中隆の山遊記

登山、山スキー、沢、食べ物(特に日本ワイン、麺類、ご当地料理)等の趣味を随時更新

桑の木山~ネコブ山

2022-05-04 22:02:49 | 新潟の山

★2022年5月4日~5日

 

■目的地:桑ノ木山~ネコブ山(新潟県)

■メンバー:hitoshiさん、NAKA-TAKA

■コースタイム

【1日目】7:31三国川ダム展望台駐車場~8:15十字峡登山口~13:24桑ノ木山頂上(テン場)

【2日目】5:51テン場~7:40ネコブ山頂上7:54~9:28テン場9:49~13:26駐車場

■天気:1日目、2日目とも快晴

■登山概要 行動時間:13時間30分  

移動距離:21.8㎞ 

登り/下り:1661m/1680m

 

 

【概要】

≪1日目≫

例年であれば、ゴールデンウィークは山スキーであるが、

今年はHitoshiさんからのお誘いがあり、

残雪期にしか行くことができない山に登山に行くこととした。

 

目的はネコブ山。

岳人2002年4月号でマイナー12山になった渋い山である。

なんと、山と渓谷の今年の5月号にネコブ山が載っていたのに驚いた。

なお、我々がネコブ山に行こうと決めたのは、ヤマケイの記事を見る前である。

 

 

さて、早朝4時に、

長野自動車道の某所でHitoshiさんをピックアップし登山口へ向かう。

三国川ダム展望台駐車場には、2,3台停まっているだけである。

 

最初はダムの周遊路を歩く。

この道路も夏には車が通れるようになるようだが、

現在はまだ一部雪があり、倒木もあり荒れていて通行止めである。

 

十字峡のそばの給水管脇の管理道を登ることから本格的な登山が始める。

(現在地の矢印の上からの伸びる登山道の無い尾根を登る)

 

最初から急登、重い荷物が足に来る。

終了地点には管理小屋がありここで小休止。

阿寺山、八海山方面がよく見える。

 

 

(左奥が阿寺山、奥が八海山)

 

この先は、地図上登山道はないが、少しは物好きな登山者がいるので、

藪の凄いところもあるが、僅かであるが踏み跡はある。

所々で笛を吹き、熊に注意しながら登っていく。

 

やっと雪が現れる。

 

更に進むと尾根上も雪がつきだしたので、尾根通しで登る。

雪はザラメでアイゼンも必要ない。

(阿寺山と八海山)

 

(左奥が越後駒ケ岳、右が中ノ岳)

 

途中の景色に癒やされながらのんびり登っていく。

今日はハードではなく午後からの宴会に備え、水分を調整する。

(桑の木山方面)

 

今日のテント場の桑ノ木山頂上に到着。

絶景かな絶景かなである。

山頂は非常に平らで広い。

(右手前が桑の木山、真ん中奥がネコブ山)

 

先ずはビールを冷やし、

それから、テントは風を少しでもさけるため、笹の側に張る。

(八海山(200名山)、中ノ岳(200名山)、越後駒ケ岳(100名山))

 

さあ、雪で机と椅子を作り宴会開始。

まだ2時である。

ビールで乾杯。うまい、旨い、美味い。

 

(テント横にはなんと三角点あり)

 

今日の料理は、

キャベツと塩昆布の和え物、

ハンバーグ、

最後は山梨の名物ほうとうである。

 

チーズやスナックも食べながら、ビールからGI yamanashiの赤ワインと進む。

今日は気温もちょうど良く、風もなく、本当に宴会日和である。

 

締めのほうとうには、大雪渓(池田町の日本酒)がよく合う。

 

日暮れが近づいても無風であるので、夕暮れを存分に堪能する。

 

 

 

 

 

夜8時頃就寝。

夜中に起きたら天の川がよく見えた。

 

 

≪2日目≫

4時半頃起床。

寒くないので、外で朝食。

野菜たっぷりマルタイラーメンである。

 

要らないものをテントにデポし、アイゼンを装着し、ネコブ山を目指す。

 

