サンテミリオンの母モテックはMill Reef3×3でフロール賞(仏G3・芝2100m)の勝ち馬
ゼンノロブロイ+Mill Reefのイメージ通りの、細身で伸びのある体型と柔らかなストライドから繰り出される斬れ味は、誰が見てもオークス向きです
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2007102958/
ノリは「ゼンノロブロイにソックリ」とゾッコンのようですが、こちらのほうが父より体型の伸びはありますが父ほど俊敏ではないですね
だから細かい適性をいうと1800<2000、中山<東京だと思うので、そこを素質や器の違いで押し切れるかどうかでしょう
Mill Reefのクロスはローエングリンのように燃えやすい気性が伝わることもままあるのですが、今のところそういう面は見られません
コスモネモシンはゼンノロブロイ×SingspielでHalo3×4。Halo的な無駄のないフォームで走るレース巧者で、フェアリーSは展開が上手くはまった面もありましたが、相手なりに走るタイプでしょうし中山内回り向きの器用さは買いでしょう
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2007101171/
瞬発力はそれほど図抜けたものはありませんから、少し馬場が渋ったほうが狙い目は増しそうです
ヴィクトワールピサ、サンディゴシチー、ダノンシャンティなどHaloクロス馬の活躍が目立つ3歳世代ですが、サンデーの血が2代3代と遠ざかるにつれてHaloを増幅する必要が出てくるのは自然の流れでしょう
ちなみにペルーサとヒルノダムールとレーヴドリアンはHalo≒Red God、リディルはHalo≒Drone、リルダヴァルはHalo≒Sir Ivorです
他にもCaerleonやミスプロやSeattle Slewなどを絡める方法もありますが、いずれにしてもHalo的な要素をどうやって増幅させるかというのが、サンデーの孫曾孫たちの配合の一つのポイントといえるでしょう
あと、「ゼンノロブロイ×トニービン」でも書いたように、どちらも母が欧血主体の血脈構成になっているのも見逃せません
ゼンノロブロイ×トニービン
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/20e716ffbb942bcc595d91127299e4d4