いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

点検整備の高度化に追いつけない。 don't catch up with high level of inspection & adjustment

2018-02-07 19:56:43 | 日記
 (1)最近の車検点検整備(inspection and adjustment)はかってのように技術資格者が手作業で行うものではなく、コンピュータ点検整備が主流だ。コンピュータ・スキャンで不良、不備を感知して修理、整備するものだが、それはそれで科学万能型で人の目には届かないところまで感知できるものではあるが、車の場合でも数千~数万個はあるといわれる部品で構成されており、技術者の確かな目、手、経験則は欠かせない。

 (2)団塊世代の大量退職で技術力、点検整備力、経験則の伝承が問題となっている少子高年令化社会であるが、そこに来て自動運転車の開発登場など先端的で高度な科学機能性を備えた車の登場でかっての技術などが通用しなくなっている高度機能技術社会でもある。

 (3)米軍、自衛隊の軍用ヘリ事故が相次いでいる。米軍ヘリの窓、飛行に際して外すカバー部品が飛行中に落下する事故、自衛隊ヘリの墜落事故だ。
 5日に佐賀県で起きた陸自戦闘ヘリの事故は、飛行後40分経過して機首を下げてそのまま民家に墜落するという惨事だった。

 (4)民家にひとりでいた小5の女生徒は間一髪屋外に素足のまま逃れて(報道)無事であったが、合わせて民家3棟が延焼した。
 陸自戦闘ヘリは直前に点検整備を行い主回転翼の接合部を初めて交換(報道)しての点検試験飛行だったというから、象徴的なまったくの皮肉な事故惨事だった。

 目撃情報では落下時に主回転翼が外れていた(同)ともいわれて、直前の取り替え点検整備に問題があったことが考えられる事故だ。

 (5)沖縄米軍ヘリ事故では日米地位協定で日本側が事故調査ができずに、米軍はヘリ機体に異常はなかったとして数日で同型ヘリの飛行再開を決めている。落下したもの(カバー部品)を飛行前に手順に従って取り外したとも主張している。

 まさに降ってわいたような不可解な説明に終始している。ヘリ機体に異常がなければ人的能力事故ということになり、簡単には早急には解決しない事故であり、早期の同型ヘリの飛行再開など認められない判断だ。

 (6)日米を問わずにこうも軍用ヘリ事故が相次ぐというのも、偶然性で説明がつかない。米軍の場合は戦闘、戦争に参加することが前提であり、生命を懸けた軍用ヘリ飛行が日常であり少々の事故は問題にしないことも考えられて、戦争のない平和な国日本の場合とは問題意識も違うことが考えられての早期飛行再開だ。

 米軍のオスプレイに代表されるように米軍ヘリも大型化、高度化しており、先端性追及で機能性優先の荷重負担がみられないのか、点検整備が追いつけない(don't catch up with inspection and adjustment)先端性、高度化がみられないのか、軍事機密性に隠された安全情報開示が必要だ。

 

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