途中で藪もあり少し大変なところもあったが、

周りの景色を楽しみながら登っていく。

雪がなくなれば藪藪なので遠い山になるのだろう。

 

 

(桑の木山と、その後方の越後三山)

 

稜線に登りあげると更に景色は最高となる。

(ぽつんと黒いのがネコのコブ)

 

ネコブ山のコブの上で記念撮影。

(右が巻機山(100名山)、左が谷川岳(100名山))

 

その後頂上を目指す。

マイナー12山登頂。

八海山や巻機山、遠くは平ヶ岳、武尊山、谷川岳まで見渡せる。

近くにはマイナー12山からもれた下津合山も見える。

(ネコブのコブと一緒に)

 

(右に下津川山、左奥に至仏山)

 

帰路も景色を楽しむ。

桑ノ木山頂上は、新潟の雲の平と言われることもあるとのことだが、

なるほど、周りには鷲羽岳や水晶岳に似た山もある。

 

(手前が雲の平、右が鷲羽岳、左が水晶岳といったところ)

 

テントをちゃちゃっと片付き、帰路につく。

 

 

久しぶりの登山で疲れましたが、充実した二日間でした。

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海谷渓谷~鋸岳

2021-11-07 21:24:00 | 新潟の山

★2021年11月6日(土)~7日(日)

 

◆目的地:海谷~鋸岳(1,631m 新潟県糸魚川市)

◆メンバー:hitoshiさん、NAKA-TAKA

◆コースタイム:(1日目)8:22海谷山峡パーク駐車場~9:50 732高地・海谷高地~11:40テン場

(2日目)8:09テン場~8:20尾根取り付き~10:35稜線~11:27鋸岳~13:09雨飾山荘駐車場

◆天気:二日とも快晴

 

 

【1日目】

 

最近この時期は南アルプス深南部に行っている。

今シーズンも、光岳~加加森山を考えたが、

天気予報では北の方面の天気が良いので海谷に行くことにした。

直前で南アルプス深南部の天気も好転したが、

既に南アルプス深南部に行くモチベーションはなくなっていたので、

当初の予定通り海谷にし、宴会モードで楽しむことにした。

 

朝6時、Hitoshi邸に着。

ジムニーで海谷を目指す。

海谷山峡パークまでも紅葉は素晴らしかった。

今年は紅葉の当たり年ということだが納得できる。

駐車場は2,3台しかの車が止まっていなかった。

 

さて出発。

最初は海谷渓谷に向かい、

対岸の岸壁の紅葉を愛でながら下る。

 

 

(カールマルクス岸壁)

 

先週Hitoshiさんがなめこを採りに来たときは水量が多かったようだが、

今日は土曜で一般の人も来るからか、水量は少なかった。

 

取水口横で渡渉し海谷に入る。

 

 

7年ぶりの海谷であり、沢靴が必要ということを忘れていた。

今日の渡渉はモンベルの登山シューズを履いたままで、

焚火で乾かすことにした。

 

何回か徒渉し、某沢になめこを探しに入った。

入口には岩魚が2匹ゆうゆうと泳いでいた。

 

今年はなめこが不良のようだが、Hitoshiさんが一カ所探し当てた。

大きななめこが沢山、今夜の宴会が豪華になる。

 

12時前に、富岡新道入口向かいにテントを張った。

7年前と同じような気がする。

 

 

さて、テントを張り、酒を川で冷やし、焚き木を探す。

焚き木が豊富かどうかで今日の夜が違うので頑張る。

 

さて一段落したところで、富岡新道を途中まで登りなめこを探すことにする。

なめこは十分あるが、いくら宴会モードと言ってもまだ早かったからだ。

 

最初から超急登であるが、空身であるので大丈夫。

が、明日は重荷であるのでそれを思うと気が滅入る。

1,000m地点付近まで登るがなめこはなく、帰還する。

 

焚火をはじめまずはビールで乾杯。

まず家から持ってきた白瓜の粕漬。

うーん、ビールに良く合う。

 

