様が入る。

  音の特性  柔らかく透明感ある音。ほのぼの感があふれる。

        優しい音の比重は高いが、鋭い音も同居する。

        少なめではあるが、倍音が柔らかく響く。

 

カタログNO・20   ナリヒラ竹・23管テノールパンフルート    価格   7万円

  

 

  パンフルート工房・製作NO  208

  製作年月     2014・6

  重量       590g

  音域    最低音C(ピアノ中央4C)より3オクターブ+1の7Dまで23音。

  材質    安芸区上瀬野町・河原に自生するナリヒラ竹。

        肉厚薄く表面は硬い。竹の表面に自然環境でついた模様が入る。

  音の特質  柔らかく濁りの少ない透明感ある音。ほのぼの感あふれる音。

        ほとんど優しい音に占められるが、厳しい音もわずかに入る。

        倍音は柔らかく響く。

 

工房住所  739-0302 広島市安芸区上瀬野町205 (国道2号線沿い)

連絡先   080-5235-7664  082-894-0854   panfrute@yahoo.co.jp        


パンフルート・カタログファイル 9

2016-12-06 | 楽器カタログ

今回は松の木の枝部分の芯にある「肥え松」を使ったパンフルートを取り上げる。

色・音共に美しいが、組織内にヤニ成分を含んでいるため密度が濃く重くなるのが欠点である。

 

カタログNO・17    肥え松・22管アルトパンフルート     価格   10万円希望

  

 

  パンフルート工房・製作NO  210

  製作年月     2014・6

  重量       590g

  音域    最低音G(ピアノ中央Cの5音上4G)より3オクターブ上の7Gまで22音

  材質    広島市安芸区・里山の枯れ松枝部分。 (入手困難)

        木目は粗くヤニ成分を含み重い。濃いオレンジ色で、明かりにかざすと光を通す。

        重くなるので重量を分散させる持ち方を工夫する必要あり。

  音の特性  温かく丸みのある音。重みのある滑らかな音。

        音の立ち上がりはその場で爆発的に広がる感じはなく、空気を押し込むごとに広がる。

        反応は鈍い方である。一方で、音のヒダは滑らかで繊細な透明感ある響きがある。

 

カタログNO・18   肥え松・23管テノールパンフルート     価格   11万円

   

 

  パンフルート工房・製作NO   202

  製作年月     2014・6

  重量       930g

  音域    最低音G(ピアノ中央4C)より3オクターブ+1の7Dまで23音。

  材質    広島市安芸区・里山の松枯れ木より1本ずつ拾い集める。

        木目は粗くヤニ成分を含み重い。濃いオレンジ色でべっ甲のように明かりにかざすと光る。

        超重いので体の軸から構えを見直し、体全体で支える姿勢を身につける必要がある。

        ニスを塗った中からでもヤニが浮き出て来る。日々生きていることを実感させる楽器である。

  音の特質  温かく丸みのある音。重い音。全体を通して柔らかく倍音が響く。

        今まで作って来た木の中で一番柔らかく温かみのある音である。

        通常優しい音は鈍く濁りがちであるが、この楽器は「優しく透明感」のある音である。

        瞬時に音が立ち上がる荒々しい感じはなく、繊細な表現に向いた楽器である。

 

工房住所  739-0302 広島市安芸区上瀬野町205 (国道2号線沿い)

連絡先   080-5235-7664  080-894-0854  panfrute@yahoo.co.jp

 


パンフルート・カタログファイル 8

2016-12-04 | 楽器カタログ

今回は建材として一般的な檜で作ったパンフルートを取り上げる。

 

カタログNO・15   檜の木・22管アルトパンフルート   価格   8万円

  

 

  パンフルート工房 製作NO   306

  製作年月     2016・8

  重量       390g  (竹440gより軽い)

  音域    最低音G(ピアノ中央Cより5音上の4G)より3オクターブ上の7Gまで22音

  材質    広島市安芸区・里山の檜 (生木を伐採後3年間乾燥させた)

  音の特質  温かい音の中に鋭く厳しい音も混じる暖色・寒色混合型。

        倍音もよく出て響きあり。音の立ち上がりはぼんやりと鈍いが、すぐに響きがカバーする。

        音の線が細いので演奏者の耳には爆発的に広がる感じはない。立ち上がりから大きい音を求め

        る人にとっては物足りないかもしれない。繊細な音を好む人向きの一品である。

 

カタログNO・16  檜の木 23管テノールパンフルート     価格   9万円

  

 

  パンフルート工房 製作NO  305

  製作年月     2016・8

  重量       570g

  音域    最低音C(ピアノ中央4C)より3オクターブ+1上の7Dまで23音

  材質    広島市安芸区・里山の檜(生木を伐採後3年間乾燥させたもの)

  音の特性  温かい音の中に鋭く厳しい音が混じる暖色・寒色混合型。

        高音は倍音が出てよく伸びる。低音も柔らかくよく響く。

        「強弱」「固柔」「激滑」と両極にメリハリのついた演奏ができる楽器である。

 

工房住所 739-0302 広島市安芸区上瀬野町205 (国道2号線沿い)

連絡   080-5235-7664  082-894-0854   panfrute@yahoo.co.jp


パンフルート・カタログファイル 7

2016-12-02 | 楽器カタログ

今回は山椿の木のパンフルートを取り上げる。

里山の中で椿は常緑低木樹で木漏れ日の中、年月をかけてゆっくりと太って行く。

 

カタログNO・13   椿の木 22管アルトパンフルート     価格  8万円

  

 

  パンフルート工房 製作NO  293

  製作年月     2016・6

  重量       490g (木目が狭く密度が濃いせいで重い)

  音域    最低音G(ピアノ中央Cの5音上4G)から3オクターブ上の7Gまで22音

  材質    広島市安芸区・里山の山椿

        木目狭く太るのに時間がかかる。黄白に近いオレンジ色の肌。

  音の特性  ほのぼの感のある鈍い音。細くねばりのある音。

        高音で澄んだ粘りのある音。低音で鈍くほのぼのと響く。

        鈍い音は「音が沈んで行く」方向で扱いにくいが、工夫して乗り越えて行けば「優しさ溢れる」

        音の世界が目の前に広がって来る。

 

カタログNO・14   椿の木 23管テノールパンフルート     価格   9万円

  

 

  パンフルート工房 製作NO  292

  製作年月     2016・6

  重量       790g   (重いので腕だけで支えず体全体で支える工夫をしてください)

  音域    最低音C(ピアノ中央4C)から3オクターブ+1 7Dまで23音

  材質    広島市安芸区・里山の山椿

        木目狭く太るのに時間がかかる。硬い。黄白に近いオレンジ色の肌。

  音の特質  ほのぼの感のある甘く優しい音。柔らかく粘りのある音。

        甘く優しさのある高音、ほのぼの感のある低音が優しくふくらむ。

        既存の楽器でいえば「クラリネット」方向の音である。

        甘く鈍い音は沈みこんで扱いにくいが、出た音を押し込んで行くなどの工夫をして乗り越えて

        行けば「甘美な世界」が広がってくる。

 

工房住所  739-0302 広島市安芸区上瀬野町205 (国道2号線沿い)

連絡    080-5235-7664  082-894-0854  panfrute@yahoo.co.jp