風の音パンフルート製作工房

浅い軽やかな音・心に沁みる奥深い音を自然の素材から自在に引き出します。




パンフルート・カタログファイル 9

2016-12-06 07:31:15 | 楽器カタログ

今回は松の木の枝部分の芯にある「肥え松」を使ったパンフルートを取り上げる。

色・音共に美しいが、組織内にヤニ成分を含んでいるため密度が濃く重くなるのが欠点である。

 

カタログNO・17    肥え松・22管アルトパンフルート     価格   10万円希望

  

 

  パンフルート工房・製作NO  210

  製作年月     2014・6

  重量       590g

  音域    最低音G(ピアノ中央Cの5音上4G)より3オクターブ上の7Gまで22音

  材質    広島市安芸区・里山の枯れ松枝部分。 (入手困難)

        木目は粗くヤニ成分を含み重い。濃いオレンジ色で、明かりにかざすと光を通す。

        重くなるので重量を分散させる持ち方を工夫する必要あり。

  音の特性  温かく丸みのある音。重みのある滑らかな音。

        音の立ち上がりはその場で爆発的に広がる感じはなく、空気を押し込むごとに広がる。

        反応は鈍い方である。一方で、音のヒダは滑らかで繊細な透明感ある響きがある。

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パンフルート・カタログファイル 8

2016-12-04 07:35:55 | 楽器カタログ

今回は建材として一般的な檜で作ったパンフルートを取り上げる。

 

カタログNO・15   檜の木・22管アルトパンフルート   価格   8万円

  

 

  パンフルート工房 製作NO   306

  製作年月     2016・8

  重量       390g  (竹440gより軽い)

  音域    最低音G(ピアノ中央Cより5音上の4G)より3オクターブ上の7Gまで22音

  材質    広島市安芸区・里山の檜 (生木を伐採後3年間乾燥させた)

  音の特質  温かい音の中に鋭く厳しい音も混じる暖色・寒色混合型。

        倍音もよく出て響きあり。音の立ち上がりはぼんやりと鈍いが、すぐに響きがカバーする。

        音の線が細いので演奏者の耳には爆発的に広がる感じはない。立ち上がりから大きい音を求め

        る人にとっては物足りないかもしれない。繊細な音を好む人向きの一品である。

 

カタログNO・16  檜の木 23管テノールパンフルート     価格   9万円

  

 

  パンフルート工房 製作NO  305

  製作年月     2016・8

  重量       570g

  音域    最低音C(ピアノ中央4C)より3オクターブ+1上の7Dまで23音

  材質    広島市安芸区・里山の檜(生木を伐採後3年間乾燥させたもの)

  音の特性  温かい音の中に鋭く厳しい音が混じる暖色・寒色混合型。

        高音は倍音が出てよく伸びる。低音も柔らかくよく響く。

        「強弱」「固柔」「激滑」と両極にメリハリのついた演奏ができる楽器である。

 

工房住所 739-0302 広島市安芸区上瀬野町205 (国道2号線沿い)

連絡   080-5235-7664  082-894-0854   panfrute@yahoo.co.jp

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パンフルート・カタログファイル 7

2016-12-02 07:40:07 | 楽器カタログ

今回は山椿の木のパンフルートを取り上げる。

里山の中で椿は常緑低木樹で木漏れ日の中、年月をかけてゆっくりと太って行く。

 

カタログNO・13   椿の木 22管アルトパンフルート     価格  8万円

  

 

  パンフルート工房 製作NO  293

  製作年月     2016・6

  重量       490g (木目が狭く密度が濃いせいで重い)

  音域    最低音G(ピアノ中央Cの5音上4G)から3オクターブ上の7Gまで22音

  材質    広島市安芸区・里山の山椿

        木目狭く太るのに時間がかかる。黄白に近いオレンジ色の肌。

  音の特性  ほのぼの感のある鈍い音。細くねばりのある音。

        高音で澄んだ粘りのある音。低音で鈍くほのぼのと響く。

        鈍い音は「音が沈んで行く」方向で扱いにくいが、工夫して乗り越えて行けば「優しさ溢れる」

        音の世界が目の前に広がって来る。

 

