今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

平和の鍵を握る4匹

2024年04月27日 | 大家族の日常
先日またやってしまいました。
ダイフクをケージから開放したときにモドキとココレオのケージを閉め忘れ。
ココレオは部屋にいないことが多いけど、モドキはまだ保護部屋中心。
おまけに自分が2階にいて、異変に気づかなかった。
自分が見たときは部屋一面が毛の海、2匹は既にケージに戻っていた。
幸い双方に怪我はなかったけど、部屋の散乱ぶりが戦いの凄まじさを物語っていた。


モドキ

今は保護部屋の猫たちも家の中を自由に行動させています。
ただし、完全に安心してというわけではない。
前述のようにモドキとダイフクはとにかく犬猿の仲。なので一緒にはできず。
ダイフクを開放する1日5時間ほどはモドキとヒョウがケージの中。
保護者が就寝中などですぐに動けない場合は、ダイフクを保護部屋から出しません。
大抵は保護部屋で日光浴しているダイフクだけど、たまに家中探検することも。
家中に慣れてくると、先住猫たちに攻撃しないとも限らず注意を怠れない。
特に気になるのはやはり2匹のリーダー格猫、ニャーとレオです。

つまり結局、目が離せないのはこの4匹に限られる。
ニャーとレオ、そしてモドキにダイフク。
他の猫たちにとってもこの4匹は特別な存在のようだ。
普段は一緒にいても、ひとたび危険を感じればひたすら避けまくるのです。
ただこの4匹、それぞれの怖さは一様ではない。


ダイフク

ニャーは、当家の猫なら誰もが知る猫社会の頂点に君臨していた猫。
目で追う時の怖さは、傍で見ている保護者にも十分過ぎるほど伝わった。
今はすっかり丸くなったけど、レオ、モドキ、ダイフクからは視線を離さない。
レオはモドキとダイフクには敵愾心を燃やすが、他の猫には遠慮する。
ただ最近は、相手が受けて立たないので気勢をそがれているようだ。
モドキはすっかり温厚になって、誰かを敵視したり眼付けするようなことはない。
にも拘らず周囲の猫たちから警戒されちゃうのは、その体格と風貌のせい?
この3匹の序列はニャー>レオ>モドキです。
序列を決定するファクターは保護者に対する馴れの度合いで、強さではありません。
ダイフクは猫社会のアウトロー的存在で、特に誰かを意識するわけではない。
ただ、突然何をしでかすかわからない怖さがある。


レオ

これまで、この4匹はそれぞれの相手と1回づつ勃発した。
ただしレオとモドキは特別で何と6回も勃発。いずれもレオの方から挑んだようだ。
ダイフクは当初自由にしていた頃、ココやちび太やチキンにも襲いかかった。
尚、ココレオはちび太同様ケンを追い回すようになった。
まあ、この辺に目をつけておけば、他はだいたい平和です。
もっとも最近はこの不穏な連中が静かで、共存への道を受け入れたようにさへ見える。
それにはある猫の存在が大きいようで。
ヒョウです。

ニャー

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険悪雰囲気緩和剤

2024年04月23日 | チキン,キリン,ポニー
先日、独身貴族の愚息が帰省してきた。
長女はやや離れてますが、次女と長男は近くに住んでるのでちょくちょく帰ってきます。
来客があると真っ先に隠れるのがキーとクウ、それにチキン。
帰った後、最後まで隠れているのがクウとチキン。(もともと隠れてるのがケン。)
そう、チキンはわが家でも人見知りの強い猫なんです。

たまにニャーが甘えん坊になってオジンの膝の上
そんなときでも、うっとおしくくっついてくるのがチキン

ところが猫社会ではさにあらず。
物心つく前にわが家にやって来て、大勢の大人猫たちに囲まれて育ったチキン。
怖いもの知らずのやりたい放題。警戒心はあっても他猫を警戒の対象にしたことがない。
それは大人になっても変わらないようだ。

