今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

今年こそ愛情寝床

2023年11月28日 | サクラ(新顔)とキジロ(黄白)
前記時(9/7)で今生の別れのようなことを書いてしまったキジロです。
その後徐々に復活して、半月後にはいつもの皆勤賞に戻りました。
もともとキジロは暑さに弱そうだったので、どこかでバテていたのかもしれません。
でもおかげで過去を振り返り、キジロとの馴れ初めを書き留めることができました。
その後閉店に伴って店の猫たちを保護。キジロは当ブログ現役で唯一の外猫になりました。

キジロは相変わらず元気です

暖冬なのか厳冬なのか、当地域は例年になく寒暖差の激しい気候となっています。
真冬に備えるのは今のうち。今年こそ、キジロに寝床を使ってもらいたい。
昨冬はサクラの使っていた寝床を改造し、臭いも消してキジロの使用を促したけど結局使った痕跡は見られず。寝床の上では過ごすのに中には入らなかった。

それで今年は一計を案じた。
キジロが寝に来る場所に毛布を敷き、キジロが上に乗って臭いをつけるのを待つ。
毛布に臭いがついたら寝床の中に敷き、さらに勝手口方向に向きを変える。
勝手口に食べに来たら寝床が見え、気づいてもらおうという寸法です。
暖冬だとしても寒いときは寒い。果たしてキジロが使ってくれるかどうか。

昼間の暖かいときはよく寝床の上に来て休息するキジロ

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16匹の猫たちと

2023年11月26日 | 大家族の日常
ココレオの収納を終えて、お世話している猫たち全員がわが家に集結しました。
店ではダイフクを保護した後は置き餌を止め、以来外猫の姿は見かけていません。
夏頃まで来ていたシンやクロが気になるけど、それを言い出したら切りがない。

総勢16匹。家中に10匹、保護部屋の5匹は未だケージの中、外猫1匹。
家中の1匹は隠れたまま殆ど姿見せず、人を怖がるが介助の必要な子が1匹。
これからは今いる猫たちの行く末を模索しながら、当面のお世話に集中することになります。


日が長くなって今季も恒例の日光浴タイム。今年はニャー(右端)も参加
(キーとクウはコタツの中、この後ちび太も加わった。)

猫たちは壁や柱で爪を研ぐので家はボロボロです。
どんなに爪研ぎを用意したり壁を防御しても、猫の欲望には勝てません。
それだけじゃない。とにかく吐きまくる。ニャーなど食べた(ウェット)分の8割は吐いてます。
カリカリをよく吐くのはリン。棚の上からの豪快な噴水吐きや連続5回吐き。
椅子の上から、ソファの奥に、ホカペの上にコタツの中で・・・。
誰も吐かない日なんて月に2,3日しかありません。
さらにトイレ粗相に豪快な砂出し。切れ悪ウン〇が廊下に点々とあったり。
食事の世話にトイレ掃除だけじゃないのです。絶えずどこかを掃除してます。
さらにサクラの飲食介助、ちび太やポニーの抜け毛対策、最近ではシロキのノミ駆除。
まあ後から後から、お世話の材料には事欠きません

2F押し入れ中段のケン。この後整備して寝床をあつらえた
(寝床は主にサクラが別宅として使用してます)

大変と言えば大変。
猫の要求を読めない人、振り回され過ぎちゃう人、様々だとは思うけど。
猫は人間の赤子と同じで要求はあれど感謝はなし。しかもこれでもかと繰り返す。
でも一緒に暮らしていると、どんな猫にも人にはないオーラがあるのです。
あの平和に満ちてまどろむ姿には誰もが癒される。
それはあるがままに生き、何に対しても思惑というものがまったくない、嘆くことも妬むこともなく常に前向き、そんな猫の心根、人間社会にはあり得ない猫のピュアな心根に、何とも言えないオーラを感じて癒されるのだと思います。
そんなオーラを沢山だしてもらうには、平和で幸せに満ちた状態でいてもらうことが何より。
だから、頑張ってお世話しちゃうんですよね。