 

 

 

続いて湯豆腐。

体が温まりうまい。マジでうまい。

ビールによく合う。

 

次は水餃子。

これも体が温まり、当然ビールにも合う。

 

日本酒は大雪渓、ワインはサドヤのミュールシャトーブリアン(赤)。

このワインは天皇陛下も愛飲しているとか。

 

日も暮れてくると少し寒くなるが、

焚火が絶好調でそれほど寒くない。酒の影響も大だ。

 

今日の鍋は、濃厚白湯鶏肉野菜なめこ鍋だ。

溢れんばかりになめこをぶち込む。

 

 

 

 

 

最後はスコッチウイスキー。

 

至福の時だ。

9時消灯。

 

 

【2日目】

 

焚火には熾きが残っていたのですぐ火をつけることができた。

 

朝食は、鶏肉野菜なめこラーメンである。

 

 

さて、今日はHitoshiさんは往路を戻るが、

NAKA-TAKAは富岡新道を登り、鋸岳を登り、雨飾山荘に下山する。

Hitoshiが山荘駐車場まで車を回してくれる。感謝です。

 

さて、重い荷物を背負い、富岡新道を進む。

やはり急で大変だ。リュックに枝が引っ掛かる。

 

先を急ぐ。

1,150m付近で事件が起こる。

20mほど前方でガサガサという音がする。

鹿か何かか?ホームマウンテンの兜山では鹿に良く合う。

でも何か違う。

よく見ると木の間に黒い物体がいる。

これまでの経験で鹿であれば逃げるはずだがその物体は逃げない。

そこでピーンとくる。

熊だ。

どうしよう。

当然下山するのが良いのだろうが、

これから下山してHitoshiさんに追いつくのも無理である。

熊鈴を思いっきり鳴らして進めばクマが逃げるかもしれない。

ということで、今思えば無謀にも、鈴をリンリンならし歩き出した。

その瞬間、熊が木に寄りかかるように半立ちになる。

木の間から熊の顔が見える。

でかい。

これ以上刺激するとこっちに向かってくる。

まずい。

熊を睨みながら後ずさりをする。

後ずさりしながら、写真を撮りたい衝動にかられたが、

それをやったら襲われる可能性が高いのでやめる。

(意外と冷静。)

 

30mくらい下がったが熊が追ってこない。

こちらが怖いように熊も怖いのだろう。多分。

下山するか進むかをしばし考える。

熊が追ってこないこと、

これから下山してもHitoshiさんの出発に間に合わないこと、

等々を考え一応進んでみて様子を見ることにした。

ダブルストックを両手に持ち、カンカン連打しながら少しずつ登る。

熊が向かってきたら無駄であると頭の隅で思いながら進む。

 

先ほど熊を見つけた地点に来たが熊はいないようだ。

更に少しずつ進むが音もない。

更に進むが先ほど熊がいた場所にも熊はいなかった。

移動したのだ。

とりあえず一安心。

しかし、周りにいるような気がしてならない。

ストックをカンカン連打しながら、熊鈴をリンリン鳴らしながら進む。

 

登山道に沿って熊の足跡やお尻の後のようなものが落ち葉にある。

下ってきた時のものか、先ほどから登った時のものか。

後者であればこの先のどこかにいることになる。

(真ん中右に、熊のお尻の跡のような形に落ち葉がなっている。でかいよ)

 

そこで、首に笛をぶら下げていることに気づく。

これは使えるということで、でっかくピーピーという音を出す。

笛を鳴らして進み、10m程度進んだり、

カーブで先が見えない所では、ピーピー鳴らす。

これであれば熊と遭遇することはないだろうと前向きに考える。

 

倒木帯に来たところ、なめこがあるではないか。

できるだけ早く稜線に出ることが必要だが、

獲物が目の前にある。

周りを見て熊がいないことを確認し、なめこを採ることにした。

熊が俺の食べ物を捕るなとうなって襲ってこないことを祈る。

 

