サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

micco「はじまりの扉」@仙川KICK BACK CAFE 15.5.2

2015-05-05 | LIVE
                                   
先週の土曜日、miccoさん初のソロワンマンライブを観て来ました。









marble活動休止後、初となるソロワンマンでしたが
当たり前ですけどmiccoさん仕切りでmiccoさんが主導でどんどん進めて行くライブな訳で
その意味では正直観ていてすっごく新鮮なライブだった・・・というのが個人的にはあります
marbleのライブに関しては結構ちょこちょこ観させてもらってましたが、
知ってれば知ってるほど新しい世界、、、今回のライブタイトル風に書けば「はじまりの扉」を開けて行くような、正にそういうライブだったように思いました
はっきり言ってソロのmiccoさんのmarbleとはまた違う感触の距離感や楽曲の手さばき、選曲など素直に格好良かったです
ユニットは活動休止してますけど、ソロのライブもめっちゃ良かったのでユニットで来てた方も是非足を運んでもらいたいですね

楽曲はソロの新曲をちょこちょこ演りつつ、marbleの曲やカバー曲、それとnorth piccoの楽曲も演ってくれたり
割と以前の活動から地続きなセットリストにも仕上がってたのできっとユニットのファンの方、通称マブ達さんが来ても楽しめるはず、ですね
何よりも色々と沁みる感じのソロの新曲群がすっごく自分的にツボだったので
それを含めて今後の公演・活動にも大いに期待したくなる出色の初ワンマンだったんじゃないでしょうか
形態的には心機一転・リスタート感が当然のように付随してますけど、
新しい風を感じさせつつ「それまで」の良さも引き継いでるのが実にイイな。と思えた一夜でした
素敵な夜をありがとうございました。













会場は8カ月ぶりの仙川KICK BACK CAFE、
ソロワンマンにも関わらず満員御礼で高まる期待の中で開演時間から程なくしてライブはスタート
一曲目は意外にも「私だけの道」・・・と瞬間思いつつ、でもそう思ったのは一瞬だけであの曲のどっしりとした感じだったり
「ここから歩いて行くぞ。」みたいなテイストがソロワンマンのスタート曲としてはこれ以上なく相応しいな。と
噛み締めながら聴いてました
続く「星空」はより清廉としたアレンジが際立っててすごく素敵でしたね 正にオーガニックポップ!という味わい

MCでは「ツッコむ人がいない」「Patちゃんはボケでしょ?」といきなりツッコミ不在を嘆くmiccoさん
確かにnorth piccoのステージ等ではmiccoさんが逆にツッコミ役になってた為(笑
いつもとは違うステージ感を受けていたみたいでした
でもそれもまた観てる方としては新鮮でしたが


「ブルーウォーター」、そしてキャロル・キングのカバー「You've Got A Friend 」と非常に聴き心地の良い選曲にも「流石だなあ」と
爽やかなテイストが拡がる前者に、感情剥き出しで歌う後半が特に良かった後者と良いムードでライブ序盤を終えて
(ちなみに後者に関しては昔よく聴きながら涙していた思い出の楽曲だそう)
ライブは中盤へと突入

ここで今回会場限定のシングルとしても売られていた新曲である「drops」を披露、
タイトルは涙がこぼれることを意図されてるようで物凄く沁み入る感じの素晴らしい新曲でした
同時に、聴いていて「ここからソロでやっていこう。」という気概も強く感じられる新曲でもあったと思います
哀愁漂う作中観は今の自分にも重なった部分はあってなんだかかなり感情移入しながら聴いてしまいました
そして個人的に大好きで私生活でもよく聴いている「Is it over?」はイントロの時点で興奮、
自分的には「帰って来たよ。」って歌詞の部分が何だかやたら好きな一曲
サビの熱量もたっぷりで聴いてて涙線を少し揺さぶられました
その流れを引き継ぐように「星屑Tears」をエモーショナルに歌いこなすmiccoさん
この辺の流れはmiccoさんのブルース的な側面が良く出てて聴いてて何度もグッと来る瞬間がありました
あとmiccoさんこの3曲の流れでギター弾きながら歌われてたんですがそれもまた格好良くて観てて気持ち良かったですね。


north piccoの「スキップスナップ」を楽しそうに、この時期にもピッタリな曲調で良い温度感を会場に拡げつつ
タオル曲でもある「ぐるぐる。」をこれまた元気一杯に牧歌的に歌う構成にほっこりさせられる
そこから「かぼちゃの馬車なら、もうすぐやってくる」をパワフルに歌唱、
盛り上がり的にもバッチリでひたすら楽しい雰囲気が続く中
スパイスのように「白と黒」、この曲は歌う度によくなっている感覚があってこの日もまた文字通り益々沁み込むようなパフォーマンスに仕上がっていて
先ほどに続いてこれまた涙線を少し揺さぶられてしまった一曲でもありました ある意味ソロにはピッタリの作中観でもありましたね。
「歩くよ」って。

