舌先をうまく使ってパンフルートの音をコントロールしましょう。
コントラバスパンフルート(最低音3C) パンフルート工房裏山から見た秋の風景。
パンフルート演奏のとき舌先の動きをコントロールすることで思いのままの音を出せるようになります。
コツはタンギング時の舌の動きを活発化させることです。
面倒がって同じ位置でのタンギングを続けるとパンフルートから出てくる音は単一化され音楽は平坦となります。
パンフルート工房付近落ち葉の小径。 標準型アルトパンフルートとコントラバスパンフルートを比べてみました。
「ツ」と発音するタンギングを例にとると、ほとんどの方は音が立ち上がってその音をふくらませるまで舌先は動か
さないでじっとしていると思いますが、一工夫して音が立ち上がった瞬間舌先を引いてみてください。
「ツ・フゥー」となる感じです。
こうすることで「ツ」と荒い気流で立ち上がった音を「フゥー」で整え音質を変えることができます。
口内中央で音を切る「ク」の発音タンギングの場合でも舌先をじっとさせている場合と、口内中央から両唇まで届く
空気の塊を舌の上で転がすような動きをさせ比べてみてください。
両者の音には明らかな違いが出るはずです。
視聴者からは演奏者の口の中の舌の動きをうかがい知ることは出来ませんが、発する音を体で感じたとき演奏者の努力
は聞く人に伝わるのではないでしょうか。
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