更に進む。標高からすると、

この先はHitoshiさんから、

なめこがよく出る倒木があるので必ず見てくれと言われた木がある。

どうしようか悩みながら進むと、それらしい木がある。

一見しただけではなめこはなかったが、

なめこは木の裏にもあると教えてもらっているので、

熊の恐怖はあったが、登山道をそれ木の周りを探した。

 

しかし、なめこはなかった。残念。

その後も熊の跡は登山道に沿ってあり、

笛をピーピー、ストックをガンガン、鈴をリンリン鳴らしながら進む。

まるでチンドン屋だ。

 

何とか稜線に着き一息ついた。

しかし、先週Hitoshiさんは稜線上で熊の足跡を見つけた

と言っていたので安心はできない。

 

(海谷山塊)

 

長居は無用。

鋸岳に向かい先を急ぐ。

途中には非常にいやらしい梯子がある。

7年前も今にも取れそうであったが今もそうだった。

梯子の下が固定されておらずブラブラしているのだ。

それもほぼ垂直で距離もある。

第一級の怖い梯子である。

 

何とか登り、先を急ぐ。

(海谷山塊)

 

(鬼ヶ面)

 

(白馬方面)

 

(右に鋸岳、左奥に焼山)

 

鋸岳到着。

焼山が雪化粧されている。

雨飾山も素晴らしい。

熊騒動があり、予想以上に時間がかかり、

このままコースタイムで下ったら、

Hitoshiさんとの待ち合わせ時間の13時を1時間以上過ぎてしまう。

(正面に焼山)

 

(左に雨飾山、右奥に白馬方面)

 

(手前の岸壁を下る)

 

 

最初の下りは長いロープがある。

それを過ぎると結構歩きやすい道なので、

トレラン張りに小走りに進む。

 

(右に鋸岳、左に鬼ヶ面)

 

(雨飾山荘への分岐)

 

 

沢を2カ所徒渉したが、狭いので濡れることはない。

渡渉後は結構細い道で急ぎにくかったできるだけ急ぐ。

(右上に鋸岳、左下に駐車場)

 

何とか5分遅れで駐車場着。

コースタイムの5割で到着。

 

下山後はHitoshiさん宅のそばにある大雪渓酒造で買い物。

純米吟醸を購入。

思いで深い山行となった。

 

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大谷ヒュッテ

2019-06-01 10:21:46 | 新潟の山

201961日(土)

 

◆目的地:大谷ヒュッテ(妙高山)

◆メンバー:Naka-Taka

◆コースタイム:5:52林道終点駐車スペース~8:48大谷ヒュッテ9:57林道終点駐車スペース

◆天気:曇り

◆活動時間:4時間5分

◆活動距離:9.2km

◆高低差:844m

◆累積標高上り/下り:2,563m2,554m

 

【概要】

昨年1231日の妙高・前山の山スキーでデジカメを落としてしまった。

落としたのは、GPSで現在地を確認した時であり、GPS上は夏道の上であった。

 

夏道を進み、GPSのログと重なる場所にデジカメがあると想定できるので、

デジカメ発見の可能性高し、と意気込み、デジカメの捜索に向かうことにした。

(結果としては見つからなかった。)

 

赤倉観光ホテル先の林道終点の駐車スペースに車を止め、

登山道(スキー場のゲレンデ)を登っていく。

途中から、ゲレンデ左の登山道を進む。

 

登山道には雪はほぼなく、沢に一部残雪があるのみであった。

 

問題の昨年12月のGPSのログと重なる部分に到着。

登山道には雪はなく、登山道脇の斜面は笹などに覆われている。

 

さて捜索開始。

GPSの画面を拡大すると、矢印が微妙に動く。

GPSの誤差は3mくらいあると聞いていたが、画面を拡大するとそれが実感できた。

うーん、これでは場所が特定できない。

そもそも昨年12月の時点で登山道上であったことも登山道脇かもしれない。

 

登山道脇の笹藪の中も何回も探すがついにデジカメは見つからない。

 

