今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

しばらくお休みします

2023年09月21日 | その他(分類なし)
只今9月21日早朝、本日これから入院します。
心臓ペースメーカーの埋め込みです。
PCを持っていかないので、ブログはしばらくのお休みです。
先生の話だと早くて10日前後。
心臓の具合がよくないので、長引く可能性もありと。

このところ体調が悪く、書きたいことが山ほどあるのに書けませんでした。
今生の別れのような記事を書いたキジロはそれからも時折やって来るし、
コメントを頂いたサクラのことも書きたい。と言うか、諦めない宣言をしたい。
モドキの人馴れ訓練はどうか。
モドキに続いて収納(保護)を試みていたココの様子は? (レオはココ次第。)
ダイフクやヒョウはどうなる?

ちび太のノミ騒動はどうなった。3度目マイフリガードの効果は?
相変わらず隠遁生活のケンは、ちび太との関係を少しは改善できたのか。
クウの粗相は治まった?
と、まあいろいろありますが、とりあえず猫たちはみな元気です。
ただ、古女房殿に大変な迷惑かけちゃうのが心残り。
早期退院。それだけを期して、しばしの充電期間です。

ニャー:「オジン、早く帰って来てね」

コメント (1)
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消えたダイフク

2023年09月20日 | ダイフク
今年の6月に5年ぶりに店で再会したダイフク。
5年前、ダイフクは虐待に遭ったらしく両足を引きずりながら姿を消した。
だから今年6月に再会したときはどれだけ感動したことか。
そのダイフクは、あの美猫がここまでなるかというくらいボロボロだった。
どれだけの辛苦に耐えてきたのか、ノラの現実を改めて思い知ったのです。

5年ぶりに店にやって来たダイフク

でもダイフクは生きていた。そして店に戻ってきた。
抗生物質を与え、総合栄養食をたらふく食べさせて回復を図った。
ところが店には問題が・・・ココレオの存在です。
2度、3度と追われ、襲われるダイフク。
ヒールキャラだったかつてのダイフクなら、ココレオなんてものの数じゃないはずだ。
しかし年をとりしかも弱っていたダイフクに、覇王の面影はなかった。

ボロボロではあったけど、しっかりした足取りだった

それでもダイフクは店を諦めなかった。
ココレオが中に収納される夕方以降に来ることを覚えた。
モドキをうまく避け、ヒョウとは和気藹々と、他ノラたちと共存した。
8月になるとダイフクの来店時間がどんどん遅くなり、顔を合わせることもなくなった。
でも置き餌の消費量や食べ方からして、ダイフクが来ていることは間違いないと思えた。

スタッフルーム前の置き餌 (写真上の方)

ダイフクの特徴は、食べるときに前足でお椀を引き寄せたり中身を掻き出したりすること。
朝になると、置き餌の容器がとんでもなく移動しているのです。
しかもナメクジ除けの受け皿から倒さずに出してみたり・・。
まあ、こんな芸当ができるのはダイフクしかいないと確信していました。
でも、その"現象"も今月の中旬頃から見られなくなった。
さらには置き餌の物凄い消費量は、ことによるとヒョウの爆食いの可能性がでてきた。

朝になるとこんな感じで容器が中央に出て
(人間が置いたのではありません)

ヒョウは妊娠を疑われたときがあり、ことによると出産して子育て中?
"専門家(?)"の妻によると、乳房が出てないので授乳はしてないと。
ということは、あの小柄なヒョウが大食漢ダイフクの倍以上食べてる?
それはないだろうということで、やはりダイフクの来訪だと期待を寄せているのです。
とは言え、姿を見ないことには不安を拭えない。
ここまできたらダイフクも保護して、しっかり養生してゆっくりした余生を送ってもらおうと覚悟を決めているのですが。

1ヶ月前のダイフク (最後に出会ったとき)

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モドキの保護(後編) ~押し寄せる罪悪感と迷い~

2023年09月18日 | モドキ
モドキが捕獲機に入った運命の瞬間から早や10日が経ちました。
あのとき、モドキが怪我しないようにと慌てて家に持ち帰ってケージに移した。
道中ひと声も出さずに、毛布にくるまれた捕獲機の中で時折暴れるモドキ。
自由で幸せな暮らしをしていたモドキを、一瞬のうちに不安のどん底に突き落とした。
捕獲機と言ったって要は罠だ。不意に地獄に突き落とす。何と非人間的な道具なんだ。
自分で仕掛けておきながら、心の中には早くも罪悪感が芽生えていました。

