まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ「十字軍」運動NEWSLETTER-344-

2008年10月08日 |  マツタケの林地栽培 
今年も新シロを発見(Nikon 写真集もご覧下さい.マツタケのアップが見られます.)

 本日(10月8日)、阿閉夫妻、山田、中広、宮崎の5名で、澤田山上部の中広班整備地にマツタケ発生調査に入りました。
午後2時過ぎころ阿閉(仁)さんが整備地中央付近で発見されました。
計3本。添付写真の阿閉(仁)さんの指差し地点に2本、阿閉(真)さんの指差し地点に1本(まだ地中から頭が見える程度)あります。
今回の発見場所は昨年、中広さんが発見された地点とは異なりますので、新しいシロが確認できたことになります。
昨年確認地点ではまだ発生していませんでした。



まつたけ復活・里山再生市民運動


第162回マツタケ山づくり開催(10月10日)のお知らせ

 マツタケのシロ表面がある温度に瞬間さらされると、すなわち西日本では19℃を下回るとマツタケ子実体原基形成のスイッチが入る.濱田先生によると、通常の温度と土壌水分であれば、1-2週間内には マツタケが地表に顔を出す.今年は、さしたる残暑のぶり返しが無いように思える.過日の雨も子実体生長にプラスとなった.
 岩手県のデータでは、今頃気温は下がってい、もちろん地温も遅れて下がってくる.一日の平均気温と平均地温のカーブが交差する頃が、まつたけ発生の時期であった.しかし、通常、地温を測っている人は少ない.地温を簡単に知る方法は無いものであろうか? 
 気象学で、昔、一日の平均気温は午前10時頃の気温に近いと習った.もし、今でもそれが生きているなら、極めて単純で大雑把な地温の平均値が分ることになる.
 もっと大胆に云うと、午前10時頃の 気温が19℃から12℃あたりにあるとまつたけ狩のシーズンとなる.試してみよう!仮定が仮定だけに、外れてもお許し下さい.

<10月10日(金)の作業予定> 
山づくりエリアや作業内容を変更するときは、事前に連絡下さい.

 いよいよ、近辺でも、1-2週間早いマツタケの発生が見られるとの情報で、また、阿閉さんの解析により、いよいよ マツタケ発見大作戦を開始することになります.
1)玉城山班では、撒水の地温、気温変化を測定しながら撒水方法の実験を試みている.
2)澤田山では、村上班はマツタケの発生待ちとのこと.
中広班が澤田山上部を手入れしている.このエリアは秋の期待の☆ゾーン.
3)澤田山のNM班の広葉樹の林づくりは、ザイセンチュウ枯損、ナラガレ対策に大忙しである.

 皆さんの活動の様子を見ることができます(それらを覗くにはパスワードが必要).
ブログ画面左下Bookmark中のまつたけ復活・里山再生運動写真集(Nikon)を左クリックすると、ニコンオンライン写真集の画面に飛ぶ.その画面の右上にパスを入れるところがある.そこに10ji(読みは10時: 半角英数)を入れる. これでOK. スライドショウが見やすい.必要な写真は、右クリックで保存下さい.

まつたけ十字軍運動とは?
まつたけ復活・里山再生まつたけ十字軍運動は、生物の保全・多様性上危機に瀕する里山をマツタケ山に戻すことが目的である.近代的マツタケ学発祥の地、京都市左京区岩倉を活動の拠点として、放棄されたアカマツ林でマツタケ山づくりを楽しむことをモットーとしている.
私たちの山づくりは、
a)山-川-畑・水田(-海)のつながりを意識する.
b)“自然”との共生-徹底した有機物循環型の農林「業」をおこなう.
c)里山のバイオマス資源、有用植物・キノコなどを活用する. 
しかも楽しくなければならない!運動の中身は参加者の皆さんが創り上げることを
前提としていて、参加者の数だけ面白いことがあると自負している.

<活動エリアのアクセスなど>
(1)集合場所:京都バス「岩倉 村松」行き終点「村松」.あるいは京都市左京区岩倉村松現地アカマツ林(「村松」から北東へ450m徒歩6分).
初めての方は要連絡(連絡先は下記)
(2)アクセス:京都バスの「岩倉 村松行き」に乗車.このバスに乗車するには、
ア)JR京都駅七条口から(バス停「C6」番、所要時間約60分)
イ)阪急京都線四条河原町駅から(四条河原町交差点河原町通り北へ上ル東側
約40分)
ウ)京阪本線出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側、約30分)
エ)京都地下鉄烏丸線国際会館から(3番出口からバスターミナル 1番、約10分)
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)

(3)服装等:山で軽作業できる服装.ノコ・ナタ、運動靴か長靴か地下足袋、雨具、タオルなど.

(4)持参するもの:MY皿と椀と箸、コップなど、料理の持ち帰り容器など.
昼食は皆で作るので(結構リッチ;食べ過ぎにご注意)、飲料水(お茶があるので水筒)食材費(実費+α、通常 400円くらい)は徴収.
(5)降水確率(京都府南部、午前7時)が60%以上の日は、原則的に山づくり作業は中止.しかし、山や畑にも、「雨の日には雨の、雪の日には雪の景色がある」といって、皆さん岩倉で軽作業などされます.

(6)参加費は無料(活動費は皆さんの浄財カンパで成り立つ).資格も問わない.参加時間も自由.傷害保険等は各自加入のこと. ゴミ等は各自持ち帰り願います.

開催予定日 2008年10月
活動場所は岩倉香川山他.活動開始は、午前10時頃から.
第162回:10月10日(金)宮崎
第163回:10月18日(土)榎本
第164回:10月24日(金)三輪
第165回:11月01日(土)吉村

<お知らせ>
1)京都日本みつばちの会 会長 並河 孝さんよりお誘いがありました.
【★ みつばち祭り ★長野の松茸三昧フルコース ★ りんご狩り 】
長野県下伊那郡中川村・小渋湖温泉
日  時:平成20年10月19日・20日(日曜・月曜の一泊二日)
集合場所:亀岡駅・京都駅(午前8時・9時) 
費 用:26,000円程
申込み法:フアツクス又は電話にて申し込んでください。
  TEL 0771-24-6001 fax 0771-23-0123 携帯 090-8191-6431
       先着順でパスの定員になり次第締め切ります。

2)11月21日(金)に初窯式で皆さんの作品を焼きます.

<お便りコーナー>

<カンパ! ありがとう> 
   
カンパ等の振込先:
氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦 
銀行名: 京都銀行 山科中央支店 
口座No.: 普通預金 3698173 

主 催 
吉村 文彦(マツタケ生態学者)
まつたけ十字軍運動 代表
〒607-8421 京都市山科区御陵岡ノ西町38-27.075-581-8932, 090-6227-4305

共 催 団 体
京都大学マツタケ研究会(代表 大月 健)
京都市左京区北白川 京都大学農学部図書室気付(大月 健090-4280-3334)
NPO国際環境微生物応用研究機構、香川理化学研究所、NPO市民環境研究所
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