どうしてここまで「ホテル」
と「エレベーター」が頻繁に
出て来る夢を私は見るのか。
ホテルの方は、何度も繰り返
し繰り返し登場する状況から
幽体離脱中の身の安全(身体
がないのに)を確保できる
場所として位置づけられてい
ると、自分で気づきました。
エレベーターの方は、幽体離
脱中の「あの世」から戻る新
兵器と、長らく漠然と思って
いますが、ホテルほどピンと
来ている訳ではありません。
ただ、エレベーターに乗るシ
チュエーションは、今回の夢
のようにすでにホテル内であ
ることが多く、降りたい階に
降りられなくても、ホテルが
見つからない時ほどの緊張は
なく、どこかリラックスして
います。身の安全が確保され
ているのが判っているのか
今回の夢で興味を引いたのが
最後のエレベーターには大勢
の人が乗っていたことです。
逆光で1人1人の顔が判然とし
ない壁のような大柄な人たち
あえて言えばモアイ像🗿のよ
うな黒々とした男たちです。
🗿🗿🗿🗿🗿🗿🗿🗿🗿🗿🗿🗿🗿
「私」はこの同乗者がこの世
の人たちではないことを、な
んとなく知っていたように感
じます。しかし、恐怖感はな
く彼らが「8階」と言う指示
に従い、1階違いの近さまで
帰り着くことができました。
そこに居たのは目つきの悪い
いかにも胡散臭そうなヒト。
このコントラストは鮮明で、
「私」にとっては壁のような
モアイ像たちといる方が心が
落ち着いていて安心でした。
夢から覚めて、すぐに思い出
したのが、香港に実在したホ
テルでの知人の経験でした。
出張で滞在していたホテルで
エレベーターに乗るたびに、
見えない大勢の人が中にいて
「なんなの、あのホテルは?」
と普通に怒っていました(笑)
彼女にとって、見えない人た
ちは恐怖の対象ではなく、宿
泊客でもないのに無賃乗車し
ているぐらいの物言いです
(※ご興味があればこの話はメ
ルマガ~90cm上の世界~で)
「夢日記を始めて10年」に書い
たように、どうやら臨死体験
だったらしい中、私がチュー
ブと表現したものを別の人が
「ヌードル」「トンネル」と
呼んだように、誰かがエレベ
ーターを別の物で形容し、い
つかその役割を知る日が来る
ことを密かに願っています。
実際のNZ暮らしではシティ
ーにでも行かない限りエレベ
ーターに乗る機会はなく、1
年に1往復2回も乗るかどうか
夢での方が乗ってるかも