中隆の山遊記

登山、山スキー、沢、食べ物(特に日本ワイン、麺類、ご当地料理)等の趣味を随時更新

笛吹川水系東沢 釜ノ沢東俣

2019-08-18 04:16:35 | 

★2019年8月18日(日)

 

◆目的地:笛吹川水系東沢 釜ノ沢東俣

◆メンバー:M松さん、NAKA-TAKA

◆コースタイム:5:18西沢渓谷駐車場~8:42金山沢出合~8:48魚留の滝~9:44両門の滝~12:28木賊沢出合~13:13甲武信小屋13:46~16:16駐車場

◆天気:晴れ後曇り後雨

◆活動時間:10時間58分

◆活動距離:18.1km

◆累積標高上り/下り:2,486m/2,488m

※写真はすべて、M松さん提供

 

 

【概要】

一昨年の夏、雨で流れた東沢釜ノ沢東俣。

台風の影響の増水リスクを避けるため、土曜日を一日延期して決行。

天気予報では午前中は何とか天気がもつ予定。

結果的には、沢中では青空が見え、

雨も甲武信小屋に着いたところで降り出し、一昨年のリベンジができた。

 

5時10分、西沢渓谷駐車場到着。結構車が停まっている。

 

昨日、ホラ貝のゴルジュで一人行方不明になっていたので、

西沢山荘の前に警察がいた。

 

鶏冠尾根の登り口で渡渉し、登山道を進む。

ホラ貝のゴルジュでは、警察官が10数人捜索していた。

我々も今日の遡行は気をつけねばと心に誓う。

さらに進んで、山の神でも今日の安全遡行を祈願する。

 

さて、山の神の少し先の沢に下り、沢装備を装着。

青空が見える。モチベーションは高まる。

 

しばらくはゴーロを歩く。

釜の沢に左右から流れ込んでくる乙女ノ沢、東のナメ沢、西のナメ沢が素晴らしい。

 

(乙女ノ沢)

 

 

(東のナメ沢)

 

 

 

(西のナメ沢)

 

 

金山沢と釜の沢の分岐を右に進む。

(金山沢出合)

 

魚留の滝到着。

 

ここを左側から登る。

すると絶景で有名な千畳のナメが現れる。

自然が作り出す絶景。人の手では到底作り得ない神の領域の代物。

台風の影響か、前回釜の沢西俣の時より水量は多い。

 

 

 

 

 

天気が心配で先を急ぐ。まだ青空は見える。

 

両門ノ滝到着。豪快な滝が左右から流れ落ちてくる。

右側の滝の左岸灌木帯を登り、東俣に入る。

 

 

薬研(ヤゲン)の滝、8m斜滝を越え、

今日の核心部分はほぼ終わったので、昼飯のそうめんにする。

400gのそうめんをネギとミョウガを薬味に食べる。

普段なら食べない量だが、沢の水で冷やしたそうめんは絶品であり、

あっという間にたいらげてしまった。

旨い。やっぱ暑い夏はそうめんだな~。

 

更に先を進む。一瞬雨がぱらっときた。

 

沢から一段高いテン場適地がいたるところにあり、焚き火の後がいくつもある。

ただ、人気の高い沢で多くの沢屋が泊まっているためだろう、薪はあまりなかった。

 

更に進む。

ミズシ沢との出合を過ぎ、ゴーロや小さな滝を越え、

木賊沢との出合に到着。

(奥が釜ノ沢、手前が木賊沢)

 

釜ノ沢と木賊沢との間の灌木帯を少し登り、

釜ノ沢に下りると70mの大ナメ滝の途中に降り立つ。

ここから大ナメ滝を登るが非常に長く、疲れた体には応えた。

 

 

甲武信小屋に送水するポンプ小屋到着。

 

後は稜線まで整備された登山道を歩く。

 

稜線着。

少し下って甲武信小屋着。

バンザーイ。リベンジ大成功。

 

 

まさにその後すぐに、

時雨が降り始めてきたので屋根がある休憩スペースに避難。

 

カッパの上だけ着て下山する。

途中一時的に雨がやんだが後はずっと雨だった。

 

駐車場着。

雨が降ったが想定内であり、満足がいく沢だった。

 

 

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中央アルプス 正沢川本谷

2019-08-11 06:15:02 | 

★2019年8月11日(日)~12日(月)

 

◆目的地:中央アルプス 正沢川本谷

◆メンバー:hitoshiさん、NAKA-TAKA

◆コースタイム:(1日目)8:43林道終点駐車スペース~12:53キャンプ地

     (2日目)6:55キャンプ地~11:22稜線~16:28駐車スペース

◆天気:二日間とも晴れ

◆活動時間:13時間58分

◆活動距離:14.1km

◆累積標高上り/下り:1,995m/1,977m

 

