Ⅰ
認識の構造
全体=認識✙否認識
認識=全体-否認識
否認識=全体-認識
・・・・・
境界線の引けないものは個として認識不可能という真理から
認識とは名詞ではなく動詞だと考えるのである
その理由は、認識の最も根源的な機能が
境界線を引くことだからである
認識は境界線を引くという
動的な機能があって
成り立っている
その意味で
上の
構造式を見ていただきたい
三つ . . . 本文を読む
自分が存在する
この認識は
自分だけが存在する
ということではない
自分がいるということは
自分を包んでいる
空が存在するということだ
自分を知るということは
自分以外をしっているということだ
認識の構図を知れば
それが分かる
注1
認識Aと認識Bは同一人物の認識で
いわば認識の表と裏と言えるだろう
注2
月と空は例示しただけで特にそこに意味はない . . . 本文を読む
胸を突き破り
止めようもなく涙があふれてくる
そんな体験したことがある
胸が熱くなって
鼻がしらが酸っぱくなる
そんな体験もある
目前の風景に目を奪われ
理由もなく
ただ茫然と
喜びの感情に 押し流されたこともある
あなたの言葉に
激しく胸をうたれて
胸の詰まることがある
あなたの生き方に
. . . 本文を読む
絵かきの必須品は
キャンバスと鉛筆である
私はひたすらそれだけで
絵を描き続けてきた
人間とは何か
絵かきは自分を知るために
キャンバスに鉛筆をたたきつけ
息を殺して
細い線を引いたりもする
絵かきにとって
キャンバスと鉛筆は
人生の体験と探求の
信頼すべき
道具だった
それが今になって
本当に初めて
. . . 本文を読む
君知りたるや
心根の
花にもまして
美しき
瞳の底を
覗きしは
かつての夢や
認識の
魔法といいし
からくりぞ
恋にくらんだ
片側の
認識魔法と
いいべけん
ああ夢なるは
すべからく
君の力に
あるまじき
わが力こそ
認識の
自縛の性と
心得よ
今こそ吾は
知り得よう
自縛を許す
から . . . 本文を読む
我ありて
この意識あり
ゆめまくら
夢うつつ
施錠なき門
我一人
あれやこれ
これやあれとは
我がこころ
思うまま
他が知りたもう
ものもなし
他を知らぬ
我もまた見ぬ
仏かな
見ぬゆえに
触れし仏の
波動あり
揺れて心
動じて眞の
喜びや
思い . . . 本文を読む
感動の
心あらわに
光あり
光る波
花よりもなお
美しく
美の神や
心動かす
とわの波
とわなれば
こその命や
尊けれ
尊在に
気付くは悟り
宇宙の子
宇と宙と
ありてこの身の
波動あり
波と波
心と心
感動と
わが至福
動にて感や
命こそ
. . . 本文を読む
感動の
触手に触れて
わが涙
胸奥の
海綿質に
滲みいずる
そは誠
芯より熱く
こぼれ来る
何やある
不思議の水や
無為自然
なさずして感動
なして作為の
涙なら
何ゆえ無為か
知るものはなし
知るはただ
有為はカラ
無為は我の
我でなき我
感動 . . . 本文を読む
疫病に
新たな道を
教えられ
満ちたるや
未知なる道に
ある酷暑
人の世の
乱るるままに
満月や
死してなお
満ることあれ
わが心
こころこそ
人たる至宝
極れぬ
至宝なる
心は知らず
わが土塁
突き崩してや
門となる . . . 本文を読む
卵殻の
崩壊静か
命ゆえ
死してこそ
新命託す
愛かなし
悲しみを
喜びに変え
さあきみへ
無の愛に
身を奉げるか
抜け殻か
至福には
抜けるこそあれ
命河
五次元の
極まりたるや
そは殻の
守りたる芯
. . . 本文を読む