モドキのケージ(右)と、従来のケージ(左)の上にサクラ

モドキはケージに移ってもまったく鳴かなかった。
この世の終わりのような顔をして臥せっているだけ。
その表情は悠然として、顔は大きいしどう見たってボスキャラだ。精神力も相当強そう。
慌てず騒がず、じっと耐えているようだった。
モドキは初日からよく食べ、トイレもそつなく使いこなした。
他人に迷惑かけず余計な心配もかけず・・自由気ままだったノラの意気地だろうか。
そんなモドキに、自分の罪悪感は日増しに大きくなるばかりでした。

慌てず騒がず、じっと我慢の表情

「想定内のことなんでしょ」と妻は言う。その言葉には刺があった。
自分でも不思議だった。何でこんなに罪悪感を覚えるのだろう。
これまで何匹も保護してきたけど、こんな気持ちは初めてだ。
もともとアンチ捕獲機派の自分は、お友達になって抱いて保護するのが常だった。
捕獲機を使ったのはケンの時が最初で、大人猫に対して使ったのは今回のモドキが初めてだ。
ケージも今回初めて本格的に使用するつもりで新規購入した。
そういった自分の行動、これまでとは違う自分の行動に嫌悪しているのだろうか。

そうだよな。モドキを保護してわが家で自由気ままに暮らしてもらうのなら、
こんな気分にはならないに違いない。
好き勝手はするけど、長年の付き合いで自分の親友のように感じていたモドキ。
他ならぬそんなモドキにしてしまった自分の行為に嫌悪間を抱き、それがモドキへの罪悪感となって膨大していった・・・。
モドキを捕獲したのは誤りだったのか。
モドキを手放したくないという単なる自分のエゴだったのではないか。
保護団体の人が言うように手術して、住民票(首輪)をつけて再び解き放つべきなのか。

昼間はモドキのケージと窓の間で過ごすサクラ(左下)

保護して6日目頃から、モドキが小声でキュウキュウと鳴くようになった。
少し前までの自由気ままな生活を思い出しているかのように。
おそらく長いノラ生活の間には、はずみでどこかに閉じ込められたこともあっただろう。
でも結局いつかは出ることができた。ところが今回はちょっと様子がおいかしい。
自分の身に何か重大なことが起こったのではないかという不安。
一方で余裕のありそうな表情と悠然とした態度は崩さない。
ケージ暮らしながらわが家ではダントツでモリモリ食べ、人は威嚇するが怖がらない。
囚われの身となっても、ボス猫としての誇りを失わない気概には感動すら覚える。

そんなモドキの気構えが、保護者の冷静さを取り戻してくれたようだ。
ようやくこの記事(後編)を書けるようになったのです。
保護活動とは、過酷な生活に堪忍ぶノラたちに救いの手を差し伸べるもの。
人間の都合で行うTNRとは本質的に異なります。
(増やしたくないのなら、遺棄や生態販売のシステムをなくすことが先のはず。)
ところがノラの中には、恵まれた生活を送っている者が一握りではあるけどいるようだ。
何人もの人に見守られて暮らしていたモドキもその1匹だったに違いない。
だが自分もMさんも高齢。モドキの面倒をいつまで見れるか。
モドキをいつか保護するという、自分の原点に戻ることができました。

ふてぶてしさは相変わらず?

今、モドキは保護部屋に用意したケージで過ごしています。
開放された保護部屋ではサクラも殆ど出ることなく暮らしている。
初日はやや怖がっていたサクラも、今はまったく気にしていない。
保護部屋によく入って来るのはニャー。
最も心配した2匹だけど、ケージに近づいても互いに関心すら示さない。
かつてモドキに追われたことがあるちび太は、何とケージ越しに鼻を合わせた。
他の子たちもそこそこで、問題は挑発を繰り返すケンだけ。
まあ、ニャーとの関係さへ問題なければ、まず先住猫たちとの問題はクリアできるだろう。
モドキはもともと、おっとり猫なのに違いない。


