風の音パンフルート製作工房

浅い軽やかな音・心に沁みる奥深い音を自然の素材から自在に引き出します。パンフルート販売・修理・見学受付け中。

団員増加によりパンフルートが足りなくなる!

2018-06-30 | 被爆樹木のパンフルート

広島市立千田小学校に被爆樹木パンフルートを贈呈して3年、その後の人気沸騰により納入し

た楽器ぎりぎりの団員が集まりました。

 

   

 

千田小学校には被爆樹木カイヅカイブキのパンフルートを90台納品していますが、そのう

ち13台は材料取りで余った最高音部を集めた超難しい楽器です。

肺活量の少ない子供たちにとって実質77台が使える楽器なのです。

3年前9名からスタートした同校合唱隊が現在の人数になるとは予想していませんでしたが、

現実は嬉しい悲鳴が上がる75名の団員となっています。

この事態に夏休みに入ってすぐの私がパンフルートの調律に出向くとき、竹の10管パンフ

ルートを予備として8~10台貸し出して今年度途中からの新加入に備えることとしました。

工房でも今の作業は中断し10管パンフルートを作るべく、材料取りに入っています。

 

   

 

風の音パンフルート制作工房  広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)

連絡先 080-5235-7664 082-894-0854  panfrute@yahoo.co.jp 香原良彦まで


74名の大合奏

2018-06-28 | 演奏会

広島市立千田小学校の「パンフルートPeace音楽会」では同校合唱隊による演奏も披露

されました。

 

   

 

3年前被爆樹木カイヅカイブキのパンフルート最初の20台を納入したときの団員はわずか

9名、パンフルートが合唱隊に加わってからメンバーは年々増加してきました。

課外活動である合唱隊は塾通いなどの家庭の事情で練習に参加できないこともあり、新年度

に白紙の状態から団員募集をされるそうです。

今年は70名からスタートしこの音楽会当日で75の団員となったそうです。

団員は3年生から6年生まで募集するそうですが上写真が前列に3年生、順に学年が上がって

おり初心者の低学年が多い布陣となっています。

4月終わりから練習を始めて2か月、まだぎこちない演奏ですが夏休みの平和発信ステージ

出演に向け練習を重ねまとまって行きそうです。

 

   

 

風の音パンフルート制作工房  広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)

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パンフルートPeace音楽会に出演

2018-06-26 | 演奏会

本日は広島市立千田小学校で1校時目よりある音楽朝会に同校合唱隊と一緒にパンフルート

演奏を行ってきます。

 

   

 

千田小学校体育館で行われたPeace音楽会では全校生徒と教職員約700名のもと、私の

出番ではアメージンググレイス・日本の歌メドレー(春夏秋冬の4曲)・いのちの歌の3

曲を私の保管している被爆樹木カイヅカイブキパンフルートで演奏いたしました。

 ピアノ伴奏されている方は呉市で演奏活動をされているプロピアニストの橋本佳子さんと

いわれる方でボランティアで千田小学校に協力されています。

今回で3回目のお相手をさせていただいていますが、生伴奏の機会がない私にとってまこ

とに貴重な時間であります。

 

   

 

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梅雨の湿気で音程下がる?

2018-06-24 | 楽器の手入れ・育てる

湿度の多い空気中ではパンフルート管の組織は膨張して膨らみます。

さて、音程はどう変わっていくでしょうか?

 

   

 

自然の物質である竹や木でできているパンフルートにとって冬の乾燥した空気と夏の湿潤な

季節は、空気中の湿気の違いにより大きく音程が変わって来ます。

一般的に空気が乾燥すると高くなり湿潤だと音程は低くなると思われがちですが、実は逆の

現象となります。

パンフルート管の立場になってみれば乾燥すれば収縮して管内の体積は広がり増えます。

夏の湿潤だと管は湿気を吸い込みふやけて膨張いたします。

管内体積で音程が変わって来ますので、体積が広がれば低くなり狭くなれば音程は上がり

ます。

梅雨時期パンフルートの音程は高くなるが正解です。

梅雨に入ってまだパンフルートの調律をされていない方は早急に行いましょう。

 

   

 

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下処理に8割の労力と時間

2018-06-22 | パンフルート作り

実のところ今年に入ってパンフルートの組み立て作業はできていません。

 

   

 

みなさんはパンフルートの組み立てについて「管を寄せ集めてくっつければすぐにできる

はず」と思っておられることでしょう。

よく「年に何台パンフルートを作られますか」と聞かれますが、今年に限って言えば今まで

0台ですし今の管の下処理作業はあと数か月は続きますので組み立て作業なしの可能性も

あります。

毎日パンフルートつくり作業は行っておりますが、1年のうち8から10か月は「管の下

処理作業」となっているのが現実です。

今も2週間前から朝から晩まで30台分の山桜の管の穴あけ作業を行っており、低音から高音

管まで(720本)終わるのはあと2週間かかりそうです。

 

   

 

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