カタログNO・14   椿の木 23管テノールパンフルート     価格   9万円

  

 

  パンフルート工房 製作NO  292

  製作年月     2016・6

  重量       790g   (重いので腕だけで支えず体全体で支える工夫をしてください)

  音域    最低音C(ピアノ中央4C)から3オクターブ+1 7Dまで23音

  材質    広島市安芸区・里山の山椿

        木目狭く太るのに時間がかかる。硬い。黄白に近いオレンジ色の肌。

  音の特質  ほのぼの感のある甘く優しい音。柔らかく粘りのある音。

        甘く優しさのある高音、ほのぼの感のある低音が優しくふくらむ。

        既存の楽器でいえば「クラリネット」方向の音である。

        甘く鈍い音は沈みこんで扱いにくいが、出た音を押し込んで行くなどの工夫をして乗り越えて

        行けば「甘美な世界」が広がってくる。

 

工房住所  739-0302 広島市安芸区上瀬野町205 (国道2号線沿い)

連絡    080-5235-7664  082-894-0854  panfrute@yahoo.co.jp

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パンフルート・カタログファイル 6

2016-11-30 07:40:44 | 楽器カタログ

パンフルート製作工房では木の素材でもパンフルートを製作しています。

木の素材での音は「優しい音」「温かい音」「倍音を多く含む複雑な音」がします。

以下順次紹介して行きます。

 

カタログNO・11  桜の木 22管アルトパンフルート   価格  8万円

  

 

  パンフルート工房 製作NO 200

  製作年月  2013・10

  重量    440g  (竹平均420gなので重さはあまり変わらない)

  音域    最低音G(ピアノ中央Cの5音上4G)から、3オクターブ上の7Gまで22音

  材質    広島市安芸区・里山の山桜

        木目は粗く柔らかい。濃いオレンジ色の肌

  音の特性  柔らかく優しい音。温かい音。倍音が多く良く響く。

        優しさの中に凛とした厳しさのある音が交じり複雑な音の世界をかもし出す。

 

カタログNO・12  桜の木 23管テノールパンフルート   価格   9万円

  

 

  パンフルート工房  製作NO  203

  重量        750g

  音域    最低音C(ピアノ中央の4C)から3オクターブ+1の7Dまで23音

  材質    広島市安芸区・里山の山桜

        木目は粗く柔らかい。中心部は濃いオレンジ色、外周部は薄いオレンジ色。

  音の特性  優しく温かい音。高音域で倍音が良く響く。柔らかい音の中に鋭く厳しい音も混じる。

         鋭い音はニスの厚さが要因で、木独特の温かい音をベースに鋭さが入る。

        音の立ち上がりは木としては早く、リズムが取りやすい楽器である。

 

工房住所 広島市安芸区上瀬野町205  連絡先 080-5235-7664   panfrute@yahoo.co.jp

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はみ出し部分削り取り

2016-11-28 07:33:44 | 被爆樹木のパンフルート

パンフルートの底部箱型作りでは、表面を滑らかにするため木工パテを塗ります。

  

 

 木工パテをパンフルート管の際に塗ると、どうしても余分な液が管にくっ付いてしまいます。

底板ラインを仕上げたあと、このはみ出た部分をそぎ落として行かなくてはなりません。

ハケで水を塗り少し柔らかくして、小刀の刃や背を使って削ぎ落とします。

管の表面にキズをつけてはならない細かい作業なので、老眼鏡が頼りの私にとって時間のかかる作業です。

 

  

 

風の音パンフルート製作工房では被爆樹木カイヅカイブキの木のパンフルートを製作しています。

工房住所 広島市安芸区上瀬野町205 電話 080-5235-7664 mail panfrute@yahoo.co.jp

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