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【君が全力ならば】とんでぶーりん 第2話「愛と青春のシュート」 感想

2017-08-15 | とんでぶーりん
                         
                        かっこいいぞ!ぶーりん












最近新作アニメを観ずにこの時代のアニメばっかり観てるんです
理由は色々あるんですけど、その中でも大きいのが(心が)平和だった時代のアニメ、、、というのがあるんですよね
幼児退行気味と言えば幼児退行気味ではあるんですけど、子供の頃大好きだったアニメを観ていると
心まであの頃まで戻れるような気がしてね。。

それはつまり、今の自分の心は平和じゃない。って事なんですけど(笑
大人になって擦り減らしてしまったもの・・・いっぱいあります
確かに時代的に言えば便利にはなってるんですけど、
それと同時に失ってしまった「純粋さ」もあるような気がして・・・少しでも取り戻したいんでしょうか
ただ一つだけ言えることは、自分は「とんでぶーりん」が大好きだ!って事だけ。 でもそれだけでいいような気もします。



中学生です


で、この2話を観て思うのは、
「インチキで勝って嬉しいのか?」って事ですね
主人公果林の想い人、光一のサッカー部が地区大会の決勝に進出し、
相手校が確実に優勝する為にあの手この手で貶めようとしてくる。。というお話なんですが
結果的に(一時的に)それが上手く行ってバカみたいに大喜びしてる姿を観て素直にそう思ったんです
結果的にはそりゃ優勝という肩書は得れるのかもしれない だけどそれは空白の勝利
自分の力で成し遂げた事でもなければ、何かを犠牲にして得た喜びでもない
そこには「何もない」気がして・・・・・

このお話が伝えたい事は明白で、
例え負けたとしても、届かなかったとしても、全力で本懐に向けて頑張った記憶と経験は残る
そういう・・・「頑張ったな、自分。」って感覚さえあれば「これから」も頑張れる
卑怯な手段やインチキで自分を満たすんじゃなくて、
精一杯全力を尽くして得る結果こそ美しくて素晴らしい
それをストレートに伝えたかったんじゃないかなあ、、、って思いますね



演出がまた無駄にカッコいい(笑


ぶーりんはお姫様でもなければ、
明確な格好良さがあるわけでもない
所詮は豚です
だけど、その分妙な愛くるしさがあって、活躍するとギャップ的な楽しさもあって、
それでいて誰よりも純粋で強いところに憧憬に似た感情を今も覚えます
例え間抜けだと笑われても、自分の姿にコンプレックスを持っていても、
一つも言い訳せずに美しく大好きな人を守る姿はストレートに格好良いと思えますね
また果林はぶーりんになってから間もないのに早くも様々な機能を使いこなしてる柔軟性が素晴らしい(笑
「おいおいいつの間にそんな技開発したんだよ!?」っていうツッコミどころにも似たコミカルさが全編に漂っていて、
そういう大胆で(色々なことを)気にしてない自由な作劇が観ていて純粋に気持ちが良いんですよね

この時代のギャグとかテンションが自分の心と身体に沁みついてるのを観る度に感じます
こういう言い方はアレかもしれませんが、単純に邪悪じゃないんですよね(笑
最近スレてるものやスレてる作品を観たり触れたりするのが心底キツくなってきていて・・・
純粋に笑えるし、
キャラの反応がシンプルで観ていて悪い意味での引っ掛かりが少なく
物凄いストレスフリーで観れる そこがこの2話では際立っていて素晴らしいなあ、、、と
もう何度も繰り返し観てますが、観返す度に本気でそんな事を思ってしまいますね
またアクションが格好良くも基本的に豚なんでコミカルさともセットでいちいち面白いんですよね(笑
やってることはヒーローらしいんだけど、どこか間抜けにも思えるぶーりんのアクションが兎角最高なんです
でもなんだかんだで「みんなを」救っている、カッコわるいけど、カッコいい。そんな本作の肝が初回以上に出ていて
もう本当初回観たらこの2話までノンストップで観て欲しい気持ちでいっぱいです





また、一応悪役として出てくるコイツらが憎めないキャラなんですよね(笑
やってることはインチキ極まりないのに、その手段がバカすぎて逆に微笑ましくなる
そういう「悪役だけど笑える」みたいな感覚がいつの間にかなくなってる?事に本作を観ていて気付きました
折角インチキが成功しても、みんなの前で堂々と手の内をゲラゲラしゃべってしまうバカさ加減にも笑ったんですが
その後の単純すぎる心変わりの模様もかなりバカっぽくてやっぱり愛されキャラだなー、って思う
でも、
やっぱりインチキや他人を貶めてまで得る幸福は幸福ではないのでね
それをストレートに学べただけでも良かったんじゃないでしょうか
こういう単純バカなキャラって本当に観ていて気持ちがイイ
嫌な言い方をしちゃいますがリアリティ(笑)なんかには絶対に出せない魅力がこいつらにはあって、
それが今回改めて観返してみて最高に気持ちが良かったですね。。やはりこのアニメは、記憶通り最高に面白い。
3話目はまだ観返してないのでこれからじっくり鑑賞するのも楽しみ!と、いう訳でまた次回。





ああ、そうそう、
今回も恋する果林(ぶーりん)の相様がとっても可愛くて面白かったです
ぶーりんとして光一くんを守る!という名目、、、ってか職権乱用(笑)のもとに、
ガンガン会いに行ってその度に紅潮するぶーりんに悶えてしまいました
マスコットキャラ的な可愛さも勿論強いんですが、
その辺はきちんと少女漫画してるなー。って印象もあって良かった
最終的に光一たちのチームが(逆境に)負けずに勝ち切ったハッピーエンドも含めてすげえ面白かったなあ、と
確かに光一に構い過ぎたきらいはあったんだけど、やっぱり「みんなを」喜ばせたわけなんだから
結果的に果林の行動は正しかったんじゃないかなーって思います
正しい人が正しく報われる作劇は気持ちが良い。
そんな風に、ぶーりんのストロングポイントがこれでもかってくらい出まくった2話にして傑作回、と言えるでしょう
果林の光一を想う気持ちが報われたのも含めて秀逸で心に残る一話でしたね。










おまけ



さり気なく安西先生がいるんだが・・・(笑)
ふざけすぎでしょ(笑)最高


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