とりあえず、このまま登山道を上り、大谷ヒュッテに行くことにする。

この大谷ヒュッテは、以前、山好きー同好会で、山スキーで妙高山に行くとき一泊したところだ。

新潟県妙高市の所有で、布団セットが何セットかあり、

また利用したいと思っていた。

 

登山道を上って行くと、途中で舗装された林道にぶつかった。

地図を見ると、杉の原スキー場方面から伸びている道で、

大谷ヒュッテ隣にはヘリポートがあるので、それために整備されているのだろう。

しかし、如何せん興ざめである。

 

大谷ヒュッテ到着。

中は、きれいに片付けられていて、布団が15セットぐらいあった。

広さ的には1520人くらいが定員だろう。

山スキーではまた利用してみたいが、それ以外は利用することはないだろう。

(右がヒュッテ)

 

ヒュッテから徒歩1分くらいのところに水場あり。

沢なので枯れることはないだろう。

 

帰りにもデジカメの捜索をしたがやはり見つからなかった。

 でも、久しぶりの登山であり、それなりに楽しめました。

 

帰りは、長野市の名店(?)「永楽」に寄り、

ニラ味噌ラーメンと餃子を食べた。旨し。

コメント (2)
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火打山

2017-09-16 13:58:50 | 新潟の山

★2017年9月16日

 

⬛目的地:火打山(100名   2,461.8m)

⬛メンバー:単独

⬛コースタイム:5:28笹ヶ峰駐車場~7:21高谷池ヒュッテ~8:37火打山頂上~10:55焼山頂上~12:10富士見峠~15:08杉野沢橋~15:46笹ヶ峰駐車場

⬛天気:曇り

 

 

 

今年は天候不純のため夏の恒例の縦走もできなかった。

 

9月の連休でテント泊縦走を考えたが、台風のため難しい。

何とか初日だけは、しかも、長野、新潟方面は良さそうなので、火打山に行くことにする。

この山域は、山スキーでは良く行くが、夏は15年ぶりぐらいである。

 

さて、ただ火打山だけでは物足りないので、

焼山を縦走し、富士見峠から  真川沿いを下るコースをとり、

最後は林道を歩く周回コースとした。

 

笹ヶ峰の駐車場は、上の方はいっぱいだったので、

下の駐車場に停めた。登山届を提出しスタート。

 

最初は木道を進む。

 

その後十二曲がりを登り富士見平に到着。

ここから黒沢岳をトラバース気味に進む。

この辺りは山スキーでも良く通るので何となく覚えている。

 (正面に火打山、その左に影火打、焼山)

 

 

高谷池ヒュッテ到着。

紅葉はまだだが、湿原は秋めいている。

(正面に火打山) 

 

(左に見えるのが高谷池ヒュッテ)

 

天狗の庭の湿原も素晴らしかった。

(正面が火打山)

 

(逆さ火打山) 

 

最後の急登を頑張り頂上到着。

台風の影響かく雲が多かったが、まだ雨が降る気配はない。

 

(正面奥が妙高山、その右が黒姫山)

 

(右が焼山、左奥が白馬連峰)

 

(焼山北面台地)

 

(白馬方面)

 

さて、焼山の向けて出発。

影火打を過ぎ踏みあとの薄くなった道を進む。

昭文社の地図では破線である。

(影火打から焼山への縦走路)

 

焼山へ向かうにつれ藪が濃くなってくる。

これは下山して分かったことだが、

焼山周辺1㎞は、噴煙が少し高くなったということで規制されていたみたいだ。

私が持っていた地図は2009年のもので規制の記述はなかった。

どうりで登山道が籔化しているわけだ。

(影火打(裏から))

 

特に焼山のコルの辺りから焼山の登りの途中までの道が不明瞭で、

引き返そうと思った時もあった。

木や草をかき分け、木をつかみ体を持ち上げ、

時には引き返し、それでも何とかルートファインデョングし切り抜けた。

(焼山)

 

途中からは藪がなくなり草、砂・岩となり、

登山道も少し分かりやすくなった。

(影火打と火打山)

