壮瞥町の蟠渓温泉を訪れた先日のこと、温泉地を南北に貫く国道453号線では工事による対面通行が行われており、たまたま交通整理のおじさんに停止を命じられた箇所のすぐ目の前が、かつて拙ブログで取り上げたことのある野湯「オサル湯」へアクセスできる駐車場でしたので、ここで止まったのは何かのご縁、せっかくですから「オサル湯」の現状を見学してみることにしました(以前の記事はこちらから)。
まずは工事詰所が一角に建てられいる駐車場より長流川の川原へと下ります。
画像ではわかりにくいのですが、川原をよく見ると石の間からユラユラと湯気が上がっていました。
川原には温泉の湧出ポイントがいくつかあったのですが、最も大きかったのはこの湯溜まりでして、底からお湯が湧いていました。
湯溜まりは一人なら入れそうな大きさがあります。その大きさや形状からして、元々ある源泉の湯溜まりを人為的に拡大させて成形したものかと思われ、ご覧のように渓流と対岸の紅葉を望むロケーションは素晴らしいのですが・・・
52.6℃という高温ゆえにそのままでは入浴することができません。
湯溜まりのそばにチョロチョロと川水が細く流れていたので、周りの石を動かしたり並べ直したりして、その流れから湯溜まりへ水を導いて加水を試みましたが、川水は簡単には湯溜まりへ流れこんでくれず、思うように加水できなかったので、ここでの入浴は断念しました。
また、この湯溜まりから溢れ出た湯の流れが川の本流へ合流する途中にも小さな湯溜まりがあったのですが、いずれも小さく、しかも川の水が入りすぎてぬるくなっちゃっているので、せいぜい足湯か手湯が精一杯でした。そのうちに日が暮れはじめてきたので、残念ながら、この日は見学のみに留めて撤退することに…。スコップでも持参していれば上手い具合に入浴できたのかもしれませんね。
北海道有珠郡壮瞥町蟠渓 地図
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