一時は他猫を寄せ付けなかった孤高の猫ニャーにも、畏れもなければ遠慮もない。
後追いとはちょっと違って、とにかくニャーのすること真似してまわる。
ニャーが新しい居場所を開拓するとすぐにお邪魔。
ニャーも、相手がチキンだと嫌な顔ひとつしないから不思議だ。

ご飯待ちの間にニャーに手を出すチキン
こんなことができるのはチキンだけ

保護部屋の猫たちにも同様。
あのこわ~いボスキャラのモドキにだって平気で近づいちゃう。
家に来たばかりのモドキは本当に怖そうだったけど、それでも何のその。
さらに、もっとヤバそうなダイフクにだって遠慮しない。
これまた不思議なことに、モドキもダイフクも今のところチキンには手を出さない。
チキンを見ているとそれがわかるような気がする。
つまりチキンには、他猫に対して警戒とか敵意というものがまったくないのです。
相手から見ればそれがわかるのだろう。要は安全パイ?

かつてキーやクウがチキンから逃げ回っていた時がある。
あれって、チキンは遊びたいだけだったんだと後になってわかったのです。

いつも一緒のココレオ
時としてチキンを入れて3匹に

ところで、わが家には安全パイと見なされれている猫が3匹います。
サクラにシロキにチキン。
サクラとシロキは他猫をまったく意識しない。なので他猫からも意識されない。
先日、モドキとレオが至近距離で一触即発の睨み合いをしていたときのこと。
その間をスタスタスタとシロキが通過した。シロキにはその先のトイレしか見えていない。
呆気にとられたモドキとレオが気を取り直して睨み合いを再開しようとしたとき、
今度は何かを物色してウロウロしていたサクラが間を通過。
さらに、ポニーと追いかけっこしていたチキンがすっ飛んできた。
ついには白けちゃったモドキとレオが散会。
安全パイの3匹、険悪になりかけたわが家の雰囲気を緩和する貴重な存在なのであります。


1ヶ月前、オジンの胸(お腹?)で同居するシロキとチキン
シロキがオジンの上に乗ってくるのはこれが最後となりました

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ダイフクの去勢手術、断念

2024年04月20日 | ダイフク
ダイフクの手術はついに断られてしまいました。
前回モドキのときもやらないつもりが、話しているうちにやるはめになってしまった。
先生、だいぶ後悔したらしい。
人を言いくるめる要注意人物と思われたのだろうか、いきなり「もうその話はしません。」
ダイフクはモドキより年上、ニャーと同じか少し上くらいの年齢で10才そこそこ。
人のいい先生に後悔させちゃって、申し訳なかったので従うしかありませんでした。
ただTNRについては続きを少し伺ったので、それも含めこの話は別の機会に改めます。

ラブラブのモドキとヒョウを見て恋心が騒ぐダイフク(右上)

ダイフクに関しては、手術以外にも診てほしいことがありました。
まずは左腕の傷跡。ダイフクの前回記事にあるように脱毛部分の皮膚に傷があった。
耳下の患部は傷も脱毛も治ったけど、治ったかに見えた左腕の患部が再発していたのです。
自分はこれが真菌症だと思って古いニナゾールなど処方していた。
しかし先生は傷口から出ていた少量の膿を確認して、真菌ではないと言った。
「真菌症(白癬)は皮膚の表面の病気だから、身体の中から膿が出たりしない。」
取り敢えず抗生物質を処方して様子を見ることにし、またしても嫌がる先生に頼んで2週間効果の続くロングライフ(LL)のものを注射してもらった。
しかし耳下や腕にできたものが体内に原因があるとしたら、それはそれで気になるところ。
注:LL抗生剤を先生が躊躇するのは副作用がでたときに取返しがつかないからです。抗生剤の投与は過去にもしていると伝えましたが、LLタイプは種類が違うからと慎重だった。

保護部屋から様子を伺う (廊下のココが入れない)