小気味良いキラーチューン「新しい世界」を披露、
伸びやかな歌声とこの日に相応しいと思って選んだ。という歌詞もまたバッチリとハマってました
聴いてる時にこの曲は本当にmiccoさんらしい開けたメロディが素敵だなあ・・・と
続く「虹色ハミング」は随分久々に(ライブでは)聴いた気がしましたが
飛び跳ねるようなメロディとこの曲もまた伸びやかな歌声が素敵で
正直miccoさんの“歌姫感”も如実に放出されててもんのすごく良かったなあ、って思いました
この曲もmiccoさん作曲のmarble曲ですけど振り返ってみるとこの日はmarble曲でもmiccoさんが曲も手掛けている曲が多いな、と
メロディアスナンバー2連発というチョイスもまた心地良く、
例えばエモーショナルな曲を重ねたりしてた中盤の構成も含めてスムーズに聴けるセトリだったのが改めてイイ感じだったなあ、と思いました。

本編最後は前述の会場限定シングルにも入っている新曲「音風」、
シンプルにみんなで歌える風通しの良い新曲でその辺もまたmiccoさんらしいな。と思いながら楽しみました
marbleの時からちょくちょく制作されて来てた“みんなで歌える”系譜の曲なのでその意味でもマブ達の方にも聴いて欲しいです
終始和やかで、時にポップで時に熱く転がる良い塩梅のソロワンマンも終了、自分がmarble、miccoさんファンなのを差し引いても
ユニットの曲、ソロの曲、そしてカバー曲と全体的なバランスも新しい試みも上手く行っていて素敵なライブだったと思います
それに加えて“決意”もまた感じられる公演だったので、この夜に観客として立ち合えて凄く良かったな。とも感じました。
改めて、感謝です。














1.私だけの道
2.星空
3.ブルーウォーター
4.You've Got A Friend
5.drops
6.Is it over?
7.星屑Tears
8.スキップスナップ
9.ぐるぐる。
10.かぼちゃの馬車なら、もうすぐやってくる
11.白と黒
12.新しい世界
13.虹色ハミング
14.音風

アンコール
15.Happiness
16.夏風レター(新曲)
17.Lingering Fizz












アンコールで披露された鈴木祥子さんのカバー「Happiness」がまたすっごく良くて・・・!
今更書くのもアレかもしれませんがmiccoさん歌上手いなあ。って思いながらずっと聴いてました(笑
原曲愛も伝わって来ましたし、物凄く感情を込めて歌われていたのでこの曲でもまた琴線を大いに揺さぶられましたね
以前同じ鈴木祥子さんのカバーだった「TRUE ROMANCE」もめっちゃ良かったんですけど、この曲も負けないくらいに良かったです
miccoさんのカバーはどれも原曲に対する愛着を感じられるものが多いのでこれからも聴けたら嬉しいな、と

MCでは「いつも先に出て来る人が居たんですけどね(笑)」と複雑な笑いを誘うmiccoさん
そう、marbleの時はいつも菊池さんがアンコールでまず出て来てトークする形式だったんですけど
今回はmiccoさんのソロワンマンなのでmiccoさんがまず先に出て来て一人でトーク、というとても新鮮な光景が広がってました
その流れで8月9日に久々に新宿SACT!で公演を行う事を告知、これにはかなりテンションが上がりつつ(思い出深い場所なので)
その後のMCではnorth piccoの新曲で「Let's お掃除」(表記適当)なる曲がある、と仄めかしたりしてました
もしかしてnorth piccoの新譜が出る時とかいつか来るんですかね・・・?
その辺も含めて今後のmiccoさんの活動にも期待大なのです。


夏に相応しい、爽やかでポップなメロディが気持ち良い出来たての新曲「夏風レター」で心地良い風を呼び込みながら
最後は正に鉄板曲の形容が相応しい「Lingering Fizz」で初ワンマンの夜を締め括りました
この曲もまた「鳴らし続ける」って歌詞が一種の決意表明のようにも聴こえてグッと来ましたし、
miccoさんはこれからも頑張って行くんだな、歌い続けていくんだな。という確信を聴いてていちファンとして持てたのが凄く嬉しかった
客席まで飛び込んで皆で一緒に歌うスタイルはソロでも健在、この日はお店のスタッフさんにもマイクを向ける演出、っていうかアドリブ?が最高でしたね(笑
今現在のmiccoさんの、miccoさんが音楽に懸ける情熱が目に見えるような素晴らしいパフォーマンスだったと思います
本当に“格好良かった”ですね。次のライブは6月末のスリーマン、
是非miccoさんソロでも良いライブされてるんでユニットの時のファンにも足を運んでもらいたいです。そう思える一夜に再三になりますが感謝&拍手!ですね。





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