配合に素直な前チャンピオンサイアー

2013-03-19 14:00:09 | 配合論

我が家の晩酌ツートップ



今年の皐月賞にはコディーノレッドルーラーを送り込むキングカメハメハですが、ここまでの産駒からみえてきたことを大まかにまとめると

「KingmamboのNashua≒Nantallah」「Miesqueのハイインロー」「ラストタイクーンのナスキロ」という配合のキーポイントを持っていて、産駒はスプリンターも中距離馬もパワー型も斬れ型も出てバラエティに富むが、たとえば母父にブライアンズタイムをもってくるとNashua≒Nantallah的パワーとGraustarkのスタミナがONになりやすいし、一方でMill ReefをクロスしたりSecretariatをもってくればラストタイクーンの芝向きの斬れがONになりやすく、非常に配合に素直な種牡馬である

またNorthern Dancer4×4・6を持つので、このクロスについては産駒の代では緩和の方向でいくのが望ましく、重賞勝ち産駒19頭のなかで母がNorthern Dancerクロスを持つのはフィフスペトル(Nijinsky3×3)とショウリュウムーン(Northern Dancer4×5)だけ

コディーノは母ハッピーパスがシンコウラブリイの妹で抜群の機動力を誇るマイラー牝系で、自身はSpecial≒ポッセのニアリークロス(Forli+Nasrullah)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2010104236/

レッドルーラーは母ガゼルロワイヤルが英オークスとヴェルメイユで2着した斬れのあるフランス中距離血統で、自身はMill Reef5×3
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2010104080/

そしてどちらも母系にNorthern Dancerは持っていません

ねっ、やっぱり配合に素直でしょう?

シマントガワ先生の「キンカメ産駒でダートの鬼をつくろう」
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/4dadd6daea38357cae8702795a1361ff


コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 日曜のレース回顧~“しなやか... | トップ | 配合に素直な前チャンピオン... »

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
わかりやすい (レプティリア)
2013-03-19 18:50:57
キンカメはいろんなツボを持ってるんですね。
例えばそのうち、複数を併せ持っていてもどれかだけがオンになったりもするんですよね~(。-∀-)
そればっかりは走ってみないとわかりませんね。
体形と合わせて見れば、ある程度予想できるんですかねd(⌒ー⌒)!
返信する
Unknown (MJ)
2013-03-19 22:09:16
そうですね~たとえばロードカナロアにしても、母のSecretariat=Syrian Sea3×4がONになる確率は高い配合とはいえますが、全きょうだいが5頭いたら1~2頭ぐらいはNijinsky≒Storm BirdのパワーがONになったり、Graustark=His MajestyのスタミナがONになったり、全然違うタイプが出ても不思議はないと思いますよ
返信する
Unknown (トップガン)
2013-03-20 09:41:55
レッドルーラーの母が英オークスとヴェルメイユ賞2着だったのは勉強になりました。皐月賞よりもダービー向きな感じもします。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

配合論」カテゴリの最新記事