いろいろなサッカー雑誌などを見ていると、天皇杯よりも高校サッカー選手権の方が注目度が高いみたいですね。なんかボク的にも今季のサッカーはすでに12月初めで終了していて、天皇杯への興味は薄れております。
穿った見方かもしれないけど、浦和の選手なんかも「天皇杯に勝ち進んでいたらまだ今シーズンは終わっていないわけだよな。早く負けてよかった(長い闘いの1年の疲れをとる時期も必要だよ)!」っていうのが本音なんではないでしょうかね。
あとはもう、「J2に降格するサンフレッチェがどこまで頑張るか」と、サンフレッチェが優勝したりした時に各サッカー雑誌で特集される「天皇杯優勝という実力もあり、タレントも揃っていたサンフレッチェがなぜリーグ戦で勝てなかったか」という記事を興味深く読むこと、そしてそのタレントたちが「サンフレッチェに残る」のか「他のJ1チームに活躍の場を求める」のかというあたりですかね、興味の対象は。
そうそう、それで世間の注目を集める高校サッカーですが、今週号の「サカダイ」に、またしても鈴木大輔選手(星陵高校)が大きく取り上げられていましたね。まだ高校生でアルビの選手ではないけれど、サテライトのゲームにも出ていたしアルビと契約も交わしたわけなので、もうすっかり「うちの息子」状態ですよ。嬉しいですね。
しかも、この鈴木大輔選手が大きく取り上げられていた記事は「高校サッカー大会の特集」ではなく、「J1リーグホットライン」のコーナーなんですよ。もう大輔くん、立派なJリーガー扱いなんであります。
世界と互角に渡り合ったCBが
新潟のポジション争いに
名乗りを上げる
嬉しい見出しが躍ります。淳監督は、「高校出のルーキー(6人)は即戦力とは考えていない」と明言してはいますが、それが「嬉しい誤算」になる予感もムンムンしてくる大輔くんであります。
ここでアルビの最終ラインを整理してみると、千代反田、永田、ウッチー、松尾、ヒロシ、慶治ですかね。隊長はもう一つ前で起用される可能性が大きいし(なんたってポリバレントだから)、千葉ちゃんはボランチで起用される可能性が大きい(まぁ第3の外国人がどうなるかにもよるね、彼もポリバレントな全力王子だから)しね。
U-17のワールドカップに先発として出場、夏のインターハイでは準優勝、高さとスピードとたくましさが同居したこの逸材は、もちろんこの冬の選手権の優勝をねらいます。そして「1年目から試合に出られるように、1つ1つのプレーに責任を持って頑張りたいです」と、これからわずかの期間の間に、高校サッカー界からJリーグのアルビレックスへと活躍の場を移します。
今年のアルビで、亜土夢や河原やこの鈴木大輔選手あたりが活躍しだし、中堅勢、ベテラン勢との融合が上手くはかれてくると、「J1リーグ5年目:新潟のおとぎ話の第2幕の幕開け」ってことになるかもしれませんね。楽しみであります。
とりあえず、この冬は高校サッカー選手権にも注目の八百政であります。