 

稜線到着。非常に疲れました。

噴煙は特に上がっていなかった。

(稜線)

 

(日本海が見える)

 

(裏金山、金山。右奥に雨飾山)

 

先は長く、この先の藪も心配なので、

少しだけ休憩し出発。

 

頂上はからは砂と岩のミックスした砂礫地帯を抜けると

また草ヤブ地帯になるが、笹倉温泉登山道分岐点まではピンクテープがしっかりついていた。

 

途中で泊岩があったが、岩をくりぬいて泊まれるようにしたものだった。

 

泊岩分岐地点に到着。

 

ここから富士見峠までが今回一番ルートファインディングが難しかった。

稜線に向かいちょっと進みすぐトラバースするが、その先が不明瞭この上なく、

昭文社の地図では10分とあるが全然着かず、分岐点に引き返そうとした。

が思いとどまり、地図とコンパスと辺りの地形で確認し、

この道が正しいと確信しその先に進み何とか富士見峠に到着。

GPSを持ってこなかったことは反省だ。

 

(地獄谷源頭)

 

富士見峠から杉野沢橋への下山道も不明瞭だったが、

わずかだが木が切ってあったりして整備しているようであった。

火山の規制が終わるまでなにもしないと登山道は消えてしまうので、

少しでも整備している人でもいるのだろうか。

(一応登山道)

 

しかし、草は登山道を覆っていて、

地面の凹凸が見にくく慎重に下らなければならなかった。

 

沢の渡しょうも4回あり、2回は靴を脱いだ。

 

やっとこさ杉野沢橋到着。

ここに登山規制の看板があり、火口から1㎞圏内は2015年から規制中とのこと。

地図は新しいものでの確認が必要と思った。反省。

 

最後は林道を歩いて駐車場まで戻った。

久しぶりの長時間山行、完全燃焼でした。

 

※このまま規制が続くと廃道の恐れがあります。

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駒ヶ岳~鬼ヶ面山~鋸岳

2014-10-11 00:01:03 | 新潟の山

★2014年10月11日(土)~12日(日)

 

◆目的地:駒ヶ岳(1,487.4m)~鬼ヶ面山(1,591m)~鋸岳(1,631m) (新潟県糸魚川市)

◆メンバー:hitoshiさん、中隆

◆コースタイム:(1日目)8:30三峡パーク駐車場~10:14駒ヶ岳頂上10:35~11:54鬼ヶ面山~12:40海谷への分岐~13:50テン場

     (2日目)7:53テン場~9:53稜線~10:54鋸岳11:14~11:53海谷への分岐12:03~13:30テン場14:10~16:10三峡パーク駐車場

◆天気:快晴

 

【概要】

【1日目】

・当初は谷川岳の東黒沢~ウツボキ沢であったが、台風19号の影響が心配されたため、比較的天気が良さげな海谷渓谷へと変更。

・ある事情があり、中隆は駒ヶ岳~鬼ヶ面山を縦走し、海谷への下山道と海谷が合流する地点のテン場に向かい、直接テン場に向かうhitoshiさんと合流する計画。

・海谷のテン場には予定時刻に無事合流できた。

・海谷では1パーティーが鬼ヶ面山方面から縦走してきたが、そのまま下山し、我々だけの静かなキャンプを楽しめた。

 

【2日目】

・昨日下山した登山道を登り、後は稜線を鋸山へ向かう。

・この稜線には鋸岳へはロープ、梯子が多く、特に1カ所がかなりの難所。

・鋸岳からの山スキーでも行ったことがある焼山・昼闇山や雨飾山方面の景色は最高だった。

・最後で晴天に恵まれ最高な2日間だった。

 

【山行記録】

【1日目】

朝7時に白馬村役場に集合。

車1台で海谷三峡パークに向かう。

 

さあ、中隆は駒ヶ岳~鬼ヶ面山経由で海谷渓谷テン場に向かうので、急いで出発。

テン場は鬼ヶ面~鋸岳稜線から海谷渓谷への登山道と海谷渓谷の合流地点。

集合時間は14時。

 

駒ヶ岳への登山道は結構急傾斜。

紅葉もぼちぼち始まっていた。

 

何とか休憩なしで駒ヶ岳山頂着。

360度の展望、絶景かな絶景かな!

