今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

甘えん坊テンちゃん

2017年06月02日 | (故)テン
ゴジラ顔に怪獣声、しかもエイズキャリア。
あまり客受けしそうもなかったテンちゃんが、最近は時としてお客さんに可愛がられている光景が。当初の予想が大きく外れた展開です。

最大の理由は、何と言ってもテンちゃんが甘え上手なこと。かつては保護者と蜜月の時代もあったんだろう、とスタッフ一同推測していますが、もしテンちゃんが純粋なノラで甘え方が天性のものだったら、恐るべしテンちゃん、と言う他ありません。

          
        膝の上で目一杯かわい子ぶりっこのテンちゃん

テンちゃんはリード付きの生活になりました。暑くなったこの時期は事務所を開放するので、部屋の中外行けるように開けたドア付近に繋がれています。夜と冷房運転時は中にいますが、長時間の冷房部屋は避けて屋外の日陰にリード付で避難。(リードの長さは3m。)

リードで外に繋がれているときは、人が来ると(保護者でさえ)逃げようとしてパニくります。自分が拘束されていることを自覚しているのでしょう。でもゆっくり近づけば大丈夫。コツを覚えたお客さんに撫でてもらうと、すかざずスリスリにグリグリそしてゴロンゴロン。膝の上に乗せてもらったり抱いてもらったときは、自分から姿勢を修正してすっぽりはまった形に。

いやはや、あのギャオギャオの怪獣声まで可愛いとか言われて。人間でもニャンコでも、得なんだなあ、甘え上手っていうのは。

          
           この手つきがたまらなく可愛いとか

          
            人の手や腕を枕にするのが大好き
             (こっちは仕事にならんけど)

          
           パレットの上でデレデレのテンちゃん

最近のテンちゃんはあまり鳴かなくなりました。穏やかになったと言うか覇気がなくなったと言うか。これが手術によるものなのか、狭い部屋とリードの生活のせいかはわかりません。食事の量も少し減りました。手厚い加護の代わりにテンちゃんが失ったものは"自由"です。でも、テンちゃんにはそれを比べる術もなく、いつの間にか新しい生活に馴染みつつあるのでした。



テンちゃんは達者です。
そしてリード付の生活という、新しいニャンコ道を開拓中です。

          
       人がいなくなると、少しでもぬくもりのある場所に


コメント
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