写真エッセイ&工房「木馬」

日々の身近な出来事や想いを短いエッセイにのせて、 瀬戸内の岩国から…… 
  茅野 友

Microsoft Edge

2020年11月28日 | パソコン

 4年前のことである。7年間使っていたWindows Vistaのサポートが終了するのを機会に、windows 10のパソコンに買い替えて、日々難なく使っていた。

 ところが1カ月前から、パソコンの動きが異常に重くなったばかりか、検索欄にキーで打ち込もうとするが、文字が直ぐには表示されない。そればかりか、画面の右下に「webページの回復」という警告がたびたび出てきて、しばらく待って、やっと文字を打ち込めるようになる。

 また、ネットサーフインをしようと目当ての記事をクリックするが、1、2分待ってやっと記事が出てくる。いくら待っても出てこないこともある。これでは、パソコンの機能を発揮しているとはいえないので、ない知識を絞ってCディスクのクリーンアップや、不用と思われるプログラムのアンインストールなどを試みるも、解決しないまま悶々とした日を過ごしていた、

 思い余って電器店へ駆け込むことにした。午前10時半、先客が2名いる。20分くらい待っていると私の番が回ってきた。こんな時いつもお世話になっている若い男の「先生」が笑顔で迎えてくれる。困っている状況を、情けなさそうな顔を作って説明した。

 先生はボードのキーをちょっと打ったあと「Internet Explorer(IE)がフリーズ(凍結)状態になっています。IEのサポートも2020年5月には終了するので、今ではMicrosoft Edge(ME)というブラウザを使う方がいいと思います。このパソコンにはそのソフトが入っているので、今すぐにでも使えるようにできます。これを使えばIEに比べてより高い速度で読み込みができるようになります」という。

 MEなんて初めて聞く名前である。よく分からないまま二つ返事でやってもらうことにした。秒殺でMEが入り、早速使ってみると、あれほど重たかった動作がなんということか、さくさく、すいすいと、まるで夢でも見ているかのように動いてくれる。

 しかも無料でやってもらった。何度も頭を下げてお礼を言って帰ったが、MEというブラウザが私のパソコンには初めから入っていて、しかも簡単に利用できるなんて、全く知らなかった。ひょっとしてMEを知らなかったのはこの私だけだったのでしょうか。皆さんはとっくの昔にIEからMEに変えていますか? IEは、今は昔の「終わった人」扱いであることを知った。