トイレはプライベートエリアに

ご飯や飲み水容器の出し入れ、それにトイレ掃除は全く問題ない。
かつてのように、シーバを鼻に触るくらい近くにおいても平気です。
でも他の動きや、身体に触ろうとすれば攻撃してくる。(危うく避けたけど。)
この攻撃性がもう少し影を潜めて、自分の住処だと思うほどケージにも慣れてくれれば、保護部屋内での解放を始めます。
サクラはまず問題なさそう。
自分としてもモドキが早く家に慣れてほしいと切に願っているのです。
というのも、ココレオはじめお世話している外猫たちの収納(保護)という大きなイベントを控えているからです。

窓を開けたら外の熱気が暑くて口で息

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モドキの保護(前編) ~自由気ままな暮らしとの決別~

2023年09月11日 | モドキ
モドキがこの店にやって来たのは6年半前
当時は1才弱くらいの若猫だった
以来当店スタッフやMさんや・・いろんな人たちに見守られながら
自由気ままなノラ生活を営んできた
店中央(左)、店の通路(右)にて:店での滞在は夕刻から夜が多いけど朝昼も顔を出す

過去には店の子志願で当店に入り浸りになったことが何度もあるが
テンちゃんがいたりココレオがいたりと、当方の都合が悪く実現しなかった
かと思えば新しい居場所の開拓なのか、数ヶ月空けることも度々だった
その都度モドキは、ボスノラとしての風格を身に着けていったのです
庭木コーナー(左)、事務所前のBY入口(右)にて:右写真のラック下ではヒョウが食事中

5年ぶりに再会したダイフクがボロボロだったことを思えば
モドキが如何に恵まれたノラなのかわかる
ノラの平均寿命が3.5年? いやいや、後見人さへいればそんなことはないのです
そしてノラの生活には、猫にとって何物にも代えがたい自由がある
レジ外台(左)、スタッフルーム入口(右)にて:スタッフの生活に溶け込むモドキ

だから後見人は、モドキにとって何がいいのかと悩むのです
人間の都合ではなく、モドキ自身にとって何が一番幸せなのかと
今は自由を謳歌していても、明日事故に遭ったり病気になるかもしれない
「そんなこと俺の知ったこっちゃない」とモドキは言うに違いない
モドキは他の生活を知らないのだから・・比較なんてできないのだから
先日右頬が膨らんで(左)、破裂した(右):早めに気付いて与えていた抗生物質が役に立った

後見人が考える? でもそれは余計なお世話だよ、と猫育ての先輩(妻)は言う
少なくとも、モドキは今の生活を変えることを望んでないと
一方モドキのどの記事にも書いたように、自分はいつか保護すると決めていた
それはモドキとの約束だ・・だが心配事もある・・その間に家の猫が増えすぎた
モドキに提供するQOL(生活の質)に自信がなくなった
裏駐車場(左)、軽量鉢小屋(右)にて:モドキにとってはみんなみんな、かつて知ったるわが家です

そうこう考えているうちに、モドキ捕獲の準備が整いました
3日前のことです・・その日は妻が午前、自分が午後店に行く予定だった
ちょうど交代で2人が家にいる時、店から連絡が・・「モドキが来ました」
慌ててレオを収納したがココが見つからないと
自分が店に着く直前のこと、戻って来たココを見つけたモドキが追いかけた
2匹とも観葉室に飛び込んで、中で凄まじ追いかけっこを繰り広げ
スタッフのひとりがコラぁッと怒鳴ると、モドキはすたこら退散していった

最後のご挨拶になるか?

その後モドキは行方不明となった・・果たしてまた来るかどうか
とりあえず、モドキがよく床下に隠れている軽量鉢小屋の横に捕獲機を仕掛けた
入口にまたたびの粉を少し撒いて(呼び込み用)、奥にマタタビの粉と葉それに蒸しササミ
夕方になって、裏ゲートから軽量鉢小屋の床下に向かうモドキが見えた
・・・いよいよだ
これでいいのかという迷い・・果たしてモドキが入るかという不安
複雑な心境で見守っていると、モドキが捕獲機に近づいて入口でスリスリ始めた
バシャッ・・モドキの頭を打ちながら仕掛けが閉まり、モドキは慌てて逃げて行った