サクラの居場所、2F出窓にお邪魔したシロキ(手前、奥はサクラ)
今はここにもココレオが使っていた寝床を置いてます

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捜索断念 ヒョウの子供

2023年11月23日 | ヒョウ
ヒョウを保護してからひと月半が経ちました。
シャーシャー言いまくりのヒョウが少し落ち着いて初めて横になったとき、おっぱいの授乳した跡を見て子育て中だったと気付いた。保護して1週間後のことでした。心当たりはあった。その2ヶ月ほど前にヒョウが太った、お腹が大きくなったと騒いでいるうちに少しづつしぼんできたので、いらぬ心配だったと気に留めなかった。今にして思えばなんと迂闊なことだったか。

保護して以来ずっと鳴き続けだったヒョウ。子供たちを案じ呼び続けていたのに気づかなかった自分はまさに地獄の使者そのもの。しかも悩みに悩んで、結句ヒョウを元の場所に放つことはしなかった。保護した場所に戻したとしても、1週間も経てばヒョウが子供たちを探して再会する可能性は高くないと思えたし、店に再来する可能性はもっと低いと思えたのです。

現在のヒョウ。相変わらず人の顔を見ればシャーシャー

母子共倒れのリスクを避けた苦渋の決断でした。しかしどこかにいるヒョウの子供たちのことを思うと、これでもかというくらい胸が痛んだ。もしどこかにいるとすれば、おそらく当時生後ひと月半くらいのはずだ。(現在は3ヶ月くらいになっている。)  生後ひと月半の子猫とはどの程度なんだろうと、いろいろ考えた。

わが家に来た時のキーとクウは、推定で生後ひと月そこそこくらいだった。来たばかりの写真がないのは残念だけどその2週間後、街の大きな貯水池に落ちたキーを助けたときの写真がある。このときのキーが生後ひと月半ほど。キーとクウが自分で食べ物を探すようになったのは生後2ヶ月くらいからで、初めは真似事、やはり母親頼りだった。生後3ヶ月くらいになるといろいろ持ち込んできたが、アイスクリームの棒だったり(人間の)お菓子の袋だったり、食べられないよそんなものと、そのはかなさに将来を案じたものでした。

(左)貯水池に落ちたキーが生還した直後の写真(母猫リンと)
(右)推定で生後3ヶ月くらいになったキーとクウ

小学生の姉妹がSC内で衰弱したチキンを持ってきたとき、病院でチキンは生後ひと月足らずだと先生。状況からして、チキンは母猫とはぐれたというより捨てられた可能性が高い。チキンを見つけた場所が店の近くだと言うので周辺をくまなく探したが、母猫やさらなる子猫は見当たらなかった。しかしその2週間後になって、当時のスタッフK君がキリンを発見。すばしっこく逃げ回るキリンを餌で釣って(素手で)確保した。どうやらキリンは、モドキのために置いた餌をくすねて食べていたらしい。キリンは(一緒に捨てられた)チキンの兄妹と思われ、とすれば保護したときの月齢がほぼひと月半。

(左)衰弱した保護当時のチキンを必死で介抱した
(右)チキンよりも小柄だったキリンは2週間も独りで頑張った

つまり生後ひと月半の子猫は、気温と食べ物さへあれば独りで生きていける。人のトシに換算すると2才くらいらしいが、100%母親頼みの人の2才子とは随分違う。もちろんまだ母猫に甘えたいし教わるべきことも沢山ある。しかし母猫がいなくなっても自分の境遇を嘆かずに、とにかく生きようとする。K君が録画したビデオに映った逃げ回るキリンには、大人猫の風格さえあって感動したものでした。

1週間も経てばヒョウの子供がその場にいる可能性は低いと考えたのは、こんな経験があるからです。それでもSCの中にいれば見つかるかもしれない。自分の出勤日には捜索を繰り返し、初めの数日間は他のスタッフにも捜索を頼んだ。子猫とはいえ人を見れば隠れるだろう。3日目からはテープに録音したヒョウの声を流しながらの捜索でした。しかし子猫たちは見つからず、その情報もなかった。もしSCの外にいるのだとすれば、もう雲をつかむような話になる。結局捜索は諦め、もし存在したのだとすれば、今となっては誰かいい人の世話になっていることを祈るしかなくなりました。