 

【概要】

6年前(2013.7.13~14)に、正沢川細尾沢を遡行したが、

今回は前回と同じ細尾沢合流点でキャンプし、本谷を遡行した。

 

【1日目】

前回と違い、林道終点駐車スペースには一台も停まっていなかった。

100mくらい手前の駐車場には、10数台停めてあったが、

これは木曽駒ヶ岳に登る人達だろう。

北アルプスの山や有名な沢は混雑しているようだが、

やはり、ここはマイナーな中央アルプスの沢、

静かな沢登りや大自然に囲まれたキャンプ+お酒が楽しめそうだ。

 

沢装備を装着し出発。

(沢登りコースではなく、左の茶臼山コースを進む)

 

林道を30分ほど歩き入渓ポイント着。

最近は猛暑日が連続し、暑さにやられていたので、

渓流上を流れる風の涼しさが体にも心にも優しく気持ちいい。

 

今日も暑い、下界は猛暑日だろう。

風が涼しいといっても、やはり沢も暑いので水にどんどん入っていく。

気持ちいいー。最高だ。やはり夏は沢だな。

 

 

 

 

水は非常に澄んでいて、底が見えるが、魚影はない。

途中でhitoshiさんが竿を出すがあたりもない。

 

さらに進む。

たまに沢脇を軽く巻く。 

 

 

今回の沢は1日間の行程は短い。

それほど疲れずキャンプ場所に到着。

本谷と細尾谷の合流点。6年前を変わっていなかった。

 

Hitoshiさんがタープを張り、NAKA-TAKAが昼飯のそうめんの準備。

冷たい天然水で作ったそうめんは最高。

 

キャンプ用の流木は近いところで集めることができた。

やはりあまり人が入っていないようである。

 

焚き火に火がつき乾杯。

今日のアルコールは、

ビール4本、赤ワイン500ml、白ワイン500ml、日本酒900ml。

 

 

まずはビールと枝豆。

沢の水でゆでたての枝豆は最高にビールに合う。

自家製のキュウリに味噌をつけて食べるが、これも最高。

それから、豚バラと自家製のナスとピーマンを焼く。

 

 

ビールの後は、ワインと日本酒。 

NAKA-TAKAプロデュースのワインは、

白は、イケダワイナリーの樽熟甲州、

赤は、ダイヤモンド酒造のますかっとベーリーA PLUS。

hitoshiプロデュースの日本酒は大雪渓。

最高でした。

 

 

今日のメインは担々鍋。最後の締めはうどん。

2時から8時まで飲み大満足。

 

夜は涼しい風が吹いていて、

寒くもなく暑くもなく、虫もいず、熟睡できました。

 

 

【2日目】

朝5時にhitoshiさんに起こされた。熟睡だった。

既に火をおこしてくれていた。ありがとうございました。

 

野菜味噌ラーメンを食べ、7時に出発。

 

最初は綺麗な渓相だった。

 

 

 

しかし、途中から倒木がいたるところに現れちょっと興ざめである。

 

 

この沢のハイライトは15m大滝である。

ものの本では、15m大滝は左岸を高巻くとあったが、

その手前の滝の左岸の草付きを高巻かなければならなかった。

しかし、この草付きの高巻きは結構スリリングであった。

(この先の右の草付きを登る)

 

草付きの高巻きを過ぎると、15m大滝の高巻きにつながる。

そこでオオサンショウウオを発見。貴重だ。

(15m大滝)

 

 

何とか15m大滝も高巻き、先を進む。

上部は倒木も少なく渓相も素晴らしい。

 

 

 

(後ろに見える山は御嶽山)

 

 

最後のガレ場は結構いやらしかった。

 

ガレ場を過ぎると藪漕ぎである。

久しぶりの藪漕ぎは本当に疲れました。

 

(下に見えるは遡行してきた沢)

 

稜線着。

右に木曽駒ヶ岳、左に将棋頭山が見える。

(木曽駒ケ岳方面)

 

 (将棋頭山)

 

将棋頭山から茶臼山を経由して下山する。

 

 

 

上部はちゃんと整備されていたが、下部は廃道っぽくなっていた。

この登山道は、入渓ポイントに到着するが、橋がなく渡渉するしかない。

橋が復活しないかぎり利用する人は少なく廃道に近づくだろう。

 

久しぶりの山、またすごく久しぶりの沢は、本当に疲れました。

でも充実した濃密な2日間でした。

 

今回のお風呂は、信州きそふくしま代山温泉「せせらぎの四季(とき)」でした。

夕ご飯は、またも長野市篠ノ井の名店永楽の辛麻婆ラーメンと餃子でした。 

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