失敗の原因は明らかだ・・入口に撒いたまたたび粉がまずかった
気を取り直して再チャレンジ、モドキがまた来るかどうかはわからない
しかしモドキは間もなくやって来て、今度は奥の方へと入っていく
バシャッ、捕獲成功!
声も出さずに暴れるモドキ・・慌てて用意した毛布で覆った
この瞬間、モドキは7年余りの自由気ままな生活に別れを告げたのです
(後編「押し寄せる罪悪感と迷い」へと続きます)
モドキを待つ捕獲機(左)、捕獲機の入口でスリスリするモドキ(右):この時は捕獲に失敗

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キジロよ・・

2023年09月07日 | サクラ(新顔)とキジロ(黄白)
最近キジロの記事は少ないけど、「優等生」「安定」といった言葉に満ちている。
2018年の暮に家裏にやって来た頃のキジロはまだ子猫だった。
当時は怖いおじさん猫たちが来ていて、キジロは半年前にやって来た子猫のサクラとともに恐る恐る合間を縫って食べていた。
やっとこさ見つけた餌場。頑張る2匹に当方も応援したものです。

2019年の冬、まだあどけない顔のキジロくん(再掲)

年が明けて2月になると、ルイが現れておじさん猫たちを駆逐した。
ルイはサクラには♡になったけどキジロには無関心で、キジロとサクラの生活は少し安定した。
その年の秋、ルイがFIPで急逝。
以来キジロはサクラとふたりで家裏の餌場を守って来た。
♂♀だけど、発情することは一度もなし。
昨年の秋には口内炎のサクラを家中に保護したが、キジロはその後もひとりで頑張った。

今の優雅で安定した生活は、キジロの頑張りの賜物です。
ただ、山の手から来たサクラが生活の場を当街地周辺に移したのに対し、
草原の向こうから来た(と思われる)キジロは通いの生活を続けた。
キジロは食べに来たときは街で見ることもあるけど、普段は殆ど見かけることがなかった。
だけど冒頭述べたように、キジロの安定感は外猫としては群を抜くものでした。

昨年の梅雨頃のキジロ・家裏で

昨年キジロが来なかった日は6日。今年は7月まで3日。
4年半強と付き合い期間が長いだけでなく、ほとんど皆勤賞なのでその密度は断トツだ。
来る時間帯もこの春頃からは朝晩2回で安定してきた。
いつ来るかわからない他猫と較べ、"優等生"と言いたくなるのも無理ないかと。

今夏の猛暑が来ると、キジロの来訪も夜だけになった。
休養前記事「みんなみんな元気です」(8/11大家族カテゴリ)では夏バテかもしれないと書いた。
食欲が少し落ちたな、くらいに思ってたのですが、その後キジロの様子が一変したのです。

今年の春、家裏でのんびり

4日置きに一度、3日置きに一度と来ない日が増え、8月の下旬には3日続けて来なかった。
その時はさすがにあちこち確認して回ったが、事件事故情報なし。
病気で弱って養生してるとか、どこかに閉じ込められてしまったとか・・。
やがて現れたキジロは、様子も食欲もいつもとまったく変わりなかった。
しかしその後も空け日は増え続け、最近の10日では2日しか来ていません。
この4日ほどは音沙汰ない状態が続いています。

最後に見たキジロはいつもとまったく変わらなかった。
食欲も食べっぷりも満点だったし、食べた後物欲しそうに残っていた。おかわり出したら食べずに帰るので、「おいっ」と呼んだら振り返ってこっちを一瞥してそのまま消えた。
それがキジロとの最後になりました。(今のところ。)

おそらくキジロは新しい場所を見つけて、自分の意志で当家に来ないのだと思います。
当ブログではこんな時に繰り返し書いている言葉がある。
「出会いがあれば別れがある。シッポの生えた天使たち。」
キジロは当家と別れても、他のどこかでお世話になってその人たちを癒していくことでしょう。

果たしてキジロはシャッポやソトチビのように懐かしニャンコの仲間入りするのか。
それともモドキのように元の生活に戻ったり、ダイフクのように再び顔を出すのか。
ここしばらくが分かれ目です。


先月の25日、今のところキジロの最後の写真です

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