清々しい風が吹いているからいいものの、これで風がなかったらとっても蒸し暑く感じたことでしょうね。気温も27度を超えたようですし、風速も5m/s(正午)ありますし。
この気温がきのう欲しかったなあ〜。きのうが今日ほどいい天気であれば、結果にもすんなりと従っただろうと思うのですがねえ。こと、夏の鮎釣りに関しては諦めが悪いのですね。まだ、諦めたくないという気持ちが強いからです。
ニンゲンの感情には天候というものが大きく影響するようですね。天気に気分が大きく左右されるというのは過去において何回も経験してきたことです。
実は、この「実は」も今回で最後だったりして、いや、そうはいかない、まだまだ流動的、常に揺れ動くのがニンゲンの気持ちといってもいいのでしょうが。
おとといの午後、だあ〜れもいない広瀬川に入りまして、結果は2匹。1匹はとっても大きく見えまして、ようやくここにきて25.5センチを超えたかなと、釣りあげたときには思ったのですが、現実はそう甘くはなく、願望が目をくらませたかのようでした。やはり、25.5センチでした。
それがおとといのこと。その2匹を活かしておいて、きのう午前中これが最後かもという気持ちで広瀬川に入りました。おとといは上流で竿を出し、きのうは美術館下に入ることにしました。ここは何回かいい思いをさせてもらった場所です。
その場所に入って、結果として掛からなければ諦めよう、諦められるかもという気持ちでした。また、その反対の、ここで掛かったらまだあきらめるのは早いということで、もっと粘るかもなあという気持ちがせめぎ合っていました。
ただきのうは一日中曇天で、気温も上がりません。全く冴えない天気でした。しかも、竿を出すつもりのポイントへ向かうために、川を横切っていた時、ここは川底が岩盤で、しかも溝があり、溝の深いところ(深いとは言っても膝上くらいですが)は滑りやすいのです。
それは十分に分かっていますし注意して横断していたのですが、それでも、それでも、起きることは起きるのです。そうです、滑ってしまい態勢を立て直すことができず、またしても前のめりに倒れてしまいました。
まともに顔面や体に水を浴び、上半身ずぶぬれになってしまいました。今年はよく転びました。滑って態勢を崩しての転倒ですが、やはりこれはからだが、体幹が脆くなってきているという証拠でしょうね。つまりは年(歳)をとってきたということです。
滑って転ぶときは、前のめりか仰向けかどちらかが圧倒的ですが、恥ずかしさの度合いからいえば、前のめりの方が恥ずかしいかなあ。まあ、前のめり転倒の中には、大鮎に引っ張りまわされた結果というのもありましたがね。
どちらが危険かと言えば、やはり仰向けに転倒ですね。前のめりは最悪の場合両手を開けて(竿を投げ出した)、顔を守ることができますが、仰向けの場合は後ろになにがあるか分かりません。平べったいところや水面ならまだいいのですが、石が顔を出しているようなところならかなりやばいです。
またしても、どうでもいいような個人的なことをいっぱい書いてしまいました。要は、ポイントへ向かう途中に転んでずぶぬれになったということです。ついていません。これがカンカン照りとか日差しが出ていてすぐに乾くだろうと思われる天気だったらよかったのですが・・・・。
上空は全面雲、雲、雲、天気予報でいう””雲量「隙間無」””そのものですね。まあ、つまりは竿を出す前から縁起でもないことが起きてしまったということです。竿を出してからのことを暗示しているのかと思ってもおかしくはないでしょう。
(結局はこの2匹のみ)
そうなのです、ここは、ここに限らず、広瀬川の場合追う気のあるアユがいればすぐに追ってきます。5分から10分しても掛からないときは「及びでない」ときなのです。それでも35分間、少し寒さに耐えて操作したのですが、掛かりません。
そういうことがあったのです、きのうの午前中は。だから、潔く昨日をもって広瀬川の鮎とはおさらばするかなあと思ったのですが、きょうのように快晴かつ暑くなってくると迷いが生じてくるのです。何歳になっても、迷いは付きまといます。死ぬまでそうなのでしょうね。
それで、この2匹の鮎はどうなったか?もちろん食べましたが、その食べ方です。そうです、3枚におろして、完全に骨をとりフライにすることにしました。そしたら、2匹は雄と雌でした。大きい方が雌でした。
贅沢な切り口です。鮎が大きいからできたのですが、骨に身がいっぱいついてしまいました。それは味噌汁にすることもできたのですが、妻さんの手間暇を考えてフライだけにしました。