もうひとつ気になっていたのはボロボロの耳先。
毛が無いばかりか先端にかさぶたのある様子が、(故)みうの耳に似ている。
みうの耳は水膨れができたりしていたが、そのうち前庭疾患になって亡くなった。
ダイフクの耳を診てもらった結果、汚れてはいるが耳ダニはいなかった。
先生の診断は紫外線にやられたか蚊に刺されたか。
取り敢えず消毒してもらっただけで終わった。

病院から帰宅後、たらふく食べて一段落

その他ダイフクもココと同じで涙が多く、しかも薄く血が混じっている。
結膜炎のように思えたのだが、これも抗生剤で様子を見ることになった。
ダイフクの捕獲はココ、モドキで学習していたので比較的すんなりでした。
でもダイフクにとっては朝絶食の方がショックだったらしく、帰宅後の催促が凄かった。
手術はダメだったけど、いろいろ診てもらったので苦労した甲斐はあったかな。
ただ真菌じゃないとすると、治ったモドキはいいとしても、より症状の深刻なキジロが気になるところです。

ダイフクは首が太くて他猫と同じ首輪ができませんでした
臨時でかつてニャー、チビ、シャッポに使ったと同じ百均のを装着
(毛が長いのできつそうに見えますが、実際には緩めです)

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余談?ですが、 心不全とヘルニアの現状について

2024年04月17日 | その他(分類なし)
猫ブログとしては余談になるのですが、保護者の健康は家の猫たちにとっても大問題。
そこで自分の健康状態について現状を書いておこうと思います。

その前に、16匹の猫たちの保護者である自分と妻の生活について。
「大家族の日常」カテゴリに「猫と暮らすということは」というシリーズ記事があります。
1年前に書いた第2回で止まったままですが、その後は激変続きで書けなかった。
店の外猫が次々と入れ替わった挙句、店じまいにより5匹の猫が家にやって来たり。
ようやく落ち着いた最近になって、改めて第1回から書き直そうと考えています。
今の状況を軽く説明すると、2人とも周辺散歩を除くと買い物と通院以外は外出しません。
起きている1日16時間のうち、猫のために使う時間は自分が9時間妻は6時間ほどです。
ご飯作りにトイレ掃除に介護、抜け毛や吐物や粗相の掃除、汚れ洗いに破損修繕等。
自分の場合は連続長く動けず休み休みなので、延べ所要時間はもっとずっと長いです。
それ以外の時間を家事やビデオ鑑賞、PCチェック等に使っています。



心不全について
結論から言うと、自分の心臓は現在ほぼ正常機能に戻ったと言われました。
大学病院への通院も1年に1回でいいそうですが、交通安全委員会に半年ごと医師の診断書を出さなければいけないので、1年に2回ということになりました。
自分は車を運転しています。病院に行くのに車だと20分ですが、バスだと乗り継ぎで1時間半~2時間半もかかるのです。車は通院のための必需品です。
薬も不可欠で、これまで通り近くのかかりつけの病院でもらっています。
思えば心不全で倒れたのは2年前の今頃。
当初は喘息と診断され、薬も効かず夜寝ることができなくなって生死の間を彷徨った。
心不全の診断に血液中のpro-BNPの濃度を測定します。
1000以下なら正常、以上だったら要注意、2000を越えたら医師による治療が必要。
自分の場合、横になれなかったときは9800で、生きているのが不思議だと言われた。
その後心臓の薬と利尿剤を飲むことで落ち着いてきたけど、それでも3000から4000台。昨秋手術を受けた後の10月でも3000ほどあった。
それが先月は900以下まで落ちました。左脚ブロック由来の不整脈もペースメーカーによって修正された。
今は家事程度なら、心臓の心配をする必要がなくなりました。



