風の音パンフルート製作工房

浅い軽やかな音・心に沁みる奥深い音を自然の素材から自在に引き出します。パンフルート販売・修理・見学受付け中。

楽器を吹くと方向が変わる

2019-10-31 | パンフルート演奏研究

フリーの時とパンフルートの歌口を当てた時ではビームの角度が違って来ます。

 

  

 

上向きビームを出すことに成功したあなたですが、実践の場では新たな試練が待ち受け

ています。

上向きビームのテストはフリーの状態でおこないますが、いざパンフルートを構え歌口が

下唇に触れた時位置関係が微妙に変化するのです。

楽器と唇の位置関係(力のかかり具合)は人によって異なりますが、これによりビームの

角度が下向きに変化することは確実です。

私はビームの角度を意識を持ってコントロールすることを勧めていますが、この現象が必

然的に起きることを認識しておいてください。

楽器を吹いた時は空気の流れを見ることはできませんので、フリーの時指を下唇にあて

片方のてを前にかざしながら圧力の強弱で方向が変わるのを確かめてください。

 

  

 

 風の音パンフルート制作工房  広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)

連絡先 080-5235-7664 082-894-0854  panfrute@yahoo.co.jp 香原良彦まで 


鼻の頭に息を吹きかけてみましょう

2019-10-28 | パンフルート演奏研究

上向きビームを極端にすると鼻の頭に息が吹きかかります。

 

  

 

あご骨を思い切り(顎が外れない程度に)前に突き出してビームを出してみましょう。

物事は中途半端な状態からは真実が見えてきません。

極限の上向きを体験して、片方の手をかざしながら徐々に下に向かいましょう。

この時口角のどの部分が合わさっているのか、どのような斜面の時どの角度になるのか

確認しながら動作を行いましょう。

そして他の動作をしている途中で瞬間的のこの唇の形を作ってビームが狙い通りの位置

に来ているのか反復訓練も行いましょう。

パンフルートを構えて音を出す直前でも、当然この唇の形を作りますよね。

 

  

 

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あご骨運動で両唇の合わせ位置を変える

2019-10-25 | パンフルート演奏研究

皆さんはパンフルートの音を出す時、あご骨運動をするとは思っていなかったでしょうね。

 

  

 

ビームを真っ直ぐ出すには下図点線の位置で上下唇を合わせましたが、上向きビームに

するためには合わせ位置を奥にする必要があります。

下図は下唇の位置関係を示していますが、斜線の位置で上下唇を合わせようとすると

両唇を前後に動かす動作を行わなくてはなりません。

上唇は頭蓋骨にくっついていて動かすことはできませんが、下唇は顎骨ごと移動させる

ことができます。

食べ物を噛む咀嚼のとき観察すると下顎しか動いていませんよね、それと同じ原理で唇

を前後に動かす動作は下顎でということになります。

鏡を見ながらあご骨前後運動をして合わせ位置が変わって行くのを確かめましょう。 

 

   

 

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ビームを上に向ける方法は?

2019-10-22 | パンフルート演奏研究

ビームの向きが知らず知らずのうちに下向きになっていましたね。

 

  

 

ビームを上向きにするためには水平に息を出すために合わせた唇の位置から奥の方に

ずらす必要があります。

みなさん今まではパンフルートの音を出す時、ビームの方向など気にすることはなかっ

たでしょう。

このままでは平坦な音の羅列の音楽でしかありません。

ここらで意図を持った音作りの方向に舵を取りましょう。

合わせ位置を奥にずらすにはどうするか、口を開けたり閉めたりモグモグしたり、色々

試してみましょう。

上唇は動かすことができませんので、下唇をあご骨ごと前後に動かすしかありませんね。 

 

  

 

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楽器を当てると方向が変わる

2019-10-19 | パンフルート演奏研究

水平に息を出していてもパンフルートの歌口を当てると方向が変わります。

 

  

 

負荷なしの状態でビームを正面(水平)に出してみましょう。

次にパンフルートの歌口を当てるイメージで指を軽く下唇に当てましょう。

下唇に少しの圧力が加わることで上下唇の中心線がズレます。

下唇が奥に引っ込むことで上唇がかぶさる形となります。

もう一方の片手をかざしてビームを出してみましょう。

中心線がズレることで必然的にビーム方向が変わります。

この場合は下向きビームとなります。

みなさんこれまでは無意識であり「音さえ出れば良い」状態でしたが、この事実を知った

今からビームの方向性について意識しましょう。

 

  

 

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