(駒ヶ岳山頂。奥右の尖っているのが阿弥陀山。その隣が烏帽子岳)

 

 

 

(左手前が鬼ヶ面山。左奥が焼山、右奥が 雨飾山)

 

さあ、先を急ぐ。

駒ヶ岳から大きく下り、一度登り返す。

(奥は白馬方面)

 

その後再度大きく下るが、ここにロープの難所がある。

記録では懸垂下降で降りる人もいるとのこと。

腕力がない女性にはその方が無難かも!

(正面奥が 鬼ヶ面山)

 

(右手前が鬼ヶ面山。正面奥が焼山、その隣が火打山、昼闇山、鉢山)

 

(駒ヶ岳)

 

(尖っているのが阿弥陀山、左が烏帽子岳)

 

登山道は鬼ヶ面の北の山頂(角)は西を巻いてそのまま海谷への分岐に向かっていく。

しかし、南の角への踏み跡があるので進んでみたところ、南の山頂(角)に登れた。

景色はここも最高。ここは登っておくべきである。

 (鬼ヶ面山(北角)、その右に烏帽子岳、阿弥陀山)

 

 (右奥が雨飾山)

 

(正面手前が鋸岳。その奥に焼山、その隣に火打山、昼闇山)

 

さあ、先を急ぐ。

(鬼ヶ面山(南角と北角))

 

海谷への分岐は、鬼ヶ面山からの最低鞍部ではなく、最低鞍部を少し登ったところにある。

標識もあり、登山道も明瞭である。

 

登山道は途中少し不明瞭な地点があるが概ね問題はない。

途中、ナメコを発見。今日のすき焼きに入れよう。楽しみだ。

 

(海谷渓谷(北方面))

 

(海谷渓谷(南方面))

 

何とか14時前にテン場に到着。

何と、テントが張ってあるだけでなく、薪まで集めてあり、火も付いていた。

Hitoshiさんは11時にテン場に着き時間があったのでとのこと。

ありがとう、hitoshiさん。

 

さて、ビールで乾杯。

続いて山梨県産の赤ワイン、日本酒と進む。

カブの漬け物、キャベツの塩昆布・ごま油和えを肴に飲む。

今日の夕ご飯のメインはすき焼き(卵付き)。

 

最後はうどんで〆。満足しました。

19時50分就寝。

 

 

【2日目】

今日の朝飯は野菜入りマルタイラーメン+餅。

 

ナメコを探しなら、昨日下った登山道を稜線目指して登る。

何カ所かでナメコを発見。家へのお土産ができた。

 

鋸岳の稜線は、梯子、ロープが多い。

稜線の核心部は、今にも取れそうな古い長い梯子がある部分。

少し怖かったが特に問題はない。

 

(鬼ヶ面方面)

 

(左手前が雨飾山。右奥が白馬方面)

 

(奥は白馬方面から栂海新道方面)

 

(右が鋸岳。左奥が焼山)

 

鋸岳頂上着。狭い頂上である。

活火山である焼山や雨飾山が迫ってくるようだ。

(正面が雨飾山)

 

 (左が焼山。二つの大きな谷は海谷右股、左股)

 

(烏帽子岳、阿弥陀山、鉢山をバックに)

 

さあ、先を急ぐ。

(鬼ヶ面山方面)

 

下山もナメコを見つけた。

 

テン場着。

テントを回収して、海谷を渡渉を何回も繰り返しながら進む。

 (海谷渓谷)

 

取水場先は一般の登山道だが、1カ所渡渉する場所があるが水量が多くて少しびびりました。

この渡渉が今回の核心部分でした。

 

中隆は早く帰る必要があり、今回のお風呂はなしだった。

 

 

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