思いつくままに

心を思いつくままに働かせて
線を引こう
すると後から色がついてくる
ほらね

 

(2005/7/16)

 

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絵は誰にでも楽しめるもの、

いつもそのことを発信し続けてきました。

絵は苦手と思っている人の、半分以上は、絵の面白さに目覚める感性を持っているのではないかと思います。

絵は下手と思っている人の、99％は、頭で絵を観ている人と言っていいでしょう。

 

形を意識すると、それに似せなくてはと思ってしまいます。

だから無意識で線を引くのです。

何かを描こうと思わず、手を動かす運動と思って線を引くのです。

すると勝手に模様が生まれてきます。

 

感性を働かせ、楽しむのはここからです。

空に浮かぶ雲を見て、クジラに見えるとか、アイスクリームとか、イメージして遊んだことはありませんか。

それと同じように、紙の上にできた模様から、浮かんでくるイメージを楽しむのです。そして思いつく色があったら、少しぬってみましょう。

べたっとぬるのじゃなくて、出てきたイメージの色を、薄く、少しだけおいてみるのです。

すると、ほんの少し色が入るだけで、絵のイメージが変わります。

その変化を楽しんでみる。

すると、絵ってこんなに簡単でかまわないんだと思えるようになるはず。

 

母は80から絵を描きはじめました。（たとえばこんな感じです）

年齢も知識も技術も関係ありません。

ただ生きようとする意欲だけが必要でした。

 

ひとりでも多く、絵を楽しむ人が増えてほしい。自分の心とたのしく遊ぶ方法が絵の中にあるのを知ってほしい。

 

2005年も今も、思いは同じです。