「俺たちはまだまだだ」と自覚させられた最終戦

最終節大分トリニータ戦。八百政は新潟市内某所で午前は会議、昼から打ち上げ会のスケジュール。２時の万歳の直後にタクシーに乗り込み、「運転手さん、ビッグスワン。大至急お願い！」「キックオフ２時半やね。まかしときない！」タクシー内でスーツからオレンジに着替え、八百妻の待つＧ裏に駆け込みました。

シルビーニョとフラビオコーチのサヨナラゲーム
たぶんエジミウソンもサヨナラゲーム
もしかしたら慎吾もサヨナラゲーム
なんと深井までサヨナラゲーム（あとでわかった）
つかみ取れ！最終戦初勝利！
６位以上をゲットだぜ！

いろんな思いを胸に迎えた今季最終戦だったのですが、結果は「俺たちはまだまだだ」と自覚させられたゲームになりました。

２つのセットプレーで、ともに慎吾にやられました。慎吾の１アシスト、１ゴール。絵に描いたような「鈴木慎吾、古巣に恩返し！」ってヤツです。お見事！慎吾！ゲーム後のアルビＧ裏への挨拶は、もしかして「永遠にさよなら」の挨拶か？

一方のアルビレックス。いいところはほとんどなし。ハットトリックで得点王をねらうエジミウソンも、ハットトリックで２桁得点をねらう貴章も、惜しいチャンスすらほとんどなし。最終戦にかけるシルビーニョも気迫は感じられるけど空回り。

完敗でした。アルビレックスはまだまだです。Ｇ裏の応援は熱かったですけどね。残念です。「こりゃぁ～７位の目標もダメだな」「最終戦で選手へのブーイングなんて聞きたくないな」と、ゲーム後に女房と話しておりました。「最終戦なのに37000人は寂しいよね」とも。

そしたらなんと、他ゲームの結果の情報がオーロラビジョンに映し出されました。

げっ！浦和が最下位の横浜ＦＣに負けたよ！
げっげっげ！鹿島勝っちゃった！優勝は鹿島かよ！
なに！柏は負けたって？ラッキー！
なっなっなんと！エフマリは引き分け？

ってことは…

６位ですか？　目標達成ですか？　賞金ゲットですか？

なんと他チームのグダグダにも助けられ、６位でフィニッシュでした。それを知った瞬間に「大分に完敗モード」から「今季の目標達成の”よくやった”モード」に、僕ら夫婦はシフトチェンジ。そして最終戦セレモニーへとなだれ込んだのであります。

泉田知事の挨拶、鈴木監督の挨拶などがありまして、その頃はまわりのサポ仲間と「あ～あ、今年も終わっちゃったね」「グアムキャンプ行けないかな」などとおしゃべりをしながら、セレモニーを見ておりました。

そしたら中野社長が登場。挨拶の中で「Ｊ１・５年目の来季は、タイトルを獲ることを目標に！」という力強いタイトル奪取宣言です。思わず「聞いた？聞いた？今、中野社長『来シーズンはタイトル』って言ったよね！よっしゃー！」と八百政興奮しまくり。

その時です。ビッグスワンの上空を、白鳥の群れが一群、飛び去っていきました。

ピンボケでご免なさい。でも、この白鳥の群れは吉兆ですよ。まちがいない。僕らを含む多くのサポーターが、飛び去っていく白鳥の一群を見ながら「来季のタイトル奪取」を夢見たと確信しています。

さて、明日は「サンクスフェスタ」。２日続きでビッグスワンに行き、シルビーニョとお別れをしてきたいと思います。