ヘルニアの状況。
腰の痛みを意識し始めたのは1年ほど前からだろうか。
いよいよダメだと通院したのが昨年の夏。以前にヘルニアで入院した総合病院です。
MRI含む診察の結果はヘルニアの再発。
ただ前回のように椎間板(第5)ではなく、脊髄全体に神経が圧迫されていると。
で、手術はしない(できない?)で、投薬で痛みを抑えながらリハビリで治すことになった。
リハビリは自分で行うのです。
ただ週1でチェックを受け、次週のリハビリプログラムを決める。
なのですが、半年以上経ってまだ痛みが消えません。
特にこの1月~3月は腰の痛みに加え足のしびれに悩まされました。
無数の針でももを刺されたような激しい痛みで、立つこともできなくなる。
そのおかげで立ったり歩いたりするのは10分以内と制限された。
しびれは今はほぼなくなりましたが、腰の鈍痛が激しくなって動けないことがある。
療法士さんによると筋力が弱ったことも原因ではないかと。
今は心臓の様子を見ながら、ストレッチに筋力アップ運動もリハビリに含めています。

こんな状況ですが、一時は自分も猫もどうなることかと心配したけど、今は完全回復を目標とした道筋が見えてきたので、毎日リハビリに励んでいる次第です。

「オジン、ニャーたちのためにも元気でね」

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モドキの去勢手術 ~リスクに勝るリターンとは~

2024年04月16日 | モドキ
手術の日、モドキの捕獲は予想以上に大変でした。
やっぱり大きいし力が半端じゃない。
ケージの中で毛布を掛けようとして逃げられ、たも網で保護部屋中追い回した。
確保したと思ったら逃げられを繰り返し、ネットに入れるまで40分もかかってしまった。
ただ、その後はキャリーケースの中でも病院でもまったくおとなしかった。
しかし病院で先生の思わぬ対応が。手術をしたくないと言うのです。

ケージの中が多くなったモドキ(ケージは殆ど常時開放)

理由は推定8才と高齢だから。
高齢になれば麻酔のリスクは大きくなる。手術をするなら5才くらいまでだと。
先生は何度も言った。猫ちゃん自身にとってそれだけのリスクを負う価値があるのかと。
それは、自分がこのブログで何度も書いてきたことです。
例えばTNR。人間の都合でノラたちに命のリスクを負わせるのはどうなのか。
先生とはいろいろ話をしたけど、それは別の機会に書き改めます。
とりあえずリスクを承知の上でと言うことで、手術をお願いしました。

夜になって引き取りに行った時、モドキはまだ朦朧としていた。
翌朝まで飲食不可の様子見とはいうものの、普通はこの時間には麻酔もほぼ覚めている。
しかしモドキは帰宅してケージに戻しても、死んだように動かなかった。
やはり高齢のせい?と心配したけど、翌日夕方には普通に戻った。

モドキはレオと同じ黄色の首輪をつけました

最近のモドキは他猫との接触を避ける遠慮がちな猫に変わっています。
でも出しているオーラが強いせいか、何かと周りから注目される。
中でも2匹のリーダー格猫、ニャーとレオ。
ニャーは執拗にモドキを目で追い、先日はついに一回(軽くだけど)勃発。
その時は「コラッ」とニャーを叱ったつもりが、逃げたのはモドキだった。
レオは店時代の積年の恨みとばかり、何かとモドキに吠えまくるようになった。
もともとレオは人(スタッフ)が近くにいると俄然強くなるタイプ。
家でレオが強くなるのは必然だった。
しかも妻が言うには、モドキは自分(オジン)が怖いからますます分が悪いのだと。
いやはや、何ともはや。
この2匹も一度軽く勃発したけど、その時レオを叱って以来は一応何事もない。
しかしレオに吠えまくられて、ついにケージから出なくなってしまったモドキ。
最近になって、ようやくレオの居ぬ間に少しづつケージから出るようになった。

ケージ中のダイフクに威圧される、弱腰になったモドキ

ところで、やはりモドキもエイズでした。
店時代にあれだけ顔に傷をつくっていたのだから予想はしていたけど。
思えば7年前、モドキは店に現れてすぐに、その後も何度か店の子を志願した。
当方の都合で実現しなかったけど、その時に保護していれば感染しなかったかもしれない。
そんな申し訳のない気持ちが、自分のモドキに対する原点にあるのだと思います。

"プラトニックラブ"になったけど、ヒョウとは大手を振って恋猫同士

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