当時の記事には生後2,3ヶ月と書いてますが、その後に2ヶ月弱だったとわかったちび太
捨てられたのか母猫にはぐれたのか、店に現れる前のいきさつは不明です


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レオとココ ~自由だったお店生活の思い出写真~

2023年11月20日 | レオ(テンチビ)とココ
年をとると後ろを振り返ってばかりですみません。
店はまだ閉店セールの最中ですが、はっきり言ってもう伽藍洞です。
今はケージの中にいるレオとココだけど、自由気ままに過ごしていた看板猫時代を忘れまい。
あのときのあの表情が、2匹の本来の姿なのだから。

暑い夏、スタッフルーム前の通路でだれる2匹

ノラが保護された話はSNSやネット上に溢れている。
過酷な外生活から安全で食べ物に不自由しない家中生活へ。
とりあえず、まずはケージの中で。
よかったよかった、ありがとうとコメント欄。自分もそう思う。
でもそのノラ自身にとっては、まさに猫生が終わったような大変な異変なんだな。

店裏駐車場脇の草むらで過ごす2匹

自由に走り回っていた暮らしから突然狭い檻の中へ。
ココレオだけじゃない。モドキもダイフクもヒョウも、どんなノラもみなそうだ。
彼らの胸中、慮ることを忘れまい。
里親さんへの譲渡もしかり。どんなブログでも「幸せになりに行く」と書く。
でも、当の猫たちにとってはまさに驚天動地。
ようやく信頼関係を築いた保護者、そして安住の地から再び引き剥がされるのだ。
里親さん宅に到着したときのハリーのあの恐怖と絶望に満ちた顔を、忘れまい。

初めは怖かったモドキだけど・・(床下から遠目に挨拶する2匹)

そのハリーだって、半年後には里親さん宅の中心になって家猫生活を満喫していた。
保護されていい里親さんが見つかることが、ノラにとって幸せへの道であることは間違いない。
数多いるノラの中で、何と恵まれたノラなんだろうと思う。
人間はみなそう思う。しかし当のノラ自身にとっては、先の見えない苦難の連続。
今、わが家の保護部屋にいる猫たちはみな、まさに苦難の最中なのです。
だからココレオだけでなくモドキもダイフクもヒョウも、自由だった昔の姿を忘れまい。

お花屋さんの看板猫としてとても優秀だったレオ

外猫の数だけケージを購入し、捕獲機まで購入して捕獲した猫たち。(ココは網)
これまでのようにお友達になってから家にお迎えした子たちとはまったく違う。
シャーシャー言って攻撃してくる彼らと、どのようにしてお友達になるのか。
猫にとっても試練だけど、保護者にとっても試練です。
猫というのは変わり身の早い動物。人間のように後を引かない。
一見、早くもケージ生活に慣れてきたような保護部屋の猫たち。
でも彼らの真の姿、自由だった昔の姿を忘れまい。
そのための思い出写真、数には事欠きません。

雨の日はレジ外台で看板猫兼雨宿り

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ココのために

2023年11月18日 | レオ(テンチビ)とココ
ココが復活しました。
ココを窮地から救ったのは、やっぱりレオでした。

レオはもうすっかり本来の自分に戻って、ケージから出れば部屋を探検したりヒョウやモドキのケージの上でくつろいだり、人が部屋にいればやたらくっついてきて足にスリスリ、店時代のレオと変わりません。最初は互いに神妙だったモドキとも最近になって唸り合いが復活。ただし以前とはちょっと違う感じです。

保護部屋から外を眺めるレオ

レオがケージから出ている間、レオを失ったココはケージの上段でますます固まって動かなかったけどある時、そのココをレオが導いた。レオが中段まで戻ると安心したココが子猫のように鳴いてレオについて来た。そのまま下段から下りて外へ。最初の時は入れるのが大変だった。レオはすんなり入ったけどココは入る場所がわからなかったのか、こっちが何度追っても部屋の中を大暴れ。結局は入ったのだけどココの人間不信を増してしまった。

レオに導かれて初めてケージから出たココ(右)

でもそのおかげで、ココはケージの一番下にトイレがあることや2ヶ所に水飲み場があることに気づいたのです。その夜からココのとおぼしきオシッコ玉や大がありました。ココは2度目からは自分でケージに戻るようになり、何より食欲が出てきた。そして保護者に対する攻撃的な勢いも・・。

ただ、今でもレオがココの拠り所であることは日々見ていて明白です。レオは公園デビューならぬ家中デビューも可能だしすんなりこなしそうな感じだけど、もうしばらくココの傍にいてもらおうと思っています。


外を眺めるココ

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