なんくるのひとりごと

日々の想いを言葉にしてみたい

雨の合間の

2006-06-07 11:52:33 | 日記
出勤したときには、すでに庭にこどもの声が賑わっていた。
晴れる日をマチカンテーしていたのだから嬉しい。
わたしも裸足で庭に出た。

足の裏を砂がザラザラと刺激する。

ざっくざっく適度な湿りけは砂遊びには丁度いい。
真っ白い砂を手のひらに、一心に握っているのは1~2歳児。

力を入れてもいれても、砂はうまく固まってくれない。
ザラザラと手からこぼれる。
「おにぎりどうぞ」というものの、どうして固まらない。

引き換え、型を利用して、さくら、ちゅうリップ形のおにぎり弁当を、皿に盛っているのは3歳児。

手足を泥んこにして、泥んこ玉作りに興じているのは4歳児。
しめりすぎるのかピカピカお泥んこ玉からはほど遠いが、
ベタベタ感を十分に楽しんでいる。それもまたいい。

虫博士がポリ容器をもってでんでん虫収集。
容器をのぞくとすで数十匹がうごめていいる。
角を引っ込めたり、だしたり、カタツムリもなにかの異変を感じている様子。

大きな砂山を作ろうと5歳児グループが手がける。
庭の隅々から、バケツで中央砂が集められた。
たちまち大きな砂山が出来上がる。

トンネルを掘ることにしたらしい。
合い向かいあう子に「いいかーほるぞー」とリーダー。
「ゆっくりだぞー」と掘りたいけれども見る側になった子も参加。

10分経過。息をのみながら、目で確認。
緊張しながらも最後の仕上げに取りかかろうとする。
周りで激しい野次を飛ばしていた数人の子らも息をのむ。

こども腕はすっぽりと穴に隠れる程奥へてを延ばす。
腹這い状態での作業が続いている。手さぐりでの作業なのだ。
指と指が触れたら成功だ。

見守る数十人のこどもたち。

1分経過。指と指が触れたらしい。瞬間、「できた」と歓声があがった。
穴を少し広げる作業がもう少し続く。
腹這いになって山の向こうの光を見ようと、腹這う子ら。

やったやったの喜びの声が庭に響きわたる。
ヒーローたちは胸をはる。

どろんこ顔のこも、虫博士も、皿に団子を持った子も、心ひとつになった瞬間だった。

自分の世界を築きながらも周りの人ともつながりがる。
他者との共感関係を常に体験しながら遊べる環境。

やっぱり保育園っていいなー。

これから千葉へ、もうでかけなくては。