毎年、この時期に行われている江戸川区議会議員の都市視察です。文教委員会は、福岡市「小中連携教育」、春日市「コミュニティスク-ル」、佐賀県「ICT教育」に行ってきました。
福岡市の小中連携教育については、江戸川区がすすめる内容とほぼ同じ方向であり、先行して実施されている内容がとても参考になりました。現場の体験をふまえた説明も分かりやすく、あっという間に終了の時刻になってしまいました。
一つ目は、学校教育法で位置付けられた義務教育学校(小中一貫校)ではなく、すべての小中学校の連携教育をすすめていくということ。平成21年度から目指す子ども像を話し合い、「基本的生活習慣を身につけ、自ら学ぶ意欲と志を持ち、心豊かにたくましく生きる子どもー自立と共生ー」とし、「あいさつ・掃除」「自学」「立志」を合言葉にしてきました。
二つ目は、小学校中学校の9年間を見通しての3つの視点のとりくみ。①学習から始まる連携教育、学習の決まり、中学校教員の小学校での授業活動 ②生活から始まる連携教育、ノ―メディアデイ、教師用指導マニュアル ③地域から始まる連携教育、地域合同清掃、合同研修会など。
三つ目は、施設一体型3校のとりくみ。小中合同の挨拶運動、中学生が小学生に声をかける、一緒に遊ぶなどができてきている。校長は、「お手本になろう」「あこがれ」の意識がうまれているとアンケートに答えているとのこと。職員室は一つのため、教職員の連携がとりやすい、日常的な交流ができているという話でした。
小中一体型では大規模校になり大変ではないか尋ねると、職員室は74名になるが、壁がないのがよかった、先生方が気楽に相談し仲良くなっていくと述べられました。小中学校の区切りがあるから大規模とは思わない。また、小学校の図工の授業に中学校の美術の先生が一緒に参加するなど工夫しているとのこと、自由な先生方の交流がよくわかりました。
部活は、通常は中学生のみだが、小学生が、夏休みなどの長期休業に体験参加している。運動場が一つしかないので、土日を工夫して使っている。小学校の教員が部活指導をする場合は兼務発令をしている。先生方の異動の際にも校舎一体型の学校と連携校との違和感はない。
不登校は全体に減っているが、6年の不登校数と中1との差がある。6年の時のことを中学校に申し送る。中一からケアしていくことをすすめている。
生活の規律は向上している、今後は学力向上が課題である。
小中の先生方が仲良くなり、子どもたちのために力を合わせてくださることを期待したいです。そのためにも、今の多忙な仕事の在り方を見直していくことが必要です。少人数学級早期実施、先生方の持ち時間削減なども実現させていきたいものです。
福岡市の小中連携教育については、江戸川区がすすめる内容とほぼ同じ方向であり、先行して実施されている内容がとても参考になりました。現場の体験をふまえた説明も分かりやすく、あっという間に終了の時刻になってしまいました。
一つ目は、学校教育法で位置付けられた義務教育学校(小中一貫校)ではなく、すべての小中学校の連携教育をすすめていくということ。平成21年度から目指す子ども像を話し合い、「基本的生活習慣を身につけ、自ら学ぶ意欲と志を持ち、心豊かにたくましく生きる子どもー自立と共生ー」とし、「あいさつ・掃除」「自学」「立志」を合言葉にしてきました。
二つ目は、小学校中学校の9年間を見通しての3つの視点のとりくみ。①学習から始まる連携教育、学習の決まり、中学校教員の小学校での授業活動 ②生活から始まる連携教育、ノ―メディアデイ、教師用指導マニュアル ③地域から始まる連携教育、地域合同清掃、合同研修会など。
三つ目は、施設一体型3校のとりくみ。小中合同の挨拶運動、中学生が小学生に声をかける、一緒に遊ぶなどができてきている。校長は、「お手本になろう」「あこがれ」の意識がうまれているとアンケートに答えているとのこと。職員室は一つのため、教職員の連携がとりやすい、日常的な交流ができているという話でした。
小中一体型では大規模校になり大変ではないか尋ねると、職員室は74名になるが、壁がないのがよかった、先生方が気楽に相談し仲良くなっていくと述べられました。小中学校の区切りがあるから大規模とは思わない。また、小学校の図工の授業に中学校の美術の先生が一緒に参加するなど工夫しているとのこと、自由な先生方の交流がよくわかりました。
部活は、通常は中学生のみだが、小学生が、夏休みなどの長期休業に体験参加している。運動場が一つしかないので、土日を工夫して使っている。小学校の教員が部活指導をする場合は兼務発令をしている。先生方の異動の際にも校舎一体型の学校と連携校との違和感はない。
不登校は全体に減っているが、6年の不登校数と中1との差がある。6年の時のことを中学校に申し送る。中一からケアしていくことをすすめている。
生活の規律は向上している、今後は学力向上が課題である。
小中の先生方が仲良くなり、子どもたちのために力を合わせてくださることを期待したいです。そのためにも、今の多忙な仕事の在り方を見直していくことが必要です。少人数学級早期実施、先生方の持ち時間削減なども実現させていきたいものです。