2022年度5月号のNES新聞は南里が担当致します。
新年度がスタートして約3週間が経とうとしています。
小学、中学、高校、大学、社会人という新1年生のみなさんには毎日が緊張と新鮮な日々だと思います。
改めましてご入学おめでとうございます。同時に保護者様も今までとは生活リズムが変わりお仕事との両立を考えても
大変な1ヵ月だったと思います。いつも教室へのご送迎を含め様々なご協力ありがとうございます。
さて、私たち学習塾の講師は3月まで受験生を一生懸命指導し、送り出したと思えば
その数週間後にはまた新しい受験生を1年間指導し始めることとなります。
毎年4月にふと思い出す言葉があります。
大女優の森光子さんが『放浪記』の舞台あいさつで言った言葉です。
『2000回もの舞台を主演し続けてきた森さんにとっては2000回中のたった1回の舞台と言われる方がいますが、
今日初めて舞台を見に来たお客様にとっては初めての『放浪記』なのです。だから1回たりとも手を抜いたことがありません。
その方の初めてを大切にするために毎日努力を積み上げています』
という内容の記事を読んだことがあります。
これは私には自分を律する言葉となっております。
毎年、毎年受験や英語指導、英検指導を繰り返している私には何十年と携わっている受験の1年になりますが、
目の前にいる子供たちにとっては初めての受験であり、検定試験への挑戦なのです。その子供たちを支える保護者様にとっても
初めて経験する受験や学習塾経験だったりもします。その生徒・保護者様の『初めて』をどれだけ自分事と捉えて真摯に、初心を
忘れずに向き合うことができるかが私自身の4月のテーマにしています。
一見同じ指導をしているように思えることも毎年必ず改善・改良を加え、昨年度の反省を生かし
よりよいものにしていこうと授業面、サービス面、サポート面の強化を今年も図っています。
当然目の前にしる受験生は昨年度とは状況が異なるため、指導方針もその学年の課題にあったものに変化していく
必要があります。
4月は何事も『土台』を正しく創り上げていく時期だと思っています。
その基本は、『挨拶、整理・整頓、時間の活用』だと思います。
相手の目を見て挨拶ができているか?
相手に伝わる挨拶ができているか?
身の回りの道具、環境、整理・整頓ができているか?
一日一日の時間を有効に活用できているか?
などです。4月・5月の授業内容はそれほど難しいものではないのですが、
授業時間に遅れずに来て、道具を整えて準備ができているか?
事前に配布されている月間カリキュラム表、宿題表を確認し、すべて準備ができているか?
小テストの勉強がしっかりとできているか?
それは『成果を出すために講師と生徒の約束』をしっかりと徹底できているかどうかだと思います。
小さなことを大切にするからこそ、大きな成果を手にできる一歩だと信じています。
よく生徒たちには話すことですが、たった紙切れ1枚を大切に毎日積み上げていくことができる人は
1年後365枚もの束となって積みあがっています。
その厚み・重さはしっかりと認識・実感することができ、大きな差となって自分を支えるものとなります。
何事も『積小為大』。
大きな目標・未来を見据えながらも今日という一日を大切に積み上げていきましょう。
4月度はこのように心構え、当たり前のことを当たり前にするという指導を大切に行ってきていますが、
5月に入りますと高校生は中間テスト、統一テストを迎えます。
また第1回の英語検定を迎える生徒もいて、最初の成果を求めに行く時期になります。
正しい心構えに、結果を出す1ヵ月となります。
また運動会、部活動の延長など中高生は体力的にきつくなる時期を迎えます。
そのために小さな時間を大切にし、計画的に動く習慣が大きな差を生むこととなります。
保護者様に関しては、5月28日に高校進学説明会を予定しております。
中1生~中3生の保護者様を対象に佐賀県の高校入試のことと最新の入試トレンド、2022年の南里英語教室の方針などを
お伝えしていき、6月には受験生の保護者様を中心に個別面談会を予定しております。
すでに新しい受験に向けて準備を進めていきながらも、夏への準備を進めています。
本年の小城・三日月教室は4月から100名もの生徒とともに新年度をスタート致しました。
中学・高校とほとんどの学年で満席に近い状況でスタートできたことも今いる生徒・保護者様のご理解とご期待があるからだと
感じております。今いる生徒たちの笑顔と伸びようとする気持ちにしっかりと向き合い目に見える成果を出していきます。
5月度もよろしくお願いします。
南里英語教室
小城・三日月教室
南里