今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

保護猫テンちゃん

2017年04月19日 | (故)テン
テンちゃんの手術は先週の月曜日に無事終了、その後の経過も順調です。と言うか、順調すぎて何の変化もない。本人(猫)の名誉のため"あそこ"の写真は割愛しますが、外観も行動も以前のままです。

          
          手術前に再び見せてくれたつぶらな瞳

先生は「一週間くらいでしぼんでくる」と言っていたけど、ネットなどで経験談を読むと実際にはもっとかかるらしい。ゆっくりしぼんできて、同時に雄猫特有の頬袋(防御のための脂肪のかたまり)もとれて顔がすっきりしてくるそうだ。

つまりその頃まではスプレー行為は止まらない? さらに、高齢ニャンコでは手術してもスプレーが止まらないケースもあるとか!

          
   唯一の変化は、シャッポが好んだこの体勢をよく取るようになった
          (あっ、草葉1枚で何とか隠れてます)

          
                机の上でも頻繁に
           でも患部を舐めてるわけではない

で、結局以前と変わらずに暮らしています。暑くなってきたのでそろそろ寝床の箱も不要に。網戸で風通しをよくして、事務所では高いところに乗り降りして運動しています。

          
          高いところから見回すのが大好き

夕方になると騒ぐので最近は、リードを2本つないで3mほどにして、出口を開けて事務所の中外を移動できるようにしました。外ニャンがあまり来なくなったこともあって今は落ち着いています。

リードにも慣れてきたので、昼間は比較的長い時間外で過ごすことが多くなった。やっぱりニャンコ、外は気持ちがいいようです。

          
          虫取り日光浴はとても大事な日課です

でも、いろいろ悩みます。
そもそもニャンコを、リードでつないで生活させることがどうなのか。妻は「そこまで自由を奪って幸せにしたと言えるんかい」と大反対です。自由に出入りできるようにして、それでどこかに行ってしまうならそれは本人(猫)の問題だと。

これは「ノラたちの幸せを願って」や「シャッポ」のカテゴリーで書いてきた、主義信条や思想の問題なんです。手術という自然ではあり得ない手段で本能の呪縛から解き放たれたとき、本人(猫)たちは何をしたいと思うのだろうか。

とりあえず人間社会の都合の話は別にして、将来の判断などできないニャンコに判断を委ねることが妥当なのか。R(リリース)すれば、はじめはビビリで周辺にいても、そのうちふとしたきっかけでいなくなって、また疥癬が再発して・・。 いや、一度保護したのだからそれはRじゃなくて捨てたのと同じだろう。

一方このままでは、店で他のニャンコと共存できるかという問題がある。現実的にも思想的にもいろいろ悩みながら、でもテンちゃんの保護だけはしっかりと続けていきます。

          
        必ず日陰で休めるようにすることも大事なこと


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