いやはやセミの大合唱になった。
朝から、セミ取り網を持ったこどもたちが木の上の目を凝らす。
ガジマルの木に保育士が登る。
子どもたちも登る。
網をうまく使わないと逃げられてしまう。
木の下から子どもが見張る。「あっちにいる」「こっちにもいる」
下からの指示に従い、慎重に足を進める。
手には網の棒を持っているのだから、気を張っていないとバランスが悪くなり、危ない。
鳴き声はまるで「ここまでお~いで~」と誘っているがごとく。
あっちと思えばこっちから~飛んで別の枝でまた鳴く。
枝と同じ色だけに遠くからだと見分けがつきにくい。
ひとしきりセミと格闘して、かごには何匹かの獲物が集められた。
うごめくセミ。セミの大群がかごの中で鳴く。汗もが吹き出してきそうな鳴き声だ。
むかし、子どものころ鳴き声をなくす方法を知っていた。
たしか、腰の辺りを強く押したような気がした。
セミに腰があればの話だが、、、。
1才児クラスのマナに、どうしてもセミをとってくれとせがまれた。
ガジマルのてっぺん辺りでギリギリギリ~と鳴く。指を差してせがむ。
首が痛くなるほど、じっと見つめていると木登りトカゲの大きいのを見つけた。
5才のアイが、すばやくかごで捕獲しようと試みたが、姿を消した。
それから数十分、アイはかごを片手に木の枝を下からつっつって、揺動作戦を重ねた。
なるほど、木の葉に隠れていてもその作戦ならいいかも・・・。
敵もさるもの、捕獲することはできなかったようだった。
暑くなりすぎるとセミも姿を消す。不思議だがいまの時間、もう、セミの鳴き声より、鳥がガジマルにもどってきた。
ガジマルは小さな森。色々な鳴き声が混ざる。
朝から、セミ取り網を持ったこどもたちが木の上の目を凝らす。
ガジマルの木に保育士が登る。
子どもたちも登る。
網をうまく使わないと逃げられてしまう。
木の下から子どもが見張る。「あっちにいる」「こっちにもいる」
下からの指示に従い、慎重に足を進める。
手には網の棒を持っているのだから、気を張っていないとバランスが悪くなり、危ない。
鳴き声はまるで「ここまでお~いで~」と誘っているがごとく。
あっちと思えばこっちから~飛んで別の枝でまた鳴く。
枝と同じ色だけに遠くからだと見分けがつきにくい。
ひとしきりセミと格闘して、かごには何匹かの獲物が集められた。
うごめくセミ。セミの大群がかごの中で鳴く。汗もが吹き出してきそうな鳴き声だ。
むかし、子どものころ鳴き声をなくす方法を知っていた。
たしか、腰の辺りを強く押したような気がした。
セミに腰があればの話だが、、、。
1才児クラスのマナに、どうしてもセミをとってくれとせがまれた。
ガジマルのてっぺん辺りでギリギリギリ~と鳴く。指を差してせがむ。
首が痛くなるほど、じっと見つめていると木登りトカゲの大きいのを見つけた。
5才のアイが、すばやくかごで捕獲しようと試みたが、姿を消した。
それから数十分、アイはかごを片手に木の枝を下からつっつって、揺動作戦を重ねた。
なるほど、木の葉に隠れていてもその作戦ならいいかも・・・。
敵もさるもの、捕獲することはできなかったようだった。
暑くなりすぎるとセミも姿を消す。不思議だがいまの時間、もう、セミの鳴き声より、鳥がガジマルにもどってきた。
ガジマルは小さな森。色